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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.03 6月8日 サンダーバレー

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが、コロラド州レイクウッドで開催されたAMAプロモトクロス450MXの第3戦サンダーバレー・ナショナルで、450MXで初の総合表彰台を獲得した。先週のキャリアベストのパフォーマンスに続く快挙となった。ルーキーのクーパーは、シーズン序盤から着実な進歩を続けており、今大会では2回のホールショットを獲得し、3位/3位として総合3位となった。
250MXは、Monster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンが1位/2位として、開幕3連続で総合優勝を果たし表彰台の最上段に立った。これによりディーガンはランキングで2位との差を23ポイントに拡大した。ジョードン・スミスは体調不良の中で、11位/11位として総合10位。ニック・ロマノは12位/12位で総合11位。ダクストン・ベニックは総合17位(15位/17位)となった。

RACE DATA

2024 AMAモトクロス 第3戦サンダーバレー
開催日:2024年6月8日(土)
開催地:コロラド州レイクウッド
会場:サンダーバレー・モトクロスパーク

REPORT

450MX
勢いに乗るクーパーがサンダーバレーで450MX初の総合表彰台

クーパーは好調な走り出しを見せて予選総合タイムで3番手を獲得。続いて参加したMoto1ではホールショットを奪ってトップに立つと、猛烈なペースで後続との差を広げていった。だがレースが進むにつれて、ライバルが差を縮め、レース終了まで残り5周となったところで3番手に後退。クーパーはそのまま3位でフィニッシュし、表彰台を獲得した。

Moto2では、クーパーがこの日2度目のホールショットを奪うと、レース序盤にはレッドプレート保持者が背後に迫るが、その激しいバトルの中でも冷静さを保ち、リードをキープした。クーパーはレースの大半で首位を守っていたが、レース終了まで残り4周となったところで前年の450MXチャンピオンにパスされ、さらに3番手まで後退した。それでもクーパーは3位/3位で3レース連続で表彰台に立ち、450MXでは初となる総合ポディウムフィニッシュを遂げた。シリーズが東へと向かう中、クーパーはランキングでトップと20ポイント差の4位につけている。

Monster Energy Yamaha Star Racingチーム、次戦は6月15日にペンシルベニア州マウント・モリスのハイポイント・レースウェイで開催されるAMAプロモトクロス選手権第4戦およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第21戦に臨む。

250MX
ディーガン、250MX総合3連勝でリード拡大

ディーガンは今大会でも素晴らしい走り出しを見せ予選で2番手。そしてMoto1ではホールショットを奪ってトップに立つと、力強いペースでレースの大半をリードした。だがレース終了まで残り時間が数分となったところで転倒。タイトルを争うライバルのすぐ後ろの2番手でレースに復帰する。その後、最後まで両選手によるスリリングなバトルが展開。ディーガンは最終ラップに入る前にトップを奪い返すと、シーズン4度目のMoto優勝を果たした。Moto2でも素晴らしいスタートを見せたディーガンは2番手につけると、そのまま2位でフィニッシュ。開幕から3戦連続となる総合優勝を果たした。シーズン開幕から圧倒的なパフォーマンスで選手権をリードするディーガンは、2位との差を23ポイントに拡大した。

この第3戦を前に、スミスは体調不良に見舞われていたが、予選を10番手とした。Moto1では素晴らしいスタートを見せたが、不運にも第1ターンへの進入で他車と絡んで転倒。それでもひるむことなく集中したライディングで追い上げたスミスは、最後尾から11番手まで順位を上げてフィニッシュした。続くMoto2では思うようなスタートができず、16番手につけると、そこから追い上げ、再び11番手まで上がったところでチェッカーフラッグを受け、総合10位となった。

厳しいシーズンのスタートを経験したロマノは、今回も前進を続けた。予選を11番手で終えると、Moto1では素晴らしいスタートを見せて6番手につける。だがレースが進むにつれて後退し、終盤にはチームメイトのスミスに抜かれ12位でフィニッシュラインを通過した。Moto2では思うようなスタートができなかったがプッシュを続け、3周目にはトップ10圏内に進出した。数周後に11番手に後退したが、バトルの末、12位でフィニッシュし総合11位となった。

サンダーバレー・モトクロスパークでの初レースに臨んだベニックは好調な走り出しを見せ、予選は13番手。続くMoto1では好スタートを切って8番手につけると、序盤に6番手まで順位を上げた。しかし残念ながら腕上がりの症状に見舞われてポジションを落とし15位でチェッカーを受けた。Moto2では、トリッキーなコンディションの中で思うようなスタートができず、1周目を終えて31番手。そこから集中したライディングで追い上げたベニックは、17番手まで上がったところでフィニッシュして総合17位となり、貴重なポイントを獲得した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、東へと向かい、6月15日にペンシルベニア州マウント・モリスのハイポイント・レースウェイで開催されるAMAプロモトクロス選手権第4戦およびスーパーモトクロスワールドシリーズ第21戦に臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ジャスティン・クーパー選手談(3位/3位:総合3位)

「今日は本当に良い一日でした。予選で3番手となり、レースでは2回とも素晴らしいスタートが切れました。バイクは(スタート直後の)あの坂を確実に楽に上れました。今日は多くのラップをリードすることができて、とにかく逃げようとしました。でも結局、両Motoとも最後に捕まってしまったのは残念でした。最後は完全に疲れてしまいました。各Motoであと5分くらい走れる必要がありますね。でも、これは築き上げていくものなので、これからも努力を続けるつもりです」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(優勝/2位:総合優勝)

「サンダーバレーでの充実した一日になりました。あまり得意ではないコースで、こんなにうまくライディングできて満足しています。また総合優勝してポイントも獲得できました。この調子でいきます」

ジョードン・スミス選手談(11位/11位:総合10位)

「かなり大変でした。この一週間ずっと体調が悪かったんです。昨日は少し良くなり始め、今朝も大丈夫でしたけど、標高の高いところでライディングすると、まったく力が出ませんでした。それで一日中苦労しました。最初のMotoではホールショットを奪ったのですが他のライダーと接触、転倒してしまい、さらに厳しい状況になってしまいました。Moto2ではスタートが悪く、まったく力が出ず、再び 11 位で総合 10 位に終わりました。最初の 2戦の時のライディングとは違っていますけど、しっかり休んで 100% の状態に戻して、ハイポイントには再び強気で臨みます」

ニック・ロマノ選手談(12位/12位:総合11位)

「僕にとって今日はかなりいい一日で、12位/12位で総合11位になりました。この結果について腹を立てることはできません。あまり良い結果ではないようですが、昨年レースからかなり離れていたことを考えると、また特にこの最初の2戦は、僕にとって大きな進歩がありました。チームと僕は先週、集中して多くのテストを行い、改善を図りました。僕はレースごとに自信を増しています。ハイポイントに向けて努力を続けます」

ダクストン・ベニック選手談(15位/17位:総合17位)

「すごく厳しい一日でした。サンダーバレーは初めてですが、最初のMotoではまずまずのスタートを切りました。でも腕上がりになって後退しました。Moto2ではほぼ最後尾からスタートして、17位まで追い上げました。望んでいた結果ではありませんけど、努力を続けるつもりです。来週末が待ち遠しいです」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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