全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.02 4月17日 鈴鹿2&4
RACE DATA
■大会名称:2005全日本ロードレース選手権第2戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2005年4月17日(日)
■会場:鈴鹿サーキット ■観客:34,000人
■気温:20.1度 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■周回数:17周 ■参加台数:58台 ■出走台数:44台
■PP:伊藤真一 (ホンダ/2分09秒211)
■FL:伊藤真一 (2分09秒916)
REPORT
中冨伸一が3位表彰台
予選で従来のレコードを上回る2分09秒881をマークしたYSP&PRESTOレーシングの中冨伸一。ポールポジションは2分09秒211を記録した伊藤真一(ホンダ)のものとなったが、セカンドグリッドから決勝レースのスタートを待つことになった。
決勝は、辻村猛(ホンダ)の好スタートで始まり、渡辺篤(スズキ)、そしてヤマハYZF-R1を駆る中冨の順でオープニングラップを終える。2周目に入ると、スタートで出遅れた伊藤が順位を挽回して2番手に浮上。中冨は伊藤に抜かれたものの、渡辺を交わして3番手の順位は変わらない。3周目の130Rでは、伊藤が辻村をパスしてトップに立ち、その後はしばらく伊藤を先頭に辻村、中冨の順で周回が重ねられていく。
そして12周目の第1 コーナーでは、中冨は山口辰也(ホンダ)に抜かれて4番手に順位を落とすが、14周目のシケイン入口で中冨は辻村をパスすると、再び順位を3位に戻す。この後、周回遅れが出現すると、中冨を含めた上位陣のペースは一様に落ち始めてしまい、結果、伊藤、山口、中冨の順位のままチェッカーを受けた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 伊藤 真一 | ホンダドリームRT | Honda | 37'05.128 |
2 | 山口 辰也 | ホンダドリームカストロールRT | Honda | 37'05.867 |
3 | 中冨 伸一 | YSP&PREST レーシング | Yamaha | 37'08.300 |
4 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 37'09.867 |
5 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 37'23.750 |
6 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 37'28.426 |
7 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキジョモスリクソン | Suzuki | 37'33.565 |
8 | 松戸 直樹 | モリワキMOTULタイガーレーシング | Honda | 37'41.471 |
9 | 浜口 俊之 | ホンダドリームM-TEC RT | Honda | 37'48.864 |
10 | 安田 毅史 | Team HARC-PRO | Honda | 37'49.101 |
11 | 亀谷 長純 | チーム 桜井ホンダ | Honda | 37'53.272 |
12 | 中須賀 克行 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 38'09.772 |
13 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 38'10.721 |
14 | 須貝 義行 | TeamPanteraPLOT | Ducati | 38'20.110 |
15 | 今野 由寛 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 38'20.170 |
16 | 八木 孝弘 | 伊藤RACING・GMDスズカ | Yamaha | 38'21.363 |
17 | 畠山 泰昌 | WMP RACING ポチット | Honda | 38'21.504 |
18 | 新垣 敏之 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 38'22.155 |
19 | 野田 弘樹 | チームヨシハル四日市 | Honda | 38'26.628 |
20 | 東村 伊佐三 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 38'26.838 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 伊藤 真一 | Honda | 40 |
2 | 柳川 明 | Kawasaki | 28 |
2 | 辻村 猛 | Honda | 28 |
4 | 渡辺 篤 | Suzuki | 22 |
5 | 出口 修 | Honda | 21 |
6 | 山口 辰也 | Honda | 17 |
6 | 松戸 直樹 | Honda | 17 |
8 | 中冨 伸一 | Yamaha | 15 |
9 | 中須賀 克行 | Yamaha | 14 |
14 | 八木 孝弘 | Yamaha | 6 |
16 | 西 浩史 | Yamaha | 5 |
20 | 岸本 直樹 | Yamaha | 1 |
COMMENT
中冨伸一選手談(3位)
「スタート直後の第1コーナーの順位は問題なかったけれど、そこから思うようにペースを上げられなかった。開幕戦ではオープニングラップで転倒・リタイアとなっているので、今回はジックリと攻める予定でしたが、予想以上に周りのペースが速くて、レース終盤はさすがに厳しかったです。しかし、表彰台に立つことができたので、次の筑波はいい形で迎えることができます。去年の筑波では優勝しているし、それ以前のレースでも表彰台に立っているので、もちろん優勝目指して頑張ります」
高橋和裕テクニカルディレクター談
「ポールポジションこそ逃しましたが、2分09秒台の設定タイムをクリアできました。決勝レースでは、マシントラブルが出てしまいましたが、そうしたなかで3位表彰台を獲得できたので、最低限のリザルトを残すことができたと思っています。次戦は、中冨選手が得意としている筑波なので、改めてチーム一丸となって結果に結びつけたいと思っています」
桑野豊監督談(YSP伏見代表)
「ものすごい迫力が伝わってきました。中冨選手が3位になれたことは大変うれしく思っています。しかしまだ上のポジションがありますので、次回はぜひとも優勝してもらいたい。今回は30~40人の応援団を結成して、朝5時に京都を出発して来ました。みなさん十分に楽しんだようです。鈴鹿サーキットでは、今後鈴鹿300km、鈴鹿8耐、秋の全日本がありますが、お店のお客さんとともに中冨選手を応援します。チャンピオン目指して頑張ってもらいたいと思います」