全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.05 8月27日 SUGO
RACE DATA
■大会名称:2006全日本ロードレース選手権第5戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2006年8月27日(日)
■会場:宮城県スポーツランドSUGO(3.737km) ■観客: 10,500人
■天候:曇 ■温度:24度 ■コース:ドライ
■周回数:25周 ■出走台数:35台 ■完走台数:26台
■PP:秋吉耕佑(スズキ/1分28秒327)
■FL:秋吉耕佑(1分28秒388)
REPORT
YZF-R1の中須賀克行、転倒リタイヤに終わる
全日本ロードレースは、約3ヵ月のインターバルを置いて、シリーズ第5戦がスポーツランドSUGOで開催された。YPS&プレストレーシングからYZF-R1で出場の中須賀克行は、予選9番手発進、決勝は好スタートをきるも8周目に転倒しリタイヤに終わった。
26日(土)の公式予選で1分29秒185を記録した中須賀は、9番グリッドからのスタート。「1分28秒台を狙っていた」と中須賀は語るが、クリアラップのタイミングもあり、僅かながらに目標タイムには届かなかった。しかし昨年の中冨伸一が記録した1分30秒284を大きく上回るタイムで、決勝に向けて期待が集まった。
決勝レース、中須賀は抜群のスタートをきると一気に順位を上げてオープニングラップを5番手で戻ってくる。このときトップに立っていた辻村猛(ホンダ)は、その後に独走態勢に入り、中須賀は渡辺篤と秋吉耕佑(ともにスズキ)、伊藤真一(ホンダ)と2位争いを展開。しかし上位陣のラップタイムが上がり、レースが動き始めた8周目、中須賀はシケインで転倒し、そのままリタイヤとなった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 37'18.958 |
2 | 伊藤 真一 | KEIHIN KoharaR.T. | Honda | 37'22.951 |
3 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 37'23.132 |
4 | 秋吉 耕佑 | ヨシムラスズキ with JOMO | Suzuki | 37'23.191 |
5 | 山口 辰也 | ホンダドリームカストロールRT | Honda | 37'23.966 |
6 | 亀谷 長純 | Team 桜井ホンダ | Honda | 37'39.531 |
7 | 手島 雄介 | F.C.C.TSR | Honda | 38'00.129 |
8 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 38'00.625 |
9 | 徳留 和樹 | ホンダドリーム無限RT | Honda | 38'13.579 |
10 | 今野 由寛 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 38'41.335 |
11 | 野寄 真二 | ホンダ浜友会浜松エスカルゴ | Honda | 38'47.175 |
12 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 37'32.949 |
13 | 森井 威綱 | BATTLE FACTORY | Honda | 37'33.345 |
14 | 柚木 伸介 | Honda鈴鹿レーシングチーム | Honda | 37'38.878 |
15 | 本田 晃司 | Team江上&ファクトリーヒロ | Suzuki | 37'43.448 |
16 | 山中 正之 | Tele’ウルフマン& ヨシハルMCR | Honda | 37'56.537 |
17 | Alex Camier | モリワキMOTULレーシング | Honda | 37'59.924 |
18 | 西 浩史 | 24R工房のむら | Yamaha | 38'18.347 |
19 | 向井 伸之 | TEAM Z-TECH | Suzuki | 38'40.195 |
20 | 横張 好拡 | クオリティオート&モトラボEJ | Yamaha | 38'48.939 |
22 | 後藤 高秀 | GBS Racing | Yamaha | 37'30.458 |
24 | 高原 昌幸 | EISHINレーシング | Yamaha | 37'32.014 |
25 | 樋口 幸博 | T・モトキッズ | Yamaha | 38'02.261 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 伊藤 真一 | Honda | 80 |
2 | 渡辺 篤 | Suzuki | 77 |
3 | 秋吉 耕佑 | Suzuki | 54 |
4 | 出口 修 | Honda | 52 |
5 | 山口 辰也 | Honda | 52 |
6 | 柳川 明 | Kawasaki | 45 |
11 | 中須賀 克行 | Yamaha | 28 |
COMMENT
中須賀克行選手談(リタイヤ)
「予選を終えた段階で、ライバルのタイムが予想以上に良かったために、苦しい展開になることは覚悟していた。だから、スタートで前に出ようと集中していて、オープニングラップから数周は、いい形でレースができた。しかし、その後はやはり厳しい展開となり、攻める気持ちが空回りしてシケインでの転倒に繋がってしまい、これが反省点。シリーズ戦は残り岡山国際と鈴鹿の2レースになりましたが、もう一度自分のいい面を活かすセッティングや、乗り方を見直して表彰台を狙いたいと思っています」
水谷清孝テクニカルディレクター談
「金曜日の走行から、コンディションに合わせたセッティングを探したが、なかなか手応えのあるセットを見つけることができなかった。転倒は、コーナー進入で無理をしてしまったことが原因。トップグループを走れるように、今後は違うアプローチでマシンを仕上げるなど、いろいろな部分を見つめ直す必要がある。残りの2レースで形にしたいし、結果を残してもらいたい」
菊田洋一監督談(YSP福島)
「今回は約20名の応援団を結成してきました。高速道路を使って1時間くらいですね。スポーツランドSUGOに来るのは10年ぶりくらいですが、実は以前レースで走った経験もあります。こうしてスターティンググリッドにつくと、少々血が騒ぎますね。今回は転倒・リタイヤという結果になりましたが、これに屈せずに残り2レースを頑張って欲しいと思います」