AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークロスに関する情報をお届けします。
Rd.14 4月4日 ジャクソンビル
RACE DATA
大会名:AMAスーパークロス第14戦ジャクソンビル大会
開催日:2009年4月4日(土)
開催地:フロリダ州ジャクソンビル
会場:ジャクソンビル・ミュニシパル・スタジアム
観客:31,000人
REPORT
スチュワート、今季10勝目を挙げる
全17戦で争われる2009年AMAスーパークロスシリーズの第14戦がフロリダ州ジャクソンビルで行われた。YZ450Fを駆るJ・スチュワートは、最大のライバル、C・リード(スズキ)を下し今季10勝目を獲得。2000年にJ・マクグラスが打ち立てた、ヤマハマシンによる1シーズン最多勝記録と並ぶと同時に、ランキングではリードとの差を5ポイントとし、残り3戦での逆転によるタイトル獲得に一歩近づいた。
スーパークロスが初開催されるフロリダ州のジャクソンビル・ミュニシパル・スタジアムには31,000人を超える観客が集まった。第10戦デイトナ大会で満足な結果を残せなかったスチュワートにとって、地元、フロリダ州での開催となる今回のレースは、これを払拭する機会となった。
予選ヒートを制したスチュワートだったが、20周で行われるメインイベントは、1周目からリードに先行を許し、2番手からその背中を追う展開となる。しかしレースも終盤に差しかかる15周目、スチュワートはリードを捉えると、そのままファーストチェッカーを受け、今季10勝目を獲得した。
リードがスチュワートに続く2位となったことで2人の差は、13戦終了時の8ポイントから5ポイントに縮まり、スチュワートの逆転優勝の可能性をさらに高めることとなった。
なお、J・ヒルは4位。K・チゾムはこれまでのベストリザルトとなる8位。またJ・グラントはリタイヤとなった。
スチュワートは、ロサンゼルスで行われた開幕戦でのリタイヤにより、今シーズンの前半はその多くを挽回のために費やし、第9戦でようやくリードと並びランキングトップに立った。しかし直後の第10戦デイトナ大会でスチュワートは7位に沈み、リードに再び先行を許してタイトルが遠のいてしまう。ところがその後の2週間で2度の勝利を得て再びタイトル獲得に向け巻き返しを図っている。第15戦は2週間後にシアトルのクエスト・スタジアムで開催される。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | J・スチュワート | Yamaha | 17’49.793 |
2 | C・リード | Suzuki | 0’03.664 |
3 | K・ウインダム | Honda | 0’28.167 |
4 | J・ヒル | Yamaha | 0’39.433 |
5 | A・ショート | Honda | 0’41.793 |
6 | M・アレッシー | Suzuki | 0’46.83 |
7 | T・ハーン | Kawasaki | 0’54.049 |
8 | K・チゾム | Yamaha | 0’56.922 |
9 | H・ヴォス | Honda | -1 Laps |
10 | B・ラニノビッチ | Kawasaki | -1 Laps |
11 | B・ヘプラー | Yamaha | -1 Laps |
12 | B・コイジー | Honda | -1 Laps |
13 | I・タデスコ | Honda | -1 Laps |
14 | R・シッペス | KTM | -1 Laps |
15 | T・アダムス | Honda | -1 Laps |
16 | M・ボニ | Honda | -13 Laps |
17 | J・ローレンス | Yamaha | -14 Laps |
18 | J・グラント | Yamaha | -15 Laps |
19 | D・ミルサップス | Honda | -15 Laps |
20 | P・カーペンター | Kawasaki | -16 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | C・リード | Suzuki | 315 |
2 | J・スチュワート | Yamaha | 310 |
3 | A・ショート | Honda | 225 |
4 | J・グラント | Yamaha | 193 |
5 | K・ウインダム | Honda | 193 |
6 | I・タデスコ | Honda | 187 |
7 | M・アレッシー | Suzuki | 185 |
8 | D・ミルサップス | Honda | 168 |
9 | R・ビロポート | Kawasaki | 165 |
10 | J・ヒル | Yamaha | 146 |
11 | T・フェリー | Kawasaki | 100 |
12 | H・ヴォス | Honda | 86 |
13 | M・ボニ | Honda | 83 |
14 | B・コイジー | Honda | 75 |
15 | K・チゾム | Yamaha | 74 |
16 | B・ヘプラー | Yamaha | 70 |
17 | N・ウエイ | Yamaha | 70 |
18 | P・カーペンター | Kawasaki | 65 |
19 | T・ハーン | Kawasaki | 44 |
20 | J・ローレンス | Yamaha | 43 |
COMMENT
J・スチュワート選手談(優勝)
「選手権は今、激しい優勝争いを展開していて、緊張感に満ちている。もしお互いを悪く言えばカッとなってしまうだろうけど、それもレースの一部。彼は今夜、すばらしい走りをした。僕にとってうまく終わったというだけのことだ。この後1週間のオフがあるので、どうなるか楽しみだ」