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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.06 7月6日 レッドバッド

SUMMARY

ミシガン州ブキャナンのレッドバッドMXで開催されたAMAプロモトクロス選手権第6戦レッドバッド・ナショナルで、Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが3位/6位で総合5位に入り、ランキングでは3位に浮上した。
250MXではMonster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンがMoto1で2位、Moto2では転倒したライダーとの不運なクラッシュから挽回して6位でフィニッシュ。総合5位を獲得した。マックス・アンスティは加入後2回目の出場で引き続き進歩を示し、9位/13位で総合9位。ダクストン・ベニックとニック・ロマノも進歩を見せ、それぞれ総合11位(16位8位)と13位(12位/14位)。ジョードン・スミスは、Moto1でのクラッシュがあり、総合16位(38位/10位)とした。

RACE DATA

2024 AMAモトクロス 第6戦レッドバッド
開催日:2024年7月6日(土)
開催地:ミシガン州ブキャナン
会場:RedBud MX

REPORT

450SX
クーパーが3位/6位で総合5位

クーパーは予選で2番手に入る素晴しい走り出しを見せた。Moto1では第1ターンに3番手で進入したが、オープニングラップで4番手に後退。だがひるむことなくプッシュし続けたクーパーは、レース中盤で3番手との差を詰めていった。そしてラロッコズ・リープでこれをパスして3番手に上がると、終盤には2番手にも迫るが3位でフィニッシュし、ルーキーシーズンで4度目の450SX Moto表彰台に立った。

ホールショットにはわずかに及ばなかったが、クーパーはMoto2でも素晴らしいスタートを見せると、オープニングラップの混乱で4番手に後退。その後、わだちの深いコースで不運にも2度に渡って転倒を喫した。2周目に10番手で再走を果たし、追い上げを展開。6番手まで挽回したところでチェッカーフラッグを受け総合5位となった。シリーズが後半に突入する中、クーパーはランキングで1位と48ポイント差の3位に浮上した。

Monster Energy Yamaha Star Racingは、7月13日にミネソタ州ミルビルのスプリングクリークMXパークで開催されるAMAプロモトクロス選手権第7戦およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第24戦、スプリングクリーク・ナショナルに臨む。

250SX
ディーガンが2位/6位で総合5位、ランキングは42ポイントリード

ディーガンは予選総合タイムで4番手となり、続くMoto1でもスタート直後に4番手につけた。レッドプレート保持者であるディーガンは、トリッキーなコンディションの中で賢明なレース展開を見せ、前進を続けた。タイトルを争う直接のライバルが4周目に転倒した後、ディーガンは3番手に浮上すると、11周目には先行するライダーをパスして2番手に上がった。ディーガンは集中したライディングでトップとの差を縮め、最後までスリリングなバトルを繰り広げ、優勝まであとわずか0.3秒に迫る2位でチェッカーを受けた。Moto2ではスタートが決まらず、1周目を終えて10番手としたディーガン。2周後には8番手まで順位を上げ、さらにトップグループを目指すが、不運にもジャンプの着地で転倒していたライダーとクラッシュしたが、再走を果たして6位でフィニッシュし、貴重なポイントを獲得してランキングでの2位以下との差を守った。

250MXのレースから長い間離れていたアンスティが2024年、チームと2回目のレースを迎えた。9番手で予選を通過すると、続くMoto1では堅実なスタートを見せてトップ10圏内につける。オープニングラップで12番手に後退したが力走を続け、9番手まで上がってフィニッシュ。Moto2でも再び堅実なスタートを見せてトップ10圏内につけるが、18番手まで後退。その後13番手まで順位を上げてフィニッシュして総合9位となり、ディーガンと共にトップ10入りを果たした。

ベニックは予選で、今シーズンのアウトドアレースでこれまでの自己ベストとなる10番手を獲得した。しかし残念ながら、期待通りのスタートができず、1周目を終えて30番手。その後べニックは見事な追い上げを見せて16位でフィニッシュした。Moto2では、はるかに良いスタートを見せて6番手につけると、そこからトップ10圏内でバトルを続け、シーズンベストの8位でフィニッシュ。総合11位に入った。

ロマノも前進を続け、予選で6番手と今シーズンの自己最高の成績を収めた。しかし、両Motoとも思うようにスタートできなかったが、厳しいコンディションの中でプッシュを続け、12位と14位でフィニッシュし、総合13位でこの日の走りを終えた。

スミスにとっては厳しい1日となった。予選は13番手としたが、Moto1では好スタートを見せて6番手につけると、オープニングラップを終えて8番手に後退。そして5周目に他のライダーと接触してクラッシュしリタイアを余儀なくされた。続くMoto2で、スミスは38番グリッドから好スタートを切り、1周目を終えて17番手につけた。その後もスミスは集中したライディングで猛チャージ。10番手まで上がったところでフィニッシュし、総合16位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチーム、次は7月13日にミネソタ州ミルビルのスプリングクリークMXパークで開催されるAMAプロモトクロス選手権第7戦およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第24戦、スプリングクリーク・ナショナルに臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ジャスティン・クーパー選手談(3位/6位:総合5位)

「一日中ずっと良い感触でした。最初のMotoでは好スタートを切って、最後まで攻めてポディウムフィニッシュしました。Moto2でも好スタートを切ったのですが、他のライダーたちに挟まれてしまいました。すぐに4、5番手まで挽回したのですが、その後、同じターンで2回も転倒してしまいました。これは残念でした。これで後退してしまい、6番手までしか挽回できませんでしたが、ライディングは本当に良かった。ポジティブな点はたくさんありましたし、来週末は表彰台を目指します」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(2位/6位:総合5位)

「低調な一日でした。予選は4番手でMoto1はとても良いライディングができました。スタートはまずまずで、マスタープール選手に追いつきましたが、写真判定になりました。結局、彼が勝ちましたが本当に僅差でした。Moto2ではスタートで挟まれてしまいました。僕は最速ラップを記録したのですが、あるライダーが着地時にクラッシュしており、フラッグが出ていなかったため僕もクラッシュしてしまいました。それで今日は2位/6位で総合5位。ポイントロスもなかったので良かったです。まだ2位とは42ポイントの差がありますが、しっかりと準備して来週末にはまた好成績を目指します」

マックス・アンスティ(9位/13位:総合9位)

「今回は総合9位でしたが、前進していますし、250MXの理解も進んでいます。周回を重ねていることをうれしく思っていますし、来週末のミルビルも楽しみです」

ダクストン・ベニック選手談(16位/8位:総合11位)

「この週末は僕にとってかなり良かったですね。最初のMotoは36番手からスタートして、タイトなライディングになりましたけど、16番手まで挽回できました。Moto2では本当に良いスタートを切ることができましたし、成績は8位でしたけど、4位から7位のライダーともそれほど大きな差がなかったので、満足しています。まだやれるということを証明しました。来週末が楽しみです」

ニック・ロマノ選手談(12位/14位:総合13位)

「良い一日でした。予選はうまくいって6番手だったので興奮しました。両Motoとも良いライディングができましたが、スタートが良くありませんでした。これは自分のせいですが、走りは良い感触だったし進歩もできたから、あまり腹を立てる必要もありません。もう一度気持ちを立て直し、いくつかの課題を解決してミルビルでがんばります」

ジョードン・スミス選手談(38位/10位:総合16位)

「昨日は雨がかなり降ったので、路面はとても深いわだちが続いていました。予選ではベストタイムを出せなくて、Moto1ではジョーイ(サバジー)選手と接触して激しく転倒しましたが、幸運にも無事でした。Moto2では38番ゲートだったので、あまり良いスタートとはなりませんでしたけど、なんとかトップ10まで挽回しました。今日の展開にはあまり満足していませんが、これから戻ってミルビルに備えます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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