AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークロスに関する情報をお届けします。
Rd.11 3月17日 インディアナポリス
RACE DATA
大会名称:AMAスーパークロス第11戦インディアナポリス大会
開催日:2012年3月17日(土)
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカスオイル・スタジアム
観客数:59, 872人
天候:ドライ
REPORT
ミルサップスが2戦連続表彰台獲得
2012年AMAスーパークロス選手権(およびFIM世界選手権)第11戦でヤマハYZ450Fが今季7度目の表彰台を獲得した。
舞台となったルーカスオイル・スタジアムはアメリカのモータースポーツのメッカ、インディアナポリスにあるタイトで滑りやすいコース。ここでJGRMX・トヨタ・ヤマハ・チームのD・ミルサップスは、詰め掛けた60,000人近い観客を前に、選手権ポイントリーダーでディフェンディング・チャンピオンのR・ビロポート(カワサキ)の後方につけ、B・メットカルフェ(スズキ)、M・アレッシー(スズキ)とバトルを展開。3位でフィニッシュして前戦に続く表彰台に立った。
ミルサップスのチームメイトで前戦デイトナの勝者、J・スチュワートはプラクティスで転倒し、軽い脳しんとうを起こした。サーキットとチームの医療クルーの診断の後、スチュワートはラストチャンス・クオリファイアー参加を試みるが、結局スタートせず、今年初めてメインイベントへの参加を断念した。
スチュワートは依然ランキング3位に就けているが、首位のビロポートとは69ポイント差となり、2012年スーパークロス・チャンピオン獲得の可能性は厳しい状況となった。2位のR・ダンジェイ(KTM、負傷により欠場中)を抜くにはスチュワートは16ポイントが必要だ。ミルサップスは現在、3位スチュワートと26ポイント差の4位に位置している。
第12戦は唯一の米国外となるカナダのトロント市ロジャース・センターで3月24日に開催される。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | R・ビロポート | Kawasaki | 20 Laps 17:30.212 |
2 | J・ブライトン | Honda | +4.882 |
3 | D・ミルサップス | Yamaha | +9.477 |
4 | B・メットカルフェ | Suzuki | +13.762 |
5 | C・シーリー | Honda | +15.374 |
6 | M・アレッシー | Suzuki | +20.481 |
7 | M・ムスキャン | KTM | +23.109 |
8 | B・ティックル | Kawasaki | +41.812 |
9 | W・ペイク | Kawasaki | +52.833 |
10 | N・イジー | Yamaha | -1lap |
11 | J・グラント | Kawasaki | -1lap |
12 | J・シプス | Kawasaki | -1lap |
13 | R・キニリー | Yamaha | -1lap |
14 | M・ゴーケ | Suzuki | -1lap |
15 | J・アレッシー | Suzuki | -1lap |
16 | K・リーガル | Kawasaki | -1lap |
17 | R・クラーク | Kawasaki | -2laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | R・ビロポート | Kawasaki | 246 |
2 | R・ダンジェイ | KTM | 192 |
3 | J・スチュワート | Yamaha | 177 |
4 | D・ミルサップス | Yamaha | 151 |
5 | K・ウインダム | Honda | 146 |
6 | J・ブライトン | Honda | 143 |
18 | R・キニリー | Yamaha | 40 |
27 | N・イジー | Yamaha | 14 |
35 | R・モレイス | Yamaha | 6 |
37 | B・ラマイ | Yamaha | 2 |
COMMENT
D・ミルサップス選手談(3位)
「文句を言うつもりはないんだ。僕は懸命に走り、そしてそこまで上がっていったんだ。でもウインダムが脱落して、あれにはがっかりした。かなりハードな転倒だったようだからね。僕はともかくプッシュして、プッシュし続けて、表彰台に上がった。だから、かなりへたばったよ。メットカルフェとちょっとバトルをした。アレッシーともね。僕は半ばで抜きんでて、そのことしか気にしていなかった」
J・スチュワート選手談(DNS)
「すごく痛みがあるし、フロリダに戻ったら検査を受けるつもりだ。チームとファンに対しておそまつなところを見せてしまった。昨夜何が起こったのか、整理しようとしているところだ」
J・アルブレヒト、JGR/Toyota Yamahaチーム監督談
「それほど深刻なことはない。ジェームス(スチュワート)は頭を打っていて、恐らく走ることはできただろうけど、賢明な策をとっただけなんだ。選手権についていえば恐らく走る価値はあったのだろうけれど、来週必ずカムバックしなければならないし、何レースか勝たなければならない。ディビー(ミルサップス)が表彰台に上がるというのはクールだね。今、シリーズポイントではディビーが4位でジェームスが3位なので、そう悪くはない。もちろん、ジェームスともども望んでいた通りのシーズンとはなっていないけど、いくつか勝ったし、レースはまだ残っているからね」