全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.03 5月14日 筑波
RACE DATA
■大会名称:2006全日本ロードレース選手権第3戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2006年5月14日(日)
■会場:茨城県・筑波サーキット(2.070km) ■観客数:11,500人
■天候:曇り ■温度:18.3度 ■コース:ドライ
■周回数:30周 ■出走台数:36台 ■完走台数:29台
■PP:伊藤真一(ホンダ/1分01秒091)
■FL:伊藤真一(56秒466)
REPORT
YZF-R1の中須賀克行、接触転倒でリタイヤに終わる
YZF-R1を駆るYSP&PRESTOレーシングの中須賀克行は、決勝3周目の第1ヘアピンで他車に接触されて転倒し、リタイヤに終わった。
昨年、一昨年の筑波大会では中冨伸一がYZF-R1で連覇しており、YSP&PRESTOレーシングの3連覇に注目が集まった今大会。金曜日の走行会では、56秒537を記録して総合2番手につけた中須賀は「筑波サーキットではYZF-R1のハンドリングの良さが特に活かされる」と好感触を強調。土曜日の予選はウェットとなったが、中須賀は予選A組で2番手の1分01秒590をマーク。予選B組との総合でグリッドは6番手となり決勝に向けて手応えを掴んでいた。
決勝日の天候は晴れ。午前に行われたウォーミングアップランで、中須賀はMCコーナーで転倒を喫するが、「新しいトライをしていて転倒してしまいました。ケガはありません」とまったく集中力を途切れさせていない様子。迎えた決勝では、1?2周目を6位で終え反撃に転じようとした矢先の第1ヘアピンで追突される形で転倒し、そのままリタイヤとなってしまった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 28'43.772 |
2 | 伊藤 真一 | KEIHIN KoharaR.T. | Honda | 28'43.932 |
3 | 山口 辰也 | ホンダドリームカストロールRT | Honda | 28'46.546 |
4 | 秋吉 耕佑 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 28'54.265 |
5 | 小西 良輝 | team HARC-PRO. | Honda | 28'56.076 |
6 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 29'04.225 |
7 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 29'04.367 |
8 | 須貝 義行 | PANTHERA PLOT | Ducati | 29'10.311 |
9 | 手島 雄介 | F.C.C.TSR | Honda | 29'10.395 |
10 | 山中 正之 | Tele’ウルフマン&ヨシハル | Honda | 29'32.259 |
11 | 高橋 孝臣 | MOTOBUM HONDA | Honda | 29'42.323 |
12 | Alex Camier | モリワキMOTULレーシング | Honda | 28'44.718 |
13 | 苅田 庄平 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 28'49.590 |
14 | 畠山 泰昌 | Team IHY B.B. | Honda | 28'50.555 |
15 | 森井 威綱 | BATTLE FACTORY | Honda | 28'52.060 |
16 | 川上 智彦 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 28'59.462 |
17 | 五十嵐 明弘 | TeamVerity | Honda | 29'02.767 |
18 | 今野 由寛 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 29'03.084 |
19 | 下地 申悟 | ウルフマン&Tヨシハル&鉄馬 | Honda | 29'06.965 |
20 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 29'07.092 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 渡辺 篤 | Suzuki | 52 |
2 | 伊藤 真一 | Honda | 43 |
3 | 出口 修 | Honda | 37 |
4 | 山口 辰也 | Honda | 30 |
5 | 柳川 明 | Kawasaki | 28 |
6 | 秋吉 耕佑 | Suzuki | 26 |
7 | 小西 良輝 | Honda | 25 |
8 | 中須賀 克行 | Yamaha | 22 |
COMMENT
中須賀克行選手談(リタイヤ)
「筑波大会では、先輩の中冨選手が連覇をしているし、事前テスト等でのフィーリングも良かったので、上位をねらっていました。それだけに、リタイヤという結果は残念です。左足を痛めた程度で、大きなケガはありません。次戦は地元のオートポリスなので、気持ちを入れ替えて臨みます」
水谷清孝テクニカルディレクター談
「接触での転倒なので本当に残念な結果。事前テストからレースウイークでは、天候の変化でコースコンディションが変わるという難しい状況でしたが、うまく対応できました。次戦のオートポリスは、再びチームの結束力を高めて挑みます」
岸利行監督談(YSP三郷)
「チーム、ライダーの気迫が伝わってきていただけに転倒は残念な結果。ただ、中須賀選手にケガがなかったのが救いです。今回は20名ほどの応援団を結成しましたが、スタッフのみなさんがとてもアットホームなので、チームの仲間に入れた感じでみんな感激。これからも応援しますので、ぜひとも頑張ってください」