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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.01 5月25日 FOXレースウェイ

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Star Racingのジャスティン・クーパーが、5月25日土曜日、カリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイ・ナショナルで開催されたAMAプロモトクロスシリーズ開幕戦に出場。プレミアクラスで力強いデビューを果たし、5位/8位として総合6位に入った。
250MXでは、Monster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンが、両Motoを制して総合優勝を果たした。完璧な結果でレッドプレートを得た18歳のディーガンは、タイトル獲得に向け最高のスタートを切った。ネイト・スラッシャーは総合7位(11位/7位)に入り、ディーガンとトップ10入りを果たした。また、ジョードン・スミスはMoto2のマルチクラッシュに巻き込まれながら総合13位(7位/18位)。ダクストン・ベニックはトリッキーなコンディションの中、20位/14位で総合17位。一方、ニック・ロマノはMoto2のマルチクラッシュでリタイアとなり、18位/40位で総合21位にとどまった。

RACE DATA

2024 AMAモトクロス 第1戦FOXレースウェイ
開催日:2024年5月25日(土)
開催地:カリフォルニア州パラ
会場:フォックス・レースウェイ

REPORT

450MX
クーパーがプロモトクロス・プレミアクラスデビューで総合6位

クーパーは初めてアウトドア・ナショナルでYZ450Fを駆り、予選で5番手に入った。そしてクーパーは、Moto1で素晴らしいスタートを見せて3番手につける。オープニングラップで4番手となるが、30分+2周のレースの大半で力強いライディングを披露してポジションをキープしていたが、最終ラップに後続のライダーにパスされて5位でフィニッシュラインを通過した。

続くMoto2でも素晴らしいスタートを見せたクーパーだったが、不運にも第1ターンで発生したクラッシュに巻き込まれ、最後尾まで後退してしまう。それでもひるむことなく集中したライディングで果敢に追い上げたクーパーは、1周目を終えて21番手。その後も前進を続けるクーパーは、8位まで順位を上げたところでフィニッシュ、総合結果では6位に入った。

Monster Energy Yamaha Star Racingは、6月1日にカリフォルニア州ランチョ・コルドバのプレーリーシティSVRAで開催されるハングタウン・モトクロス・クラシックに臨む。

250MX
ディーガンがパラで総合優勝、完璧なスタートダッシュを決める

予選を7番手で通過したディーガンはMoto1で素晴らしいスタートを見せて、すぐに3番手に順位を上げる。5周目までに2番手に浮上すると、レース後半にはトップとの差を縮めて逆転に成功し、キャリア4回目のMoto優勝を遂げた。Moto2では、ディーガンがホールショットを奪ってトップに立つと、猛烈なペースで走行。そのディーガンにライバルが食らいつき2選手は後続を引き離していった。ディーガンはプレッシャーの中でも冷静さを保ち、スタートからフィニッシュまでトップをキープしてチェッカーフラッグを受けた。この日、2度目の優勝で総合優勝とレッドプレートを確定したディーガンは、250MXタイトル獲得に向けて完璧なスタートを切った。

スラッシャーは厳しいコンディションの中でも楽に走れる状態を見出そうと取り組み、予選を12番手で終えた。Moto1では11番手から8番手まで順位を上げるが、アームパンプに悩まされ、結局12位でフィニッシュ。続くMoto2でははるかに良いスタートを決めると、トップ5圏内につけて好走して7位でチェッカーを受けた。総合7位となったスラッシャーは、チームメイトに続いてトップ10入りを果たした。

スミスはこの日、好調な走り出しを見せて予選で5番手に入ると、Moto1では素晴らしいスタートを見せて3番手につける。オープニングラップでチームメイトのディーガンにパスされた後、スミスは不運にもその数周後に転倒を喫してしまう。10番手でレースに復帰したスミスは、プッシュを続け、7番手まで順位を上げたところでフィニッシュした。Moto2はスミスにとって厳しいレースとなり、スタート直後の第1ターンで発生したマルチクラッシュに巻き込まれてしまう。最後尾まで後退したスミスは、集団の中で追い上げを敢行。その間にも、数度のクラッシュを喫するが、ひるむことなく追い上げて18位でフィニッシュ。総合13位となり、貴重なシリーズポイントを獲得した。

ルーキーのベニックは不慣れなパラのフォックス・レースウェイに慣れることに取り組み、予選を22番手で終える。理想的とはいえないゲートピックだったが、Moto1はトップ10に入る好スタートを見せた。トリッキーなコンディションに苦戦したべニックは20位でフィニッシュした。Moto2でも好スタートを決めたべニックは、1周目を終えて13番手で戻って来ると、14位でフィニッシュラインを通過し総合17位となった。

ロマノも難しいコンディションの中で自分のゾーンを見つけることに取り組み、予選を18位で終えた。Moto1では思うようなスタートができず、17番手につけたロマノは、結局18位でフィニッシュラインを通過した。Moto2ではスタート直後の第1ターンで発生したマルチクラッシュに巻き込まれたロマノはそこでリタイアを余儀なくされ、18-40 のスコアで総合 21 位に終わった。

Monster Energy Yamaha Star Racingは、6月1日にカリフォルニア州ランチョ・コルドバのプレーリーシティSVRAで開催されるハングタウン・モトクロス・クラシックに臨む。

COMMENT

450MX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ジャスティン・クーパー選手談(5位/8位:総合6位)

「初めての450アウトドア・ナショナルに参加し、うまくいきました。スタートは両Motoとも良かったですね。最初のMotoでは最終ラップに抜かれて5位、Moto2では第1ターンでクラッシュに巻き込まれ、最後尾から追い上げて8位でした。全体としては、ふたつのMotoを安定して走れたのと、来週に向けて収穫があり良い一日となりました」

250MX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「ここパラでは良い一日になりました。最初のMotoでは残り2周でトップに立つことができて、これは最高でしたね。Moto2では堂々とした走りができました。ホールショットを奪って、レース全体をリードしました。そうですね、1位-1 位でレッドプレート、来週末が楽しみです」

ネイト・スラッシャー選手談(11位/7位:総合7位)

「もっとうまくやれるはずでした。自分の速さはまずまずだったと思いますが、腕上がりになってしまいました。でも、感触は良かったですね。トップ3かトップ5の速さはあったように感じましけど、両Motoともに60%程度のライディングしかできていませんでした。あのようなライディングでトップ10に入れたのはよかったですが、自分のポテンシャルをフルに発揮してライディングしたいと思っているので、その意味では残念でした。ハングタウンではもっと強くなって戻ってきます」

ジョードン・スミス選手談(7位/18位:総合13位)

「すごくうまくライディングできて、予選は5番手でした。なので自分としては、アウトドアの最初のラウンドとしてはかなり充実していました。最初のMotoで失敗して、7位まで追い上げました。これにはかなり満足できました。Moto2では第1ターンのマルチクラッシュに巻き込まれました。その後は、グループの中をすり抜けようとして混乱し、何度か転倒してしまいました。Moto2は残念でしたが、自分のライディングには満足しています」

ダクストン・ベニック選手談(20位/14位:総合17位)

「そうですね、確かにちょっと苦戦しました。ここでバイクに乗っていないし、レースをしたことは一度もないので、西海岸に来るときはいつも大変ですけど、少しずつ乗り越えています。Moto2の方がずっと良くて、いくつかのポジティブな点がありました。何度か本当に素晴らしいスタートを決めることができたので、それを来週末に持ち込んで、少しずつ改善していきたいと思っています」

ニック・ロマノ選手談(18位/40位:総合21位)

「パラではタフな一日になりました。一日中苦労していて、Moto2では第1ターンのマルチクラッシュで僕の一日は早々に終わりました。ゆっくり休んでハングタウンに向けて準備します」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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