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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 3月8日 インディアナポリス

RACE DATA

2025 AMAスーパークロス 第9戦インディアナポリス
開催日:2025年3月8日(土)
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカスオイル・スタジアム

REPORT

インディアナ州インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで開催されたAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第9戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブとジャスティン・クーパーが1-2フィニッシュを遂げた。圧倒的な勝利を収めて表彰台の最上段に立ったウエブは、ランキングでのリードを15ポイントに拡大。一方、2位でフィニッシュしたクーパーは、今シーズン初表彰台に立つとともに、ランキング5位に浮上した。

250SXでは、今シーズン初のEast/West Showdown(250東西対抗戦)が行われ、Monster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンが3位フィニッシュを果たし、ブレークを前に250SX Westにおいて2位との差を12ポイントとした。ルーキーのコール・デイビスはトリッキーなコンディションの中、見事な追い上げを見せて5位。マックス・アンスティは7位に入り、250SX East (250SX東地区)タイトル争いでのポイントを獲得。ダクストン・べニックとネイト・スラッシャーは、それぞれ11位と14位。マイケル・モジマンはレース終盤のクラッシュにより15位でフィニッシュした。

450SX
ウエブが今季3勝目、クーパーが2位で自身初の表彰台を獲得

ウエブにとってインディアナポリスでの一日はジェットコースターのように浮き沈みに富んだものとなった。予選第2セッションで転倒を喫するが、予選を4位で通過。続くヒートレース(ヒート1)で素晴らしいスタートを見せてすぐにレースをリードするが、2度にわたり450SXの王座についているウエブはサンドセクションで転倒。それでも集中したライディングで追い上げ、4位でレースを終えた。メインイベントで再び素晴らしいスタートを決めたウエブは、すぐにリードを奪ってレースの主導権を握る。力強いペースでトップを維持するウエブは、後続を寄せ付けず、2位に8.455秒もの大差をつけて最初にフィニッシュラインを通過。最上級クラス28回目、そして今シーズン3回目の勝利をあげた。

クーパーは、ソフトでわだちの多いコースで楽に走るために時間を費やし、予選を6位で終えた。ヒートレース(ヒート1)では6番手でスタートすると、ハードにプッシュして5番手に上がる。だが残念ながら最終ラップに転倒し7位でフィニッシュとなった。このためメインイベントのゲートは理想的ではなかったが、素晴らしいスタートを決めて3番手につけると、バトルを続け、レース終了の約4分前に2番手に上がりそのままフィニッシュ。今シーズン初の表彰台に立つとともに、ランキングでも2つ順位をあげて4位に浮上した。

Monster Energy Yamaha Star Racing チームはこの後、2週間後の3月22日にアラバマ州バーミンガムのプロテクティブ・スタジアムで今季最後のトリプルクラウン形式で開催されるAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第10戦に臨む。

250SX West/East
ディーガンがEast/West Showdownで3位表彰台を獲得

ディーガンはプラクティスと予選の両方で、東西両ディビジョンの最速ラップタイムを記録。250SX Westのヒートレースではホールショットを奪うと、独走でレースを制した。だがEast/West Showdown(250東西対抗戦)のメインイベントでは、1周目を6番手で終える。それでもディーガンはわずか4周で3番手まで順位を上げ、ライバルに迫るが、ミスをおかしてコースアウト。それでもすぐに遅れを挽回して3位でフィニッシュ。今シーズン5度目の表彰台に立つとともに、ランキングでは2位との差を12ポイントに拡大した。

デイビスも予選で好走し、250SX Westのヒートレースの2番目のゲートピックを得た。1周目を4番手で終えたデイビスは、トリッキーなコンディションの中で力強いペースで走行し、レース終了まで残り4周となったところで2番手に上がると、後続を抑え切り2位でフィニッシュした。メインイベントでも好スタートを見せたデイビスは4番手を走行するが、残念ながら2周目のサンドセクションで転倒してしまう。デイビスは最後尾近くまで後退してレースに復帰すると、目を見張る追い上げで5位とし、250SX West(250SX西地区)のランキング5位を守った。

250SX East (250SX東地区)レッドプレートホルダーであるアンスティは、250SX Eastヒートレースで2番目のゲートピックを得る。ここでホールショットを奪うと、力強いペースで走行。プレッシャーに晒されながらも冷静なライディングで優勝を果たした。残念ながらメインイベントでは思うようなスタートができず、オープニングラップを終え9番手。その後プッシュを続けたアンスティは7位でフィニッシュ。これでランキングでは250SX East (※250SX東地区)で1位とわずか1ポイント差の2位につけている。

予選で250SX Eastヒートレース9番ゲートピックを得たべニックは好スタートを見せて1周目を終えて6番手で戻って来ると、プッシュを続けトップ5フィニッシュを果たした。残念ながらメインイベントでは思うようなスタートができず、1周目を12番手で終える。バトルを続けたべニックは、すぐに8番手まで順位を上げる。その後14番手にシャッフルされるが健闘を続け、11位でフィニッシュラインを通過した。

指を負傷しているため感触が100%ではないスラッシャーは、一日を通して努力を続け、250SX Eastヒートレース10番ゲートピックを得た。素晴らしいスタートを見せたスラッシャーは、1周目を5番手で終えるが、結局べニックに続く6位でレースを終えた。メインイベントでは1周目を15番手で終えると、全力を尽くして走行し14位でレースを終えた。

予選で250SX Westのヒートレースで7番手だったモジマンは、素晴しいスタートを見せて2番手に滑り込む。力強いペースで走行を続けたが、結局3位でチェッカーフラッグを受け、チームによる1-2-3フィニッシュを締めくくった。メインイベントでは11番手につけ、バトルを続けて10番手に上がるが、レース終了まで5周となったところで残念ながらモジマンはフープスでクラッシュ。15番手で再走を果たすと、そのポジションのままフィニッシュした。

Monster Energy Yamaha Star Racingは2週間後の3月22日、アラバマ州で開催されるAMAスーパークロス250SX East (250SX東地区)選手権第5戦に臨む。その翌週末、3月29日にはワシントン州シアトルのルーメン・フィールドで250SX West(※250SX西地区)選手権が再開され、その第7戦が開催される。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Yamaha Star Racing

クーパー・ウエブ選手談(優勝)

「変化に富んだ週末でした。プラクティスではかなりひどいクラッシュをして痛みが少し残りました。ヒートレースでは先頭を走っていたのですが、またミスをしてしまいイライラしてしまいました。しかしメインイベントでは、素晴しいスタートをして、すぐにトップに立ちました。毎周回リードして、まるでクルーズコントロールのように安定していました。今夜は素晴らしい感触でしたし、素晴しい流れでした。まさに夢のような走りでした。ブレークに入る前にポイントでのリードを拡大しました。これからの展開にもワクワクしています」

ジャスティン・クーパー選手談(2位)

「今日はチームと話してサスペンションのセッティングを大幅に変更してもらったのですが、今夜はそれがうまく機能しました。リズムセクションをはじめ、タフなコースを楽に走ることができたので、それについてチームに感謝しなければなりません。今後も取り組みを続けます。順調に進んでいるので、この勢いをキープしたいと思っています」

250SX West/East
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(3位)

「そうですね、今日は良かったです。予選では1-1位で、これは僕にとってパーフェクトで、その後ヒートレースではかなりの差をつけて優勝して、これはクールでした。メインイベントではかなり早い段階で3番手に上がりました。前を走るライダーに迫っていたのですが、その後、重大なミスを犯してバームを超えて、ネットに当たってしまいました。そこからは賢く走って3番手を目指す必要がありました。というのも自分の地区でランキング2位の選手はかなり後方を走っていたからです。好ポイントを得ることだけ思って、今夜はそれができました」

マックス・アンスティ選手談(7位)

「インディではヒートレースでは勝ったけど、メインでは良い結果が残せませんでした。次のラウンドまでに2週間のブレークがあるのはありがたいですし、アラバマにはもっと強くなって戻ります」

ダクストン・べニック選手談(11位)

「インディでは厳しい夜になりました。ブレークを利用して改善して、バーミンガムではもっと良くなることを楽しみにしていますよ」

ネイト・スラッシャー選手談(14位)

「僕にとって厳しい夜になりました。一日を通して苦戦しました。この2週間で体調を取り戻して、アラバマには強気で臨むつもりです」

マイケル・モジマン選手談(15位)

「インディアナポリスのことは忘れるつもりです。僕が期待していた250東西対抗戦とはなりませんでした。ヒートレースは良かったし、メインイベントでも同じようなスタートができたら良かったのですが... でもこのレースから得るものも、学ぶこともたくさんありました。時にはうまくいかないこともありますが、それもレースです。僕は今も成長を続けているので、今夜の経験はそのことの役に立つでしょう」

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