全日本モトクロス選手権 IA2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。
Rd.06 7月3日 北海道
RACE DATA
■大会名称:2005全日本モトクロス選手権第6戦北海道大会
■カテゴリ:IA2クラス
■開催日:2005年7月3日(日)
■開催地:北海道/わっさむサーキット
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:曇り
REPORT
釘村4/5位で総合4位
ランキングは3位をキープ
全日本モトクロス選手権第6戦・北海道大会が、7月2、3日、わっさむサーキットにて開催された。前半5戦を終え、いよいよシーズンも後半戦に突入する今大会。ランキングでは前戦でパーフェクトウィンを獲得した溝口哲也(カワサキ)が一歩抜け出す形でトップに立った。一方第5戦をケガのため欠場した釘村忠は、3位に順位を落としたが、今大会で復帰。シーズンも今大会を含め5戦残っているだけに、挽回するための重要な一戦となった。
ヒート1ホールショットを奪ったのは溝口、続いて中堀敏宏(ホンダ)、新井宏彰(カワサキ)、福留善秀(ホンダ)と続く。釘村は出遅れ、中盤からのスタート。しかし、1周目を終えると9番手まで順位を上げ、トップグループの追走を開始する。そのトップグループは、溝口、小島庸平(スズキ)の2人が後方を引き離しながらラップを重ねる。しかし徐々に溝口が小島を引き離し独走態勢を築くと、そのままトップでチェッカーを受けた。
釘村は4周目以降前方のライダーを1人ずつかわし、順調にポジションを上げていくと、8周目には4番手に上がり、さらに上位を追い上げる。そしてラストラップでは、3番手を走る小島に接近するも、後一歩及ばす、そのまま4位でチェッカーを受けた。2位は13周目に小島をかわした福留、3位は小島。
ヒート2、ホールショットを奪ったのは溝口。それに、北居良樹(スズキ)、福留、新井と続く。釘村は1周目を終えて10番手と、またしてもスタートで出遅れてしまう。トップをいく溝口は、ヒート1同様、後続を引き離しながらのレースを展開。しかし、5周目で2番手となった福留が、溝口を徐々に追い上げる。そして11周目、溝口が転倒でその差が一気に詰まるり、最終ラップまで勝負はもつれ込むが、溝口がトップを守りきり優勝。2位は福留、3位は北居となった。釘村は、ヒート1と同じく、3周目に7番手、10周目に6番手、12周目には5番手と順位を上げ、そのまま5位でフィニッシュとなった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 溝口 哲也 | KRT | Kawasaki | 32'58.942 |
2 | 福留 善秀 | Team HRC | Honda | 33'10.686 |
3 | 小島 庸平 | Team SRM | Suzuki | 33'12.340 |
4 | 釘村 忠 | JubiloRT | Yamaha | 33'14.680 |
5 | 深谷 広一 | SEKI Racing MotoRoman | Honda | 33'31.483 |
6 | 新井 宏彰 | グリーンクラブパーク神戸elf | Kawasaki | 33'33.531 |
7 | 北居 良樹 | Team SRM | Suzuki | 33'34.865 |
8 | 平田 優 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'38.763 |
9 | 大藪 逸人 | グリーンクラブ&パーク神戸 | Kawasaki | 33'39.280 |
10 | 中堀 敏宏 | TEAM HAMMER | Honda | 33'49.541 |
11 | 井上 愼一 | KRT | Kawasaki | 33'53.872 |
12 | 須田 純グ | リーンクラブジュニアライダース | Kawasaki | 34'04.184 |
13 | 加藤 吏一 | TEAM GREEN | Kawasaki | 34'06.521 |
14 | 島崎 大祐 | SRFチームブルーイーグルス | Suzuki | 34'08.796 |
15 | 芹沢 直樹 | Honda Dream RT | Honda | 34'11.795 |
16 | 星野 裕 | SRF TEAMブルーイーグルス | Suzuki | 34'12.407 |
17 | 草野 忠道 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 34'15'885 |
18 | 星野 恭平 | Moto Tech RT | Yamaha | 34'29.848 |
19 | 小川 裕紀 | グリーンクラブパーク神戸RT | Kawasaki | 34'40.589 |
20 | 沼田 誠司 | TEAM JUDGEMENT | Honda | 34'40.931 |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 溝口 哲也 | KRT | Kawasaki | 33'19.658 |
2 | 福留 善秀 | Team HRC | Honda | 33'19.800 |
3 | 北居 良樹 | Team SRM | Suzuki | 33'47.995 |
4 | 平田 優 | TEAM GREEN | Kawasaki | 33'55.496 |
5 | 釘村 忠 | JubiloRT | Yamaha | 34'01.338 |
6 | 深谷 広一 | SEKI Racing MotoRoman | Honda | 34'04.488 |
7 | 新井 宏彰 | グリーンクラブパーク神戸elf | Kawasaki | 34'04.947 |
8 | 小島 庸平 | Team SRM | Suzuki | 34'16.675 |
9 | 大藪 逸人 | グリーンクラブ&パーク神戸 | Kawasaki | 34'17.448 |
10 | 島崎 大祐 | SRFチームブルーイーグルス | Suzuki | 34'18.516 |
11 | 加藤 吏一 | TEAM GREEN | Kawasaki | 34'27.982 |
12 | 坂下 賢記 | クラブヤマハTEAMKOH-Z | Yamaha | 34'28.088 |
13 | 小川 裕紀 | グリーンクラブパーク神戸RT | Kawasaki | 34'34.131 |
14 | 井上 愼一 | KRT | Kawasaki | 34'36.991 |
15 | 星野 裕 | SRF TEAMブルーイーグルス | Suzuki | 34'49.611 |
16 | 草野 忠道 | クラブヤマハレーシングチーム鷹 | Yamaha | 35'08.851 |
17 | 須田 純 | グリーンクラブジュニアライダース | Kawasaki | 35'12.192 |
18 | 池谷 優太 | クラブヤマハ大河原レーシング&REDZOON | Yamaha | 33'23.200 |
19 | 星野 恭平 | Moto Tech RT | Yamaha | 33'23.679 |
20 | 内山 慎太郎 | クラブヤマハYSP浜北大橋 | Yamaha | 33'24.846 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 溝口 哲也 | Kawasaki | 253 |
2 | 小島 庸平 | Suzuki | 226 |
3 | 釘村 忠 | Yamaha | 186 |
4 | 北居 良樹 | Suzuki | 182 |
5 | 福留 善秀 | Honda | 173 |
6 | 深谷 広一 | Honda | 161 |
16 | 草野 忠道 | Yamaha | 55 |
17 | 深田 卓哉 | Yamaha | 47 |
21 | 尾崎 友哉 | Yamaha | 44 |
23 | 星野 恭平 | Yamaha | 31 |
24 | 坂下 賢記 | Yamaha | 28 |
26 | 伊藤 正憲 | Yamaha | 20 |
28 | 池谷 優太 | Yamaha | 10 |
COMMENT
釘村忠選手談(4位/5位)
「今回はスタートの失敗に始まり、その後は抜きどころで悩むシーンが多かった。それに各ヒートでスタートが9番手、10番手では、追い上げても、トップには届かないことが分かっていたのに、危機感を持って序盤から攻めていかなかったことはとても悔やまれる。今日のハードなコースで4/5位という成績は、昨年の自分であれば満足できただろうが、今年は自分もチームも、上位入賞ではなく、あくまでも優勝を狙って戦っているので、これでは満足できない。次の藤沢な得意なコースなので、表彰台はもちろん、6連勝してる溝口選手を止めるという気持で臨みたいと思う」
光安鉄美監督談
「本人も気付いていると思うが、釘村選手の課題は、スタートが良くても、中だるみがあったり、今日のレースのように、スタートが悪くても中盤にペースが落ちないといったアンバランスさが、まだはっきりと現れてしまうところ。チャンピオンを取るためには、絶対的なスピードや勝負強さは大切な要素ではあるが、現在ランキングトップの溝口選手のように、レース全般をしっかりとまとめることもまた、必要条件である。次回は釘村選手の得意な藤沢なので、もう一度シーズン序盤に見せたはつらつとした走りを取り戻せるようなレースをしてほしいところだ」