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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

PO.01 9月6日 コンコード

SUMMARY

ノースカロライナ州コンコードで開催されたスーパーモトクロス世界選手権プレーオフのMoto1で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが3位に入った。Moto1終了後、激しい雷雨に見舞われ、落雷があったため、Moto2は中止となり、Moto1の結果がSMXプレーオフ1の最終結果はとなった。両チームメイトは困難な状況を乗り越え、クーパー・ウエブは負傷欠場からの復帰初戦で7位、ジャスティン・クーパーはMoto1スタートでのクラッシュから挽回し、11位まで追い上げたところでレースを終えた。

250SMXではヘイデン・ディーガンが勝利を収め、タイトル防衛に向けて好スタートを切りました。ディーガンと共にトップ10入りしたのは、SMXデビュー戦となったコール・デイビスが8位、ネイト・スラッシャーは9位として250SMXランキングのトップ10入りを果たした。マックス・アンスティとダクストン・ベニックは、怪我で多くのレースを欠場しシード外だったが、ワイルドカードで出場し、それぞれ13位と15位でフィニッシュした。

RACE DATA

2025スーパーモトクロス プレーオフ1
開催日:2025年9月6日(土)
開催地:ノースカロライナ州コンコード
会場:zMAXドラッグウエイatシャーロット・モータースピードウェイ

REPORT

トマックが450SMXプレーオフでポディウムフィニッシュ

スーパークロスシーズンを負傷により欠場した後、450SMXに7番シードで臨んだトマックは、週末に力強い走り出しを見せて予選を3位。Moto1ではスプリットレーンスタートから2番手に滑り込むと、さらにプッシュを続け、トップのライダーを射程圏内に収めて、好ペースで力走した。ところがレース終了まで残り4周となったところで転倒を喫してしまう。だがすぐに立ち直り、3番手で再走を果たしたトマックは、そのまま3位でフィニッシュした。この結果、トマックは450SMXランキングでトップと12ポイント差の4位につけた。

膝を負傷して以来、レースから遠ざかっていたウエブは、予選で7位に入り、Moto1では好スタートを見せて5番手につけた。2周目に7番手へと後退したが、力強いペースで走行を続けたウエブは、ポジションを守り、そのまま7位でフィニッシュ。これにより2025年450SXチャンピオンのウエブは貴重なポイントを獲得し、ランキングトップと14ポイント差の6位でプレーオフ第2戦に臨む。

クーパーはこの週末、力強い走り出しを見せ、金曜日のプラクティスでは3位に入り、土曜日の予選では6位となった。だが、不運にもMoto1のスタート直後に転倒を喫して、バイクの下敷きとなりタイムをロス。最後尾まで後退し、トップから30秒遅れで再走を果たした。それでも諦めることなく追い上げを続け、レース終了まで残り2周となったところで11番手まで順位を上げ、そのままフィニッシュ。貴重なポイント獲得した。クーパーは現在、トップと11ポイント差のランキング3位つけている。

3ラウンドで行われるSMXファイナルは来週末も続き、9月13日にミズーリ州セントルイスのザ・ドーム・アット・アメリカズで、ダブルポイントが付与されるプレーオフ第2戦が行われる。

ディーガン、250SMXプレーオフ1で勝利

250MXで2連覇を果たしているディーガンは、期待通りのスタートはできず、オープニングラップを7位で終了。しかしすぐにペースを上げ、5周目には2位へと浮上。さらに、ディーガンはハイペースでトップを追い上げ、残り2周でトップに立つとそのまま優勝。8ポイントのリードを持ってプレーオフ第2ラウンドに臨む。

250SMXのデビュー戦となったデイビスは、ルーキーながら力強い走りを見せた。予選9位からスタートしたデイビスは、好スタートを切って4番手。さらに3周目には2番手まで順位を上げた。しかし、続くラップではトリッキーなコンディションの中で転倒し7番手に後退。しかし、若きデイビスは粘り強く戦い、最終的に8位でフィニッシュした。

スラッシャーはSMXプレーオフ開幕戦でも着実な前進を見せた。スラッシャーは予選8位とし、決勝でも同じ順位でスタートを切った。ここからさらに上位を目指したが、最終的には9位。しかし、この好走はポストシーズンのタイトル争いに貢献しランキングでは7位に浮上した。

バーミンガム以来、レースから遠ざかっていたアンスティは、SMXプレーオフ第1戦でレースに復帰した。イギリス出身のアンスティは速さを見せ、ワイルドカード250レース(250SMXモトクロスのラストチャンス予選)で2位に入り、17番手で出場権を獲得した。その後、Moto1では、スプリットレーンスタートで最後尾となったが、諦めることなく粘り強く戦い、13位まで挽回しゴールした

怪我で欠場していたベニックも、ワイルドカード250レースに出場して4位に入った。ベニックもまたスタート直後は後方に沈んでいたが、粘り強く戦い15位まで順位を上げてフィニッシュした。

3ラウンドで行われるSMXファイナルは来週末も続き、9月13日にミズーリ州セントルイスのザ・ドーム・アット・アメリカズで、ダブルポイントが付与されるプレーオフ第2戦が行われる。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(3位)

「良いレースになりました。もちろん、転倒は残念でしたけど、スプリットレーンでのスタートでホールショットを奪いましたし、第2、第3ターンでは2番手につけました。ライディングはすごく良かったです。ジェット(ローレンス)のすぐうしろにつけていて、残念ながら軽い転倒をしてしまいました。でもすぐに立ち上がり、表彰台圏内にとどまりました。これは良かったです。ここはすごくタフなコースで、今まで走った中でも一番興味深いコースのひとつで、コンディションは複合的で、わだちがクレージーなほど深く、スーパークロスのリズムで走り抜けなければなりませんでした。それにダートのコンディションが、ソフトでスポンジ状だったため、今までで一番厳しもののひとつでした。ここは3位で終えましたけど、来週末はもっと上を目指します」

クーパー・ウエブ選手談(7位)

「全体的に浮き沈みの激しい一日でした。膝の怪我の影響で、正直、準備不足ではあったので、思ったような速さで走れませんでした。ただ、レースでは好スタートを決めて、7位でフィニッシュすることができました。これは今、自分の位置を表す順位だったと思います。Moto2を走れない変な一日でしたけど、それを受け入れます。改善すべき点は分かっています。来週末のレースはスーパークロス寄りのレースになると思うので、僕らのスタイルに合っていると思います。来週はもう少し準備をして、反撃したいと思います」

ジャスティン・クーパー選手談(11位)

「最高の一日とはならず、全体的に厳しい週末になりました。コースは本当にタフでしたね。スタートは良かったのですが、押し出されてコースアウトして転倒してしまいました。バイクの下敷きになって、少し火傷してしまいました。今日はMotoがひとつしかなかったので残念でしたけど、これもレースです。ここはシングルポイントで、唯一、ミスが許されるラウンドです。来週末に期待しています」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(優勝)

「良い一日でした。予選1回目は良かったのですが、予選2回目は期待していたほどではありませんでした。それでも、第1ヒートで優勝することができました。1周目は集団に埋もれてしまい、勝利のために必死に戦わなければなりませんでした。雨天中止で第2ヒートがなかったため、最も楽な日の一つでしたが、集団の中を駆け抜けたレースは最も厳しいレースの一つでした」

コール・デイビス選手談(8位)

「シャーロットのコースは荒れ模様でした。Moto1では良い感触を得ていて2位を走行中していましたが転倒してしまい、厳しい結果となりました。Moto2に向けては再び挑戦する準備ができていたので、天候のせいでそれが叶わなかったのは残念です」

ネイト・スラッシャー選手(9位)

「まだ改善すべき点は少しありますが、全体的なスピードは良かったと思います。ただ、少しアグレッシブさが足りませんでした。何人かのライダーを抜くことができなかったのです。Moto2またチャンスを掴めると思っていましたが、あのペースなら確実に上位争いができたはずなので残念です。来週はスーパークロスコースで僕のスタイルに合っているから、次はもっとアグレッシブに攻めて表彰台を狙います」

マックス・アンスティ選手(13位)

「今日はMoto1だけで予想外の展開でしたが、復帰できて本当に嬉しいです。このコースは、復帰戦としては難しいコースでした。5ヵ月間、休んでいて、ここ3週間は痛みがありませんでした。走っている時は調子が良いのですがまさに試練でした。無事に乗り切ることができて嬉しいです。少し調子が鈍っているのは確かですが、これからもっと成長できると思っています。来週末が楽しみです」

ダクストン・ベニック選手(15位)

「まずまずの一日でした。シードなしで予選に臨み、総合タイムで5位という結果には本当に満足しています。LCQのスタートで少し出遅れてしまったので、そこは改善が必要ですが、4位でフィニッシュしました。そしてMoto1は、アウトからのスタートで本当に大変でした。ベストを尽くし集団をかき分けて15位まで順位を上げましたが、Moto2がキャンセルになってしまいました。本当は走りたかったのですが仕方ありません。次の週末もありますからね」

450MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.1

RIDERS RANKING 450MX

RIDERS RANKING 250MX

CONSTRUCTORS RANKING 450MX

CONSTRUCTORS RANKING 250MX

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