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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 2月15日 デトロイト

RACE DATA

2025 AMAスーパークロス 第6戦デトロイト
開催日:2025年2月15日(土)
開催地:ミシガン州デトロイト
会場:フォード・フィールド

REPORT

ミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで開催されたAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第6戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが今季初優勝を果たし、ランキングでトップタイに躍り出た。チームメイトのジャスティン・クーパーは、トリッキーなコンディションの中、5位でフィニッシュした。

第2戦となった250SX Eastではマックス・アンスティが、メインイベントが赤旗中断される中で2位に入り、ランキングでのリードを拡大した。指を骨折した状態で参加したネイト・スラッシャーは粘り強い走りを見せて5位でフィニッシュした。

450SX
ウエブが今季初優勝でランキングトップタイ、クーパーは5位

ウエブは自動車の街、デトロイトで力強い走り出しを見せ、予選で3位。続いて参加したヒートレース(ヒート2)では4番手で1周目を終えると、そこからひとつ順位を上げて3位でフィニッシュラインを通過した。メインイベントでは3番手につけると、次の周には2番手に順位を上げる。トップを射程圏内に収めて追撃したウエブは、レースの大半で手に汗握るトップ争いを展開。フィニッシュが迫る中、ウエブはトップに立つべくマシンをプッシュしていくが、ライバルも応戦し、両者はバトルを続けた。そしてレース終了まで残り3周となったところでウエブがトップに立つと、そのままチェッカーフラッグを受け、今シーズン初、450SXキャリア26回目の勝利をあげた。この結果、ランキングトップタイとしたウエブは、来週末、これまで5回の勝利をあげているテキサス州アーリントンでのレースに臨む。

クーパーは予選を4位で終えると、参加したヒートレース(ヒート1)では素晴らしいスタートを決めてホールショットを奪った。複数のライダーがトップ争いを展開する中で、クーパーはオープニングラップで4番手まで順位を落とす。それでもプッシュを続けるクーパーは、最終ラップに3番手に上がり、そのままフィニッシュした。メインイベントでは堅実なスタートを見せて7番手につけると、そこから追い上げ、レースの中間点あたりでは5番手まで順位を上げる。トリッキーなコンディションの中、力強いペースでライディングを続けたクーパーは、ポジション争いを展開するが、結局4番手にはわずかに届かず5位でフィニッシュとなった。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、テキサス州アーリントンに移動し、来週末2月22日にAT&Tスタジアムで開催されるAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第7戦に臨む。

250SX East
アンスティが赤旗中断を経て2位に入り、ランキングトップを堅持

アンスティはこの日素晴らしい走り出しを見せ、最初の2回のプラクティスセッションでトップタイムを記録し、予選総合タイムでも3位に入った。レッドプレートホルダーのアンスティは参加したヒートレース(ヒート2)で好スタートを決めてホールショットを奪い、最終的に2位でフィニッシュ。続くメインイベントでも素晴らしいスタートを見せたアンスティは、すぐにトップに立ってレースをリード。2番手以下に大きなギャップを築いた。ところがレース終了直前になって赤旗が提示され、レースは中断。アンスティが築いた7秒のリードは消えてしまう。スタッガードスタート方式によるレース再開後は白熱したバトルが展開され、ライバルたちとポジションを争う中でアンスティは後退。それでもプッシュを続けたアンスティは、2番手まで挽回したところでフィニッシュし2位との差を9ポイントに拡大した。

強い決意で臨むスラッシャーは、指を骨折していながら12位で予選を通過した。ヒートレース(ヒート1)ではゲートが降りると猛烈な勢いでスタートしホールショットを奪うと、そのままレースを制した。メインイベントで好スタートを見せて5番手前後につけたが、その後7番手に後退。それでもプッシュを続けたスラッシャーは、5番手まで挽回したが不運にもその力走の中に指の負傷が悪化してしまう。そしてレースは赤旗が提示されて中断。再スタート後もバトルを続けたスラッシャーは5位でフィニッシュ。ランキングも5位に浮上した。スラッシャーはさらなる診察を受けた後、指の複数の骨折を修復する手術を受ける。3月1日に開催される250SX Eastの第3戦デイトナ・スーパークロスには出場できる見込みである。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、テキサス州アーリントンに移動し、来週末2月22日にAT&Tスタジアムで、トリプルクラウン形式で開催される250SX West第5戦、およびAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロス世界選手権第7戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウェブ選手談(優勝)

「素晴らしい夜を過ごすことができました。予選はうまく進み、メインイベントは最高でした。素晴らしいスタートを決めて、素早くポジションを上げてトップ争いができました。とても楽に走れて、どこでパスできるかわかっていたので、それを実行しました。優勝できて、本当に素晴しい夜になりました」

ジャスティン・クーパー選手談(5位)

「全体的に良い一日でした。予選はうまくいって4位で通過し、ヒートレースでは3位に入りました。メインイベントでも好スタートを決め、最初の数ターンで順位が入れ替わり7番手。ここから、強力に走り続けました。5、6番手につけて、ずっとマルコム(スチュワート)とジェイソン(アンダーソン)とバトルをしていました。ジェイソンがクラッシュして5番手に上がりましたが、サンドセクションで周回遅れのライダーに遭遇してマルコムから大きく遅れてしまい、また追いつかなければなりませんでした。それでも最後には彼のすぐ背後まで追い付いたのですが、彼も良いライディングをしていて抜くことはできませんでした。再びトップ5フィニッシュです。これから来週末のレースへと切り替えて、表彰台を狙います」

250SX East
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

マックス・アンスティ(2位)

「今夜はワイルドな夜でした。レースを楽しんで、良いバトルをしました。メインイベントでは自分の仕事をやった、という印象でした。スタートを決めて、トップに立ち、文字通りうまく進めていたのですが、レース終了まで残り1周と2コーナーというところで赤旗中断です。スタッガードスタートの後、数周はレースがちょっと混乱しました。失うものが一番大きいのは自分だと感じる厳しい状況でした。レッドプレートを手にして、ポイントでも少し余裕があったので、クラッシュして最後尾に落ちて、ポイントを取れないということはしたくありませんでした。それに、非常に優れたスプリンターであるリーバイ(キッチン)とRJ(ハンプシャー)からの攻撃を防御しなければならず、これはタフでした。2位でレースを終えて、もちろんこれは理想的ではありませんが、それでも堅実な夜ではありました。表彰台に立てたし、ポイントも得られたので、満足はしています。次はデイトナです」

ネイト・スラッシャー(5位)

「火曜日に指を骨折した時、レースに出場するとはまったく思っていなかったのですが、何人かの医師と話をして、やってみよう、ということになりました。テーピングをして、ベストを尽くすという気持ちで臨みました。予選ではちょっと苦戦しましたけど、そうなるだろうということはわかっていました。この夜を最大限に楽しもうと努めた結果、ヒートレースで優勝し、メインでは5位に入ることができました。なので今日は満足です。今日、手術を受けて治します。医師からは、この西海岸ラウンドが終わったらレースを続けても大丈夫だと言われています」

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