AMAスーパークロス

RACE DATA

■開催日：2014年1月18日（土）
■開催地：カリフォルニア州アナハイム
■会場：エンジェル・スタジアム
■観客数：40,682人

REPORT

J・ブレイトンが4位でフィニッシュ

2014年AMAスーパークロス第3戦がカリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムに40,682 人のファンを集めて開催された。このレースでToyota/Yamaha/JGRMX TeamのJ・ブレイトンが4位に入った。チームメイトのJ・グラントは14位で完走した。

先週、フェニックスで開催されたシリーズ第2戦最初の計時予選で転倒し、同レースへの欠場を余儀なくされたグラント。医師は手術の必要はなしと診断したが、肩を強打し、筋肉を傷めているため、まだ競技を行うには充分な状態ではない。また、先週のアクシデント以後十分なトレーニングを行うことができなかったが、グラントは今大会への参加を決断。体力を温存するために2回目の予選セッションには参加しなかった。

今季のAMAスーパークロスでは22名のライダーで争われる「メインイベント」までに予選の後、ふたつの「ヒートレース」、ふたつの「セミ」、そして「ラストチャンス・クオリファイヤー」が行われる。各ヒートレースの上位4位まではそのまま「メインイベント」へと進出するが、それぞれ5位から20位までは「セミ」のうちのひとつに進む。そして各「セミ」で上位5位までに入った選手がメインに進み、6位から16位はラストチャンスへ。そしてラストチャンスの上位4位までがメインへと進む。

グラントはヒート2レースで序盤上位を走ったものの、結局6位でゴールするにとどまったため、セミ1に参加した。一方、前大会でAMAスーパークロスでは自己ベストとなる2位入賞を果たしたブレイトンはヒート1レースでホールショットを奪うと、そのまま1位でゴールする快走ぶりを示して周囲を驚かせ、メインイベントへと難なく駒を進めた。

そしてメインイベント。YZ450Fを駆るブレイトンとグラントはオープニングラップを終えてそれぞれ8位と9位で戻って来た。その後、ブレイトンは2周目に6位に上がるとさらに前を行くライダーを追撃。7周目にR・ダンジェイ（KTM）を抜きひとつ順位を上げてトップ5圏内に。そして終盤、15周目にR・ビロポート（Kawasaki）を抜いて4位に上がったブレイトンはそのままポジションをキープし、フィニッシュした。

一方、負傷を押しての苦しい走行を続けるグラントは次第に順位を落とし、6周目には17位まで後退してしまう。それでもポイントを獲得すべくベストを尽くすグラント。渾身の力でライディングを続け、14位でチェッカーフラッグを受けた。

AMAスーパークロス第3戦は1月25日土曜日、カリフォルニア州オークランドのOverstock.comコロシアムで開催される。