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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

AMAスーパークロス

起伏のある地形を利用して行う伝統的なモトクロスレースとは異なり、スタジアムに土砂を運び込み、タイトコーナーと多数のリズム&ジャンプセクションで構成する特設コースで行うオフロードレース。1月上旬から5月上旬までの期間、北米を舞台に設定され、毎戦数万人もの観客がスタジアムを埋める人気のモータースポーツイベントである。2024年は、アメリカ国内を転戦しながら、全17戦が設定されている。

クラスは使用する車両の排気量で「450SX」と「250SX」に分かれ、「450SX」がアメリカを中心に世界中からトップライダーが集うスーパークロスの世界最高峰だ。「450SX」のスケジュールは、まずTimed Qualifying Practicesで、タイム計測により上位40人に絞られる。その後、2組に分かれてヒートレースを行い、各組1〜9位に入った18名がメインイベントに進出。これに入れなかった者はLast Chance Qualifierにまわり、この上位4名を加えたライダーたちが、約20周のメインイベントに出場する。

一方の「250SX」は、「450SX」への登竜門として位置づけられ、若手ライダーが中心に参戦している。大会が開催されるエリアで「ウエスト」と「イースト」という2つのシリーズ戦が設けられており、それぞれでチャンピオンを決定する。予選・決勝のシステムは「450SX」と同様で、メインイベントは約15周で行われる。

1974年にスタートしたこのAMAスーパークロスでヤマハ発動機は、現在の450SXの前身となる250ccクラスでピエール・カールスマーカーが初代チャンピオンを獲得。1977年からボブ・ハンナが3連覇、1980年はマイク・ベル、1998〜2000年にジェレミー・マクグラスが3連覇、2004年・2008年にチャド・リード、2009年にジェームス・スチュワート、2022年にはイーライ・トマックが、当社にとって通算12回目となるチャンピオンを獲得した。

なお、このスーパークロスと5月に開幕するアウトドアでのAMAモトクロスを含めたスーパーモトクロス世界選手権が開催される。

ライダー紹介

#3イーライ・トマック

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

#2クーパー・ウェブ

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

#32ジャスティン・クーパー

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

チーム

2024年は、Yamaha Motor Corporation, USA(YMUS)とStar Racingが協力して運営するヤマハトップチーム「Monster Energy Yamaha Star Racing」が参戦する。Star Racingは2020年までは250ccクラスを主戦場に、AMAのプロクラスで多くのタイトルを獲得してきた名門。2021年からYMUSとのパートナーシップを強化し、ヤマハトップチームとして450ccクラスへの参戦も開始した。2022年はイーライ・トマックとともに、最高峰クラスで2009年以来となるチャンピオンを獲得。2023年もトマックが連覇を目前にしながら怪我で離脱したがランキング2位と好成績を収めてきた。

今シーズンは、怪我から復帰するトマック。これにヤマハでは2015年に250SXウエスト、2016年は250SXウエストと250MXでチャンピオンを獲得。その後450SXでチャンピオンを獲得するなどトップライダーであるクーパー・ウェブがヤマハに復帰。さらに昨年450SXにスポット参戦し、今年からフルエントリーとなるジャスティン・クーパーを加えた3人がYZ450Fで参戦、最高峰のタイトル奪還を目指す。

一方の250SXは、昨年のイーストでランキング2位、250MXでもランキング2位。そしてスーパーモトクロスでタイトルを獲得したヘイデン・ディーガンをはじめ8名のライダーが参戦する。

マシン

YZ450F(Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team)

2023年、「Synchronizing the YZ with Every Rider」をコンセプトに開発し、パワフルで扱いやすい軽量な新設計エンジン、新設計クラッチと新トランスミッション、軽快性と安定性を高次元で両立した新設計バイラテラルビーム・フレーム、軽量コンパクトを具現化した外観デザインなど、フルモデルチェンジを果たしたYZ450F。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」が使用するのが2024年モデルをベースに、タイトターンとリズムセクションを中心に構成されるスーパークロスコースに合わせて戦闘力向上を図ったYZ450F。2023年、あと一歩届かなかった最高峰でのタイトル獲得がミッションだ。

YZ250F(Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team)

"Synchronization YZ with every MX racer"をコンセプトに、低中速域での優れた特性に加えて中高速域での性能を向上したエンジン、車体の一体感を追求したバイラテラルビーム・フレーム。そしてエアフローマネージメントとアクション自由度に配慮した軽量コンパクトなボディなど、マイナーチェンジを行った2024年型YZ250F。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」では、この車両をベースに、スーパークロスのコースに合わせてモディファイを行ったの専用マシンを使用する。

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