AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークロスに関する情報をお届けします。
Rd.15 4月18日 シアトル
RACE DATA
大会名:AMAスーパークロス第15戦シアトル大会
開催日:2009年4月18日(土)
開催地:ワシントン州シアトル
会場:クエスト・フィールド
観客:50,016人
REPORT
スチュワートが2位でランキングトップに浮上!
2009年AMAスーパークロス第15戦が、シアトルのクエストフィールドで開催された。YZ450Fを駆るJ・スチュワートは、ラフなコースで果敢に戦い2位を獲得。ここまで開幕戦でのつまずきを着実に挽回してきたスチュワートは、シリーズ終了まで2戦を残しついにランキングトップに躍り出た。
スチュワートはスタート直後の第1コーナーの混乱で遅れ、1周目を11番手で通過。その後、果敢に追い上げて15周で9つポジションを上げると、16周目には2番手に上がりそのままフィニッシュした。
一方、タイトルを争うライバルのC・リード(スズキ)は、同じくスタート後の第1コーナーの混乱で遅れ、今シーズン最も低いリザルトとなる7位にとどまった。
スチュワートとリードは5ポイント差でシアトル大会に臨んだが、スチュワートが22ポイントを獲得したのに対し、リードが14ポイントとなったため、両者のランキングが逆転。この結果、ソルトレークシティとラスベガスの2戦を残してスチュワートが3ポイント差で優位に立った。
現在10勝を獲得しているスチュワート(自身のキャリアでは35勝)は、チャンピオン獲得とともに、ヤマハにとって1シーズンでの勝利数で最多となる11勝という記録にも挑戦することとなる。
なお、J・グラントは6位入賞を果たし、ランキング4位をキープ。ランキング3位のA・ショートとは33ポイント差だが、逆転を目指し残り2戦に臨む。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | R・ビロポート | Kawasaki | 18’28.902 |
2 | J・スチュワート | Yamaha | 0’07.873 |
3 | D・ミルサップス | Honda | 0’09.359 |
4 | M・アレッシー | Suzuki | 0’10.735 |
5 | A・ショート | Honda | 0’23.027 |
6 | J・グラント | Yamaha | 0’29.702 |
7 | C・リード | Suzuki | 0’38.537 |
8 | P・カーペンター | Kawasaki | 0’43.705 |
9 | I・タデスコ | Honda | 0’47.632 |
10 | K・ウインダム | Honda | 0’52.394 |
11 | N・ウエイ | Yamaha | 0’54.538 |
12 | H・ヴォス | Honda | 1’06.764 |
13 | T・ハーン | Kawasaki | -1 Laps |
14 | M・ボニ | Honda | -1 Laps |
15 | J・トーマス | Honda | -1 Laps |
16 | K・チゾム | Yamaha | -1 Laps |
17 | T・バウワース | Honda | -1 Laps |
18 | J・マーサック | Honda | -1 Laps |
19 | T・アダムス | Honda | -1 Laps |
20 | B・ラニノビッチ | Kawasaki | -2 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | J・スチュワート | Yamaha | 332 |
2 | C・リード | Suzuki | 329 |
3 | A・ショート | Honda | 241 |
4 | J・グラント | Yamaha | 208 |
5 | K・ウインダム | Honda | 204 |
6 | M・アレッシー | Suzuki | 203 |
7 | I・タデスコ | Honda | 199 |
8 | R・ビロポート | Kawasaki | 190 |
9 | D・ミルサップス | Honda | 188 |
10 | J・ヒル | Yamaha | 146 |
11 | T・フェリー | Kawasaki | 100 |
12 | H・ヴォス | Honda | 95 |
13 | M・ボニ | Honda | 90 |
14 | N・ウエイ | Yamaha | 80 |
15 | K・チゾム | Yamaha | 79 |
16 | P・カーペンター | Kawasaki | 78 |
17 | B・コイジー | Honda | 75 |
18 | B・ヘプラー | Yamaha | 70 |
19 | T・ハーン | Kawasaki | 52 |
20 | J・ローレンス | Yamaha | 43 |
COMMENT
J・スチュワート選手談(2位)
「第1コーナーの混乱で自分がどれほど遅れたかを教えてもらったけど(15番手あたり)、とんでもないね。さらにその混乱で他車と接触しクラッチレバーを曲げてしまったんだ。だからその時点ではもう完走を目指すことが最優先だった。最初の数ラップは他を抜いて前に行こうとするライダーで溢れていて、まさに修羅場だったし、トップグループと大差がついていたことが分かっていたから、結果的に2位に入ったことは自分でもかなり驚いている。これまで15レースを戦ってきて、ランキングをリードするのはこれで2度目だ。今は毎日のように選手権のことを考える。今年たくさんのレースで勝ってきたけど、ランキングではほとんどが2位だったので、トップに立ったのはともて良い気分。でもチャンピオンへの道のりはまだ長いよ」