AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークロスに関する情報をお届けします。
Rd.17 5月5日 ラスベガス
RACE DATA
■ 大会名称:AMAスーパークロス第17戦ラスベガス大会
■ 開催日:2012年5月5日(土)
■ 開催地:ネバダ州ラスベガス
■ 会場:サムボイド・スタジアム
■ 観客数:39,509人
■ 天候:ドライ
REPORT
ミルサップス、ランキング2位でシーズンを終える
YZ450Fを駆ったJGRMXヤマハのD・ミルサップスが、ラスベガスで土曜日に開催された第17戦(最終戦)で2位に入り、2012年AMAスーパークロス・シリーズ(およびFIM世界選手権)で準優勝を決めた。
24歳のミルサップスは、ランキング2位獲得への最大の脅威であったJ・ブライトン(ホンダ)の前でゴールするとともに、今季5度目の表彰台を獲得。
ブライトンとの差は、9ポイントで最終戦を迎えた。舞台となったネバダ州ラスベガスのサムボイド・スタジアムには約40,000人の大観衆が集まった。
ヒートレースを制したミルサップス。20周で争われるメインイベントで、まずまずのスタートを見せて3位に付けて序盤を走行する。そしてミルサップスは前を行くJ・ウエイマー(カワサキ)に狙いを定めると、レース中盤にバトルを展開。これを抜き去って2位に上がるとポジションをキープし、そのままチェッカーフラッグを受けた。
負傷、後退するライダーが目だった今季のスーパークロスにあって、ミルサップスは卓越したライダーのひとりだった。進歩を続けるミルサップスの速さとその自信は、一連の見事な成績(後半10戦中8戦でトップ5フィニッシュ)と、J・スチュワート(2012年2勝)の欠場の中でチームの鍵となった。なおスチュワートはランキング7位でシリーズを終えた
次のスーパークロスのビッグイベントはモンスターエナジー・カップ(会場は再びサムボイド)で、1月に開幕する2013年シーズン(再び17戦)を前に、10月20日に開催される。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | R・ダンジェイ | KTM | 20 Laps 21:15.548 |
2 | D・ミルサップス | Yamaha | +8.538 |
3 | J・ブライトン | Honda | +11.257 |
4 | J・ウエイマー | Kawasaki | +13.220 |
5 | J・グラント | Kawasaki | +21.711 |
6 | N・イジー | Yamaha | +29.395 |
7 | M・アレッシー | Suzuki | +33.790 |
8 | W・ペイク | Yamaha | +38.328 |
9 | A・ショート | Honda | +39.518 |
10 | N・ウエイ | Kawasaki | +40.897 |
11 | B・ティックル | Kawasaki | +57.122 |
12 | J・シプス | Kawasaki | -1Lap |
13 | C・ブルース | Kawasaki | -1Lap |
14 | G・フェイス | Yamaha | -1Lap |
15 | T・バウワース | Kawasaki | -1Lap |
16 | J・トーマス | Suzuki | -1Lap |
17 | R・クラーク | Kawasaki | -1Lap |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | R・ビロポート | Kawasaki | 323 |
2 | D・ミルサップス | Yamaha | 266 |
3 | R・ダンジェイ | KTM | 257 |
4 | J・ブライトン | Honda | 257 |
5 | J・ウエイマー | Kawasaki | 229 |
6 | M・アレッシー | Suzuki | 206 |
7 | J・スチュワート | Yamaha | 178 |
16 | R・キニリー | Yamaha | 91 |
22 | N・イジー | Yamaha | 46 |
38 | R・モレイス | Yamaha | 7 |
43 | B・ラマイ | Yamaha | 2 |
COMMENT
D・ミルサップス選手談(2012年ランキング2位)
「すごいバトルだったよ、何人と争ったかも分からない…。フープスではかなり良い争いをしたけど、ともかく長い戦いだったことは確かだ。トップグループにいることができたし、プッシュし続けることができた。
ランキング2位を得るということは僕にとってもチームにとっても大きなステップだ。興奮しているよ。YZ450Fに乗り始めて、最高のシーズンだった。ヤマハは素晴らしい走りをしたし、チームの皆にお礼を言いたい。誰にとっても浮き沈みの激しい年だったけど、僕らはできるかぎりのベストを尽くした」