全日本モトクロス選手権 IA2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。
Rd.04 5月14日 中国
RACE DATA
■大会名称:2006全日本モトクロス選手権 第4戦中国大会
■カテゴリ:IA2クラス
■開催日:2006年5月14日(日)
■開催地:広島県/世羅グリーンパーク弘楽園
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ
REPORT
YZ250FMを駆る尾崎が両ヒートで4位を獲得!
2006年全日本モトクロス選手権・第4戦中国大会が5月14日(日)、グリーンパーク弘楽園(広島県)にて開催された。土曜日雨の中で行われた予選レースでは、YZ250FMを駆る尾崎友哉がトップ通過を果たし決勝レースを迎えた。
ヒート1、YZ250Fを駆る坂下堅記がホールショット。続いて小島庸平(S)、井上眞一(K)、須田純(K)が後方につける。尾崎も7番手あたりで1コーナーを通過する。その後、混戦の中で順位は入れ替わり、2周目には小島、井上、平田優(K)、坂下、星野裕(S)、須田、尾崎というオーダーとなる。レース序盤は、上位3人が後方を引き離しながら周回を重ねる。尾崎はその上位に負けないペースを保ち、3周目に須田、5周目には坂下、7周目には星野をかわし、4番手にポジションを上げさらに上位に迫る。
トップ3は7周目に小島がフープスで転倒し、これを井上、平田がパス。さらに9周目に平田がトップを奪うと、そのままスパートしトップでフィニッシュとなった。2番手グループは小島を先頭に、井上、尾崎、後方から追い上げてきた勝谷武史(H)の4人でバトルを展開する。そして11周目、フープスで井上が脱落。14周目には勝谷が尾崎をかわして3番手に上がると、15周目に小島をかわし2番手となる。そしてラストラップ、ミスした勝谷をかわして小島が再び2番手に上がり、そのまま2位小島、3位勝谷、4位尾崎の順でゴールとなった。
ヒート2、スタートでトップに立ったのは井上、続いて平田、中堀敏宏(H)、須田、小島がトップ集団を形成し1周目に突入。2周目に入ってのオーダーは、井上、平田、須田、小島となり、同周に小島が3番手に浮上。尾崎は13番手と出遅れるが、10番手まで挽回し2周目を終える。4周目、平田が井上に変わりトップに浮上。5周目には小島が2番手に上がり平田の追撃を開始する。しかし平田は小島を寄せつけず、逆に引き離していくと、そのまま独走でヒート1に続きトップでゴールとなった。2位には小島、3位には後方から追い上げてきた勝谷が入った。
尾崎は3周目以降も確実に順位を上げ9周目に7番手まで浮上するが、10周目に転倒して9番手まで後退してしまう。しかし挽回し最後は4位でチェッカーを受けた。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 平田 優 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'47.589 |
2 | 小島 庸平 | Team SUZUKI | Suzuki | 33'51.028 |
3 | 勝谷 武史 | SEKI Racing MotoRoman | Honda | 33'51.997 |
4 | 尾崎 友哉 | Jubilo RT | Yamaha | 33'55.702 |
5 | 加藤 吏一 | TEAM GREEN | Kawasaki | 34'15.044 |
6 | 坂下 賢記 | クラブヤマハTEAM KOH-Z | Yamaha | 34'43.020 |
7 | 須田 純 | グリーンクラブジュニアライダーズ | Kawasaki | 34'43.622 |
8 | 深田 卓哉 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 34'45.513 |
9 | 新井 宏彰 | グリーンクラブPark神戸RT | Kawasaki | 34'46.032 |
10 | 井上 眞一 | K.R.T. | Kawasaki | 35'05.484 |
11 | 深谷 広一 | SEKI Racing MotoRoman&ホンダ学園 | Honda | 35'05.800 |
12 | 渡辺 学 | 茨城土浦レーシング | Yamaha | 35'24.757 |
13 | 津山 静雄 | グリーンクラブ京都ボブキャット&Agip | Kawasaki | 35'32.027 |
14 | 星野 裕 | Team SRM | Suzuki | 35'44.054 |
15 | 中堀 敏宏 | TEAM HAMMER | Honda | 35'53.118 |
16 | 杉尾 寿城 | TEAM H.S.F | Honda | 35'57.589 |
17 | 久保 涼平 | グリーンクラブチームプロフェッサー | Kawasaki | 34'03.279(-1L) |
18 | 中島 敬則 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 34'10.649(-1L) |
19 | 上田 隼人 | SRF スポーツ九州 | Suzuki | 34'27.353(-1L) |
20 | 内山 慎太郎 | クラブヤマハYSP浜北大橋 | Yamaha | 34'30.311(-1L) |
21 | 草野 忠道 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 34'30.622(-1L) |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 平田 優 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'43.899 |
2 | 小島 庸平 | Team SUZUKI | Suzuki | 33'46.248 |
3 | 勝谷 武史 | SEKI Racing MotoRoman | Honda | 33'47.109 |
4 | 尾崎 友哉 | Jubilo RT | Yamaha | 34'08.168 |
5 | 井上 眞一 | K.R.T. | Kawasaki | 34'10.533 |
6 | 新井 宏彰 | グリーンクラブPark神戸RT | Kawasaki | 34'12.560 |
7 | 須田 純 | グリーンクラブジュニアライダーズ | Kawasaki | 34'15.789 |
8 | 星野 裕 | Team SRM | Suzuki | 34'26.631 |
9 | 渡辺 学 | 茨城土浦レーシング | Yamaha | 34'39.379 |
10 | 中堀 敏宏 | TEAM HAMMER | Honda | 34'45.132 |
11 | 深田 卓哉 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 34'58.071 |
12 | 草野 忠道 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 35'00.370 |
13 | 坂下 賢記 | クラブヤマハTEAM KOH-Z | Yamaha | 35'01.027 |
14 | 中村 真悟 | グリーンクラブジュニアライダーズ | Kawasaki | 35'10.463 |
15 | 加藤 吏一 | TEAM GREEN | Kawasaki | 35'12.487 |
16 | 増田 篤 | Team SSC XP | Suzuki | 35'36.709 |
17 | 杉本 高規 | Honda | 35'39.087 | |
18 | 斉木 達也 | クラブヤマハ大磯ムスタング | Yamaha | 35'41.864 |
19 | 久保 涼平 | グリーンクラブチームプロフェッサー | Kawasaki | 35'44.420 |
20 | 内山 慎太郎 | クラブヤマハYSP浜北大橋 | Yamaha | 33'54.541(-1L) |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 平田 優 | Kawasaki | 176 |
2 | 小島 庸平 | Suzuki | 158 |
3 | 勝谷 武史 | Honda | 154 |
4 | 新井 宏彰 | Kawasaki | 148 |
5 | 尾崎 友哉 | Yamaha | 144 |
6 | 井上 眞一 | Kawasaki | 118 |
8 | 渡辺 学 | Yamaha | 90 |
9 | 深田 卓哉 | Yamaha | 89 |
13 | 草野 忠道 | Yamaha | 45 |
14 | 坂下 賢記 | Yamaha | 44 |
17 | 中島 敬則 | Yamaha | 28 |
19 | 池谷 優太 | Yamaha | 25 |
24 | 内山 慎太郎 | Yamaha | 12 |
27 | 斉木 達也 | Yamaha | 7 |
COMMENT
尾崎友哉選手談(4位/4位)
「今振返ると、今回のレースはタイムもコンディションも良く、勝つための状況は整っていたのだと思う。しかしヒート1では攻めながらも勝負を仕掛けることができず、ズルズルと周回を重ねてしまった。ヒート2はスタートで遅れて、追い上げるまでに時間がかかったし、バトルの中で良いラインを走るために、無理にラインを変えようとして転倒し、順位を落としてしまった。その後のリカバーは上手くいって、4位に入ることができたが、やはり納得のいく結果ではない。ここまで4戦を終了し、確実にポイントはとれているが、上位ランカーが自分より上の順位でフィニッシュしているため、徐々に離されており、正直焦りもある。とにかく1戦でも早く1勝を挙げ、チャンピオン争いに食らい付いていきたい」
光安鉄美監督談
「尾崎選手は前回、勝てるレースを落として5/3位としたので、今回は勝利で取りかえして欲しかった。しかし両ヒートとも、ポイントとなるシーンで勝負できずに終わってしまった。ただ、走りの内容やシーズンの流れは良いので、優勝するための準備はできており、本当に後一歩のところにある。今度のレースでは、表彰台ではなく、勝利だけを目指して欲しい。1勝できさえすれば、2勝、3勝も自然と見えてくるはずだ」