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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 4月12日 フィラデルフィア

RACE DATA

2025 AMAスーパークロス 第13戦フィラデルフィア大会
開催日:2025年4月12日(土)
開催地:ペンシルベニア州フィラデルフィア
会場:リンカーン・ファイナンシャル・フィールド

REPORT

フィラデルフィアのリンカーン・ファイナンシャル・フィールドで開催されたAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権の第13戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが2位に入り、表彰台に立ってランキングトップの座を守った。ジャスティン・クーパーは、第1コーナーでのクラッシュを乗り越えて6位でフィニッシュした。クリスチャン・クレイグは進歩を続けたが、トリッキーなコンディションの中、最終的に15位でフィニッシュした。
250SX East-West Showdown (東西対抗戦)で、Monster Energy Yamaha Star Racingの250 Westの若手ライダーがワンツーフィニッシュを達成した。コール・デイビスはAMAスーパークロス250クラス2連勝を果たし、ヘイデン・ディーガンは2位でフィニッシュし250SX Westのランキングでリードを拡大した。ネイト・スラッシャーは、厳しいレースを14位で終え、250SX Eastのポイントを獲得した。マイケル・モシマンは、100%の状態ではなかったものの、粘り強く戦い18位。ダクストン・ベニックは残念ながら、250SXメインイベントのオープニングラップでクラッシュしレースを終えた。

450SX
ウエブがフィラデルフィアで2位フィニッシュ

今大会開幕前から降り続いた雨により、今回もプラクティスセッションが削られる短縮スケジュールでの開催となった。フォックスボロよりははるかに良いコンディションだったものの、米北東部に位置する会場は、またしても寒く湿った一日となった。ウエブは力強い走り出しを見せて予選で2番手タイムを記録すると、続いたヒートレース(ヒート1)でも素晴らしいスタートを決めた。これでトップに立ったウエブだったが、次の周に後続にパスされ、難しいコンディションの中でそのまま2位でフィニッシュした。メインイベントでは第1コーナーの混乱をすり抜け、オープニングラップを終えて7番手で戻ってきた。ウエブは集中したライディングでトップを目指し、6周目に3番手まで順位を上げ、16周目には2番手に上がりそのままフィニッシュした。

クーパーも好調な走り出しを見せ予選で3位に入ると、ヒートレース(ヒート2)ではホールショットを決めると、そのままレースの大半をリードする。しかし、終盤にストールしたライダーに行く手を阻まれ、2番手に後退しその順位のままフィニッシュした。メインイベントは大混乱のスタートとなり、残念ながらクーパーも第1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれてしまう。最後尾からの追い上げを強いられることになったが、すぐに再走を果たすと、クラッシュ後はバイクの状態は100%ではなかったものの、目を見張る追い上げを披露して6位でフィニッシュした。

クレイグはチーム加入後の4戦目の450SXでも着実に前進し、予選で10位に入った。参加したヒートレース(ヒート1)ではトップ5圏内につける好スタートを決めたが、最終的に9位でフィニッシュした。メインイベントでは思うようなスタートができず、オープニングラップを15番手で終える。クレイグは順位を上げるべく全力を尽くすが、トリッキーなコンディションの中で流れに乗ることができず、結局15位でフィニッシュした。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、この後も米北東部での活動を続け、4 月 19 日にニュージャージー州イースト・ラザフォードのメットライフ・スタジアムで開催されるAMA スーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第14戦に参加する。

250SX West
デイビスとディーガンがEast/West Showdownで1-2

AMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権の第13戦は雨の週末となり、リンカーン・ファイナンシャル・フィールドのコースコンディションは厳しいものとなった。デイビスは好調な走り出しでチームをリードし、予選で3位に入る。続く250SX Westのヒートレースでもホールショットを奪い、レースの大半をリードするが、終盤にチームメイトのディーガンにパスされ2位でフィニッシュした。赤旗提示による中断を経て再開されたメインイベントでは、デイビスはオープニングラップを4番手で終える。上位は複数のライダーによる白熱した争いとなる中、ルーキーのデイビスは6周目にトップに立つと、速いラップタイムを連発して後続に十分なギャップを築く。その後もデイビスはトップをキープし、YZ250Fで2連勝を飾るとともに、250SX Westのランキングで2位に上がった。

ディーガンも走り出しから強さを見せ、最初の予選セッションで最速タイムをマークした。予選第2セッションでクラッシュを喫したものの、ディーガンは予選総合タイムで4位となった。続く250SX Westのヒートレースで好スタートを決めて3番手につけると、プッシュを続け、レース終了まで残り2周となったところでトップのチームメイトをパス。そのままフィニッシュした。メインイベントではスタート直後に3番手につけ、その後、複数のライダーによるバトルで4番手に後退したディーガンだったが、力走を続けてレース中盤には2番手まで順位を上げた。終盤、トップを行くデイビスとの差を詰めるディーガンだったが、結局時間切れとなり、2位でフィニッシュ。今シーズン7度目の表彰台に立った19歳は、残り2戦となった250SX Westでのリードをさらに広げ、2位との差を17ポイントとした。

予選を8位で終えたスラッシャーは、250SX Eastのヒートレースで好スタートを決めて4番手につけると、その順位のままフィニッシュした。メインイベントでもまずまずのスタートを見せてトップ10圏内につけるが、赤旗が提示され、3周回を終えていない時点での赤旗だったため、レースは初めからやり直しの再スタートとなった。しかし、残念ながらスラッシャーはオープニングラップで21番手に沈んでしまう。それでもトリッキーなコンディションの中でプッシュを続け、最終的に14位でチェッカーを受けてポイントを獲得した。

モジマンは好調な走り出しを見せ、250SX Westの予選で5位。続いて参加したヒートレースで好スタートを決めて4番手につけるが、レース中盤に5番手となり、終了直前にはフープスでクラッシュしてしまう。メインイベントへの出場権を得るためモジマンはLCQに参加。ここで3位となり、メインイベント進出を果たした。体調不良とヒートレースでのクラッシュによる腕の打撲で、100%の状態ではなかったものの、モジマンは18位でフィニッシュしポイントを獲得した。

べニックは好調な走り出しを見せて250SX Eastヒートレースに向けて予選で6位に入り、レースではトップ5フィニッシュを果たした。だが残念ながらべニックは250 East-West Showdownメインイベント序盤にクラッシュ。これにより赤旗が提示されてレースは中断された。べニックはアルパインスターズ・モバイル・メディカルユニット)により、その場で診察を受け、地元の病院へと搬送された。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、ニュージャージー州イーストラザフォードに向かい、来週末4 月 19 日にメットライフ・スタジアムで開催される250SX Eastの第8戦、AMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第14戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Yamaha Star Racing

クーパー・ウエブ選手談(2位)

「浮き沈みの激しい一日になりました。予選2位、ヒートレース2位、そしてメインイベントでも2位となりました。少し残念ですが、完敗でした。決して良い気分ではありません。気持ちを立て直して、良い一週間を過ごして、メットライフでまた力強く戻ってきます」

ジャスティン・クーパー選手談(6位)

「昨日の雨の後、コースは良くなったと思います。レース全体を通して素晴らしい一日を過ごせましたし、路面が少しトリッキーだったようで、それがメインイベントで影響しました。第1コーナーの混乱に巻き込まれてしまいまい、そこで転倒し追い上げのレースとなりました。ライディング自体は問題なかったんですが、バイクが少し曲がってしまったので厳しくなりました。それでも最後まで攻め続けて6位でフィニッシュ。もちろん理想的ではありませんが、あまり落ち込む必要はありません。良いライディングをしていたのですが、まあ、こういうこともあります。この後、ニュージャージーもがんばります」

クリスチャン・クレイグ選手談(15位)

「難しいレースでした。日中は速さはありましたが、メインではちょっと苦戦してスピードはあったものの、苦戦しました。進歩している感触はあります。あとは、ここぞというところでうまくやるだけです!」

250SX East/West

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

コール・デイビス選手談(優勝)

「本当に良い夜でした。メインの序盤にポジションをあげ、そこからは自分のレースを進めることができました。ルーキーシーズンにEast-West Showdownで勝つことができたのは僕にとって素晴らしい成果ですが、努力はこれからも続けます。来週からまた取り組みが始まります。この勢いを維持していきたいと思います」

へイデン・ディーガン選手談(2位)

「結構、充実した一日でした。予選で4位に入りましたけど、転倒して泥の中で終わりました。その後のヒートレースはクールでした。ヒートレースではしばらく勝っていないので良かったです。メインでは2位でフィニッシュして、ポイントを獲得しました。2週間のブレークを前に充分なリードを確保しました。アウトドアトレーニングをするつもりで、それから残り2戦に臨みます」

ネイト・スラッシャー選手談(19位)

「フィラデルフィアでは良い一日とはなりませんでした。来週末はもっと良い結果になるよう、前に進むつもりです」

マイケル・モジマン選手談(18位)

「厳しい一日になりました。予選では好タイムを記録して、ヒートレースではうまくライディングしていたのですが、フープスでラインを変更しなければならず転倒。右腕に大きな打撲傷を負い、バイクもひどいことになり、LCQに出場しました。メインイベントでは、ゲートピックがアウト側になり、ひどくホイールスピンしてしまいました。それから数ラップして、打撲のせいで本当にひどい腕上がりを起こしてしまいました。持ちこたえるのが本当に大変で、ただ最後まで走り切るしかありませんでした。本当にキツい夜でしたけど、落ち込むつもりはありません。自分に何ができるかわかっています。努力を続けてトップを目指します」

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