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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.04 6月15日 ハイポイント

SUMMARY

ペンシルベニア州マウント・モリスのハイポイント・レースウェイで開催されたAMAプロモトクロス選手権第4戦ハイポイント・ナショナルで、Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが、4位/6位で総合5位に入った。シリーズ4戦を終えて、ルーキーのクーパーはランキング4位を守っている。

RACE DATA

2024 AMAモトクロス 第4戦ハイポイント
開催日:2024年6月15日(土)
開催地:ペンシルベニア州マウントモリス
会場:ハイポイント・レースウェイ

REPORT

450MX
クーパーが総合5位でフィニッシュ

47 回目を数えるハイポイント・ナショナル。その前夜に発生した雷雨により、レース当日はスケジュールが進むにつれてコースコンディションが変わり、難しい課題が生じていった。トリッキーなコンディションの中、クーパーは予選を8番手で終えると、続くMoto1では素晴らしいスタートを見せて3番手につけた。プレッシャーに晒されながらも、3番手のポジションを守るが、4周目に転倒を喫してしまう。再走を果たしてバトルを続けたクーパーは、4位でフィニッシュした。Moto2でクーパーは思うようなスタートができず、1周目を終えて11番手。すぐに追い上げを開始したクーパーは、集中したライディングで6番手まで順位を上げると、そのポジションのままフィニッシュ。総合5位となった。クーパーは450MX選手権ランキングで1位と28ポイント差の4位を維持したまま、この後ブレークに入る。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後ブレークに入り、2週間後の6月29日、マサチューセッツ州サウスウィックのザ・ウィック338で開催されるAMAプロモトクロス選手権第5戦およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第22戦に臨む。

250MX
ディーガンが総合2位としてランキングのリードを拡大

ハイポイント・レースウェイではレースの前日の夜間に雷雨が発生し、ライダーたちは難しいコンディションに直面したが、ディーガンは好調な走り出しを見せて、予選でベストタイムを記録。だが、Moto1で思うようなスタートができず、集団の後方に沈んでしまう。それでもひるむことなく、果敢な追い上げを見せたディーガンは、1周目を終えて14番手まで順位を上げると、トップに立つべく猛チャージ。厳しいコンディションにもかかわらず、レース終了まで残り2周となったところでレース中の最速ラップを記録し、最終ラップを示すホワイトフラッグが振られる直前にトップに立っと、そのまま勝利のファーストチェッカーを受けた。

Moto2では好スタートから4番手につけたディーガンだったが、オープニングラップで転倒し、集団の後方からレースに復帰した。すぐに追い上げを開始して、オープニングラップ終了までに18番手まで順位を上げた。ディーガンはその後も追い上げの手を緩めることなく2番手につけると、再びレース終了まで2周となったところで最速ラップを叩き出し、首位奪取のために猛追を続けたが、0.0387秒及ばず2位。総合成績では優勝を逃すこととなったが、総合2位としてランキングでさらにリードを拡大し、2位との差を32ポイントととした。

サンダーバレー・ナショナルの前週から続いた体調不良から回復しつつあったスミスは、厳しいコンディションの中、予選で堅実な走りを見せ総合タイムで11番手。Moto1では思うようなスタートが切れなかったが、1周目を18番手で終える。そこから集中したライディングで猛チャージを見せたスミスは9番手まで順位を上げてフィニッシュした。Moto2でも難しいスタートとなったスミスだったが、再び果敢な追い上げで16番手から10番手としてチェッカーを受け、総合結果でも10位となった。

トリッキーで変化するコンディションの中で行われた予選で16番手となったロマノは、理想的とは言えないゲートピックにもかかわらず、Moto1で素晴らしいスタートからホールショットを奪った。だが流れをつかむのに苦労し、最終的に12位でフィニッシュした。Moto2でも素晴らしいスタートを切ったロマノだったが、第1ターン進入での混乱の中で他のライダーと接触。1周目を終えて12番手で戻って来た。その後も奮闘を続けたロマノだったが、最後は16位でフィニッシュ。不慣れなコースで総合15位の成績でこの日を終えた。

AMAプロモトクロスのルーキーシーズンを戦うべニックは、初のコースとなりその習熟に取り組んだ。18歳のベニックは、コースが乾くにつれて急速に変化するコンディションの中で、予選を25番手とした。理想的とは言えないゲートピックとなったが、堅実なスタートを見せて16番手につけるも、腕上がりの症状に苦しみ18位でフィニッシュした。ベニックはMoto2でははるかに良いスタートを見せたが、不運にも第1コーナーで発生したクラッシュに巻き込まれて転倒。集団の後方からレースに復帰したべニックは、26位でフィニッシュし、総合21位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチーム、次は6月29日にマサチューセッツ州サウスウィックのザ・ウィック338で開催されるAMAプロモトクロス選手権第5戦、およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第22戦サウスウィック・ナショナルに臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ジャスティン・クーパー選手談(4位/6位:総合5位)

「今日は順調に進みましたが、プラクティスでは少し苦戦しました。走り出しの時点ではかなり雨が降っていて、天候も悪かったので、プラクティスでは少し消極的になってしまいましたけど、レースでは調子が戻りました。最初のMotoでは本当に良い感触で、3番手を走っていたのですが、その時に転倒してしまい、結局4位に終わりました。Moto2では、第1ターン付近でかなり後方まで順位を落としてしまいましたけど、実際にはこのMotoの方が感触は良かったですね。集団の中で順位を上げていきましたが、このレースは6位が精一杯でした。トータルでの結果には満足しています。普段、このコースはあまり得意ではないので、良い流れを見つけることができたのでよかったです」450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(優勝/2位:総合2位)

「今日は超堅実でした。予選でトップになって、その後の最初のMotoではスタートが悪かった(30番手)んですが、残り2周でトップに立ったので最高でした。Moto2は、スタートはまずまずで、1周目に4番手まで順位を上げたんですが、その後フロントがスタックしてしまいました。また30番手だったので、"1回できたので、もう一度できるかやってみよう"という感じでした。文字通り、レース終了まで残り2コーナーで追いついて、マスタープール選手とほぼ同時にフィニッシュラインを通過しましたが、彼が優勝して僕が2位だったので、ポイントは同点ですが総合2位となり、ランキングでは2位と3位との差を拡大できました」

ジョードン・スミス選手談(9位/10位:総合10位)

「今日はひどいことになりました。僕は両Motoの間に450クラスのレースを見ていたのですが、実際のコースは映像で見たものとはまったく違いました。スタートは2回とも非常に悪くて、一日中、後方から追い上げるのに必死だったのですが、ライディングはまずまずだったし、転倒することもありませんでした。次の週末はオフを過ごして、サウスウィックに強気で戻れるよう努めます」

ニック・ロマノ選手談(12位/16位:総合15位)

「まずまずの一日でした。Moto1では12位でしたが、流れをつかむのに時間がかかり、コースと格闘しながらのライディングだったので、結果には満足しています。Moto2では僕がスタートで飛び出して、誰よりも前に出ましたが、その後、ビアル選手がまっすぐ第1コーナーに突っ込んだので、僕らは接触してしまいました。それで僕は10〜15番手くらいまで後退してしまいました。その後はずっと、多くのライダーと激しいバトルを展開しました。僕はこのコースがあまり好きではないので、怪我がなかっただけで満足です。スタートでのポジティブな点を糧に、これからも努力を続けていきます。週末は休みなので、次回のサウスウィックでまたお会いしましょう」

ダクストン・ベニック選手談(18位/26位:総合21位)

「ハイポイントは今回が初めてでした。最初はマディでしたが、両Motoともまずまずのコンディションでした。Moto1では腕上がりになって、厳しいライディングを強いられ、Moto2ではスタート後に激しくクラッシュしてしまいました。再走しましたが、数周後に下り坂の途中で再びクラッシュし、総合で21位という結果に終わりました。これは望んでいた結果ではありませんが、これからも戦い続けられることをうれしく思っています」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

RIDERS RANKING 450MX

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