全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.02 4月16日 鈴鹿2&4
RACE DATA
■大会名称:2006全日本ロードレース選手権第2戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2006年4月16日(日)
■会場:鈴鹿サーキット ■観客:29,000人
■気温:16.6度 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■周回数:17周 ■参加台数:66台 ■出走台数:44台
■PP:秋吉耕佑 (スズキ/2分23秒233)
■FL:秋吉耕佑 (2分09秒643)
REPORT
YZF-R1の中須賀克行、2戦連続で5位入賞
決勝は2周目、S字コーナーで沸き水がコースに流れはじめ、首位走行中の秋吉耕佑(スズキ)を含む複数台が転倒して赤旗中断。再スタートで17周の決勝が行われ、YZF-R1を駆るYSP&PRESTOレーシングの中須賀克行が開幕戦同様の5位でフィニッシュした。
15日(土)の予選を前に金曜日に行われた合同走行、この日は強風で気温も低くタイムを出すには好条件とはいえなかったが、中須賀は2分10秒053を記録してトップタイムを記録。「テストでは2分9秒台が出ているので満足はしていません。でもいい感じで予選・決勝を迎えられます」と決意を語る。ウェットとなった土曜の予選、中須賀は予選B組で6番手のタイムを記録。ただ路面状況が予選A組と差異が生じたことから、グリッドは予選両組から交互に頭どりとなり中須賀は3列目12番手グリッドとなる。
「グリッドは3列目ですが、スタートは得意なのでまず第1コーナーまでに順位を挽回したい」とコメントしていた中須賀は、仕切り直しとなった17周の決勝、好スタートで1周目を7番手で通過。その後、渡辺篤(スズキ)、伊藤真一(ホンダ)、秋吉がトップグループを形成、中須賀は山口辰也、辻村猛(いずれもホンダ)と激しい4位争いを展開。9周目まで中須賀は1秒以内に山口を捉えるが、11周目以降でその差がジワリと開きはじめてしまい、結局中須賀は、優勝の伊藤、そして渡辺、山口、秋吉に次ぐ5位でのチェッカーとなった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 伊藤 真一 | KEIHIN KoharaR.T. | Honda | 37'16.356 |
2 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 37'18.475 |
3 | 山口 辰也 | ホンダドリームカストロールRT | Honda | 37'18.719 |
4 | 秋吉 耕佑 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 37'19.491 |
5 | 中須賀 克行 | YSP&PRESTOレーシング | Yamaha | 37'24.927 |
6 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 37'35.610 |
7 | 亀谷 長純 | Team 桜井ホンダ | Honda | 37'41.374 |
8 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 37'41.535 |
9 | 小西 良輝 | team HARC-PRO. | Honda | 37'42.383 |
10 | 徳留 和樹 | ホンダドリーム無限RT | Honda | 37'56.861 |
11 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 37'59.419 |
12 | 須貝 義行 | PANTHERA PLOT | Ducati | 38'05.482 |
13 | 手島 雄介 | F.C.C.TSR | Honda | 38'11.480 |
14 | 波多野 裕樹 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 38'30.769 |
15 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 38'30.846 |
16 | 畠山 泰昌 | Team IHY B.B | Honda | 38'31.320 |
17 | 新垣 敏之 | WINSUZUKIVANGSX | Suzuki | 38'41.208 |
18 | 下地 申悟 | ウルフマン&Tヨシハル&鉄馬 | Honda | 38'55.404 |
19 | 名倉 嘉一 | ホンダ浜松エスカルゴ | Honda | 38'55.611 |
20 | 鈴木 慎吾 | MOTO WIN RACING | Honda | 38'55.911 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 渡辺 篤 | Suzuki | 32 |
2 | 柳川 明 | Kawasaki | 28 |
3 | 出口 修 | Honda | 27 |
4 | 伊藤 真一 | Honda | 26 |
5 | 中須賀 克行 | Yamaha | 22 |
6 | 徳留 和樹 | Honda | 19 |
COMMENT
中須賀克行選手談(5位)
「今回は、金曜日の強風と低い温度、土曜日のウェット、決勝日朝のフリー走行でのウェット、決勝のドライと、とにかく目まぐるしくコースコンディションが変わり、それぞれに対応しなくてはならず、とても勉強になりました。ただ、やはり予選順位が悪かったことと、スタート直後の1?2周でのペース配分が課題だと分かりました。次の筑波は、YZF-R1とは相性がいいので、予選から攻めていきたいと思っています」
水谷清孝テクニカルディレクター談
「開幕戦と同じ5位なので、少なくとも後退はしていないということ。この2レースは、とても複雑なコンディションでしたが、チームとしては、色々なことを学ぶとともに、さらに上を目指すのに必要なものが明確になりました。次戦の筑波は、YZF-R1と相性がいいコースなので、一発を狙います」
水野靖久監督談(YSP清洲代表)
「私自身ロードレースが大好きですが、今回は素晴らしいレースを見せてもらいました。強豪が多い中での5位は立派です。鈴鹿では今後、鈴鹿300km、鈴鹿8耐、全日本最終戦があるので、またお客さんと一緒に応援に来ます」