AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

AMAスーパークロス
起伏のある地形を利用して行う伝統的なモトクロスレースとは異なり、スタジアムに土砂を運び込み、タイトコーナーと多数のリズム&ジャンプセクションで構成する特設コースで行うオフロードレース。1月上旬から5月上旬までの期間、北米を舞台に設定され、毎戦数万人もの観客がスタジアムを埋める人気のモータースポーツイベントである。2026年はアメリカ国内を転戦しながら、全17戦が設定されている。
クラスは使用する車両の排気量で「450SX」と「250SX」に分かれ、「450SX」がアメリカを中心に世界中からトップライダーが集うスーパークロスの世界最高峰だ。「450SX」のスケジュールは、まずQualifyingでのタイム計測により上位40人に絞られる。その後、2組に分かれてヒートレースを行い、各組1〜9位に入った18人がメインイベントに進出。これに入れなかったライダーはLast Chance Qualifierにまわり、この上位4人を加えた22人のライダーが、20分+1周のメインイベントに出場することができる。
一方の「250SX」は、「450SX」への登竜門として位置づけられ、若手ライダーが中心に参戦している。大会が開催されるエリアで「ウエスト」と「イースト」という2つのシリーズ戦が設けられており、それぞれでチャンピオンを決定する。予選・決勝のシステムは「450SX」と同様で、メインイベントは15分+1周で行われる。
なお一部のレースでTRIPLE CROWN(トリプルクラウン)というレースフォーマットが設定されており、「450SX」は12分+1周、「250SX」は10分+1周のレースを各クラス3レース実施。3レースの順位を合計し最小スコアを得たライダーが1位とされる。
1974年にスタートしたこのAMAスーパークロスでヤマハ発動機は、現在の「450SX」の前身となる250ccクラスでピエール・カールスマーカーが初代チャンピオンを獲得。1977年からボブ・ハンナが3連覇、1980年はマイク・ベル、1998〜2000年にジェレミー・マクグラスが3連覇、2004年・2008年にチャド・リード、2009年にジェームス・スチュワート、2022年にはイーライ・トマック、2025年にクーパー・ウエブがタイトルに輝いており、当社は通算13回のチャンピオンを獲得してきた。
なお、このスーパークロス(17戦)と、5月に開幕するアウトドアでのAMAモトクロス(11戦)の成績を加味して出場権が与えられるスーパーモトクロス世界選手権が行われ、プレーオフとして3戦が設定されている。
ライダー紹介
チーム
2026年は、Yamaha Motor Corporation, USA(YMUS)とStar Racingが協力して運営する「Monster Energy Yamaha Star Racing」が参戦する。1999年、起業家のボビー・レーガンによって設立されたStar Racingは、250ccクラスを主戦場とし、これまでAMAのプロクラスでは250SXで9回、2560MXで7回ものタイトルを獲得してきた名門チームである。
2020年からYMUSとのパートナーシップを強化し、2021年からヤマハトップチームとして450ccクラスへの参戦も開始した。2022年はイーライ・トマックとともに最高峰クラスで2009年以来となるチャンピオンを獲得。2025年にはクーパー・ウエブと2回目となるチャンピオンを獲得した。
今シーズンの450SXは2名のライダーが参戦。2024年、ヤマハに2018年以来となる復帰を果たし、2025年には5勝を獲得して最高峰クラスで自身3度目となるタイトルを獲得したウエブ。そして2024年から450SXにフルエントリーを開始し、同年はランキング6位、2025年はさらに上昇しランキング3位を獲得したジャスティン・クーパーが、モデルチェンジを行った2026年モデルのYZ450Fで参戦し、2025年に続く連覇をめざす。
250SXには、2025年のウエストでスーパークロス初のタイトルを獲得、250MXとの二冠を達成したヘイデン・ディーガン(AMAモトクロスは450MXに出場する予定)をはじめ、マイケル・モシマン、ネイト・スラッシャー、コール・デイビス、マックス・アンスティ、ピアース・ブラウン、ケイデン・ダドニー、ケイデン・マイナー、カーソン・ウッド、ランデン・ゴードンという総勢10名が参戦。YZ250Fでウエスト。イースト両ディビジョンでのチャンピオン獲得がターゲットとなる。
マシン
YZ450F(Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team)
「Inevitable select for the Win」をコンセプトに開発したヤマハ発動機オフロード競技用モデルのフラッグシップがYZ450F。高速域でのパワフルさと低中速域での扱いやすさを両立した新エンジン、上質な操作フィーリングを実現した油圧クラッチ、剛性を適正化しより穏やかなフィーリングをもたらす新フレームなど、多くをアップデートしている。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」が使用するのはこの市販YZ450Fをベースに、タイトターンとリズムセクションを中心に構成されるスーパークロスコースに合わせ、Star RacingとYMUSがチューニングを施し戦闘力向上を図ったYZ450F。2025年は、2021年以来となる最高峰のタイトル獲得しており、2026年は450SXの連覇がミッションとなる。
YZ450Fの製品情報はコチラ
YZ250F(Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team)
2023年、"Synchronization YZ with every MX racer"をコンセプトに、低中速域での優れた特性に加えて中高速域での性能を向上したエンジン、車体の一体感を追求したバイラテラルビーム・フレーム。そしてエアフローマネージメントとアクション自由度に配慮した軽量コンパクトなボディなどを採用したYZ250F。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」では、この車両をベースに、スーパークロスコースに合わせてStar RacingとYMUSがチューニングを行った専用マシンを使用する。2025年はウエストでヘイデン・ディーガンがチャンピオンに輝いており、今年は10名のライダーたちとともに250SXのウエスト、イーストでの二冠をめざす。
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