本文へ進みます

AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 2月1日 グレンデール

RACE DATA

2025 AMAスーパークロス 第4戦グレンデール
開催日:2025年2月1日(土)
開催地:カリフォルニア州グレンデール
会場:ステートファーム・スタジアム

REPORT

アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで今シーズン初となるトリプルクラウン形式で開催されたAMAスーパークロス450SXの第4戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが総合2位(1-5-3位)を獲得した。チームメイトのイーライ・トマックもレースで優勝を果たしたが、表彰台には1ポイント届かず、総合4位(6-4-1位)となった。ランキングではトマックが3位、ウエブが4位。ジャスティン・クーパーは厳しい状況の中で総合13位(13-13-10位)でレースを終えている。

250SX Westの第4戦で、ヘイデン・ディーガンが総合2位(3-2-4位)、チームメイトのコール・デイビスがメインイベント優勝2回で総合3位(1-1-8位)となり、Monster Energy Yamaha Star Racingが2週連続となるダブル表彰台を獲得した。マイケル・モジマンも上昇の勢いを続け、総合トップ5位(6-4-3位)入りを果たした。

450SX
ウエブが1/5/3位で総合2位、トマックは総合4位

ウエブは予選を9位で終えると、最初のMoto1ではホールショットを奪うとトップを一度も明け渡すことなくそのままフィニッシュした。しかし、Moto2では残念ながら思うようなスタートができず、1周目を終え11番手終えたが、その後力走して順位を上げ5位。この日最後のMoto3では1周目を6番手で終えると、4周目には3番手に上がり、そのままチェッカーフラッグを受け総合2位となった。ウエブはランキングで順位を上げ1位と10ポイント差の4位とした。

トマックは最初のプラクティスセッションで最速タイムを叩き出し予選では3位を獲得。しかし、メインイベントのMoto1とMoto2ではスタートが決まらず、後方からの追い上げとなってしまう。それでも速いペースで追い上げ、それぞれ6位と4位でフィニッシュした。そして、この日最後のメインイベントとなったMoto3でトマックは、はるかに良いスタートを決めると、2周目にトップに立ち、そのまま勝利のチェッカーフラッグを受けた。総合表彰台には1ポイント足りず4位となったが、ランキングでは1位と9ポイント差の3位に上がった。

グレンデールでの一日は、クーパーにとって厳しいものとなった。トリッキーなコンディションの中、予選を10位で終えたクーパーは、Moto1で思うようなスタートが切れず、1周目を終えて17番手。集中したライディングで全力を尽くすが、13位でフィニッシュするにとどまった。Moto2でも厳しいスタートとなったクーパーは13位でレースを終えると、最終のMoto3は10位でフィニッシュして総合13位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、東へと向かい、2月8日にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス世界選手権シリーズの第5戦に臨む。

250SX West
ディーガンとデイビスが2・3位で再び表彰台を獲得

ディーガンは予選を2位で終えると、Moto1では好スタートを見せて3番手につけるが、レースの折り返し点付近でトリッキーなコンディションに転倒を喫してしまう。再走して追い上げたディーガンは3番手まで挽回したところでフィニッシュした。続くMoto2では、レース序盤にチームメイトのモジマンとポジション争いを展開し、3周目に2番手に上がると、ポジションをキープして2位でチェッカーを受けた。そして最後のMoto3では、スタート直後に両側を挟まれて遅れたが、集団の中から追い上げ4位でフィニッシュ。総合2位となり、ランキングではトップに3ポイント差の3位につけている。

デイビスは自身初めてのトリプルクラウンで目覚ましい活躍を見せた。予選を4位で終えると、最初のメインイベントで好スタ ートを決める。レッドプレートホルダーが目の前で転倒する混乱のオープニングラップとなったが、デイビスはこれを回避してトップに浮上すると、そのままチェッカーフラッグを受け勝利をあげた。Moto2でも再びロケットスタートを見せたデイビスはすぐにリードを奪うと、そのままレースを制し、2勝目。ところがMoto3ではスタートで集団の後方となり、タフブロックにヒットして転倒。それでもモチベーションを保ち再走したデイビスは果敢な追い上げを展開し、8位でフィニッシュ。総合3位となり、2戦連続でポディウムに立った。この結果、250SX Westランキングではトップと15ポイント差の4位に浮上した。

モジマンは、シーズン第4戦に入りさらに上昇傾向を維持した。プレスデーでのクラッシュで負傷した肩が100%癒えていないにもかかわらず、予選を10位で終える。そしてMoto1で素晴らしいスタートを見せ1周目を終えて3番手。しかし残念ながらレース終盤にサンドセクションで転倒を喫し6番手で再走し、その順位のままフィニッシュした。Moto2のメインイベントでもモジマンは素晴らしいスタートを決め、4番手につけると2周目には2番手に浮上。次の周にディーガンに抜かれ、最終的に4位でフィニッシュした。最後のMoto3でモジマンはホールショットを奪い、2周に渡ってレースをリード。その後も速いペースで力走して、最後は3位でフィニッシュし総合5位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、2月8日にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催される250SX Eastの開幕戦およびAMAスーパークロス選手権第5戦に挑む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウェブ選手談(2位)

「素晴らしい夜でした。メインイベントで優勝できたし、総合2位で表彰台に立てて最高でした。今夜や最高の走りができました。予選はあまり良くなかったのですが、そこで何ラップか走って、調子をつかんだのです。ここは僕にとって以前、厳しい結果になったところなので、2位に入れて興奮しています。ランキングでもトップに近いポジションにいるので、自分のホームであるフロリダでまた頑張ります」

イーライ・トマック選手談(4位)

「今日はMoto1と2でスタートが悪かったのが残念です。それでも追い上げることができて、今回もとてもいいライディングができました。あとはスタートを修正することですね。それだけです。それ以外は、とても楽に走れています。たくさんの素晴らしいオーバーテイクをしましたし、速さは際立っていました。だからこそ来週末に向けスタートを改善しなければなりません」

ジャスティン・クーパー選手談(13位)

「厳しい一日でした。10番手あたりをうろうろしていて、今夜はスタートが決まりませんでした。すべて最後尾あたりからのスタートとなり、たくさんのライバルをかわしましたが、こういうこともあります。できることは、ポジティブな気持ちを維持して来週末に臨むことです」

250SX WEST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ヘイデン・ディーガン選手談(2位)

「今日はコースにちょっと苦労しました。流れをつかめなかったんです。ベストを尽くして、メインイベントではかなり安定して走れました。今日は3-2-4位で総合2位となってポイント差を詰めることができたので良い感触です」

コール・デイビス選手談(3位)

「初めてのトリプルクラウンで、自分の走りに興奮しています。1-1-8位で総合3位。最後のレースの1周目に運悪くタフブロックにぶつかってしまいましたけど、良いライディングで8位まで挽回しました。ブレークの間はハードワークをするつもりですし、アーリントンには強気で臨みます」

マイケル・モジマン選手談(5位)

「かなり波乱に富んだ週末でした。プレスデーのプラクティスでクラッシュして肩を痛めて、どうなることかと不安でした。今日のはじめのフリープラクティスではあまり良い感触ではなかったのですが、ともかくプッシュし続けました。
今週はスタートが良くなっていて、それが違いだったと思います。ライディングのクオリティとペースは第1戦からあったと思いますので、スタートで上位に行くという問題だけでした。もう少しで表彰台に立つところで、すごく興奮しています。最初のメインでの小さな転倒がいけなかったのですが、ブレークに入る前に少し勢いがついたので満足していますし、この勢いのまま行きたいです。長期的な展望ですが、成長は軌道に乗っていると思います。アーリントンが楽しみです」

ページ
先頭へ