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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

PO.02 9月14日 フォートワース

RACE DATA

2024 スーパーモトクロス 第2戦フォートワース
開催日:2024年9月14日(土)
開催地:テキサス州フォートワース
会場:テキサス・モータースピードウェイ

REPORT

テキサス州フォートワースのテキサス・モータースピードウェイで開催されたスーパーモトクロス世界選手権のプレーオフ2で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが2位/5位で総合4位となった。負傷欠場からの復帰2戦目のクーパー・ウエブは5位/4位で総合5位。一方、ジャスティン・クーパーはMoto1でクラッシュしてリタイア、Moto2は欠場した。
250SMXでは、Monster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンが、段違いのパフォーマンスを披露した。4レース連続で優勝を遂げ、2週連続で総合優勝を果たしてランキングでのリードを拡大した。ジョードン・スミスはMoto1を4位、Moto2では追い上げの末に9位に入り総合6位。ニック・ロマノは力強い走りを見せ、13位/8位で総合9位となった。マックス・アンスティは11位/10位で総合トップ10入りを果たした。ネイト・スラッシャーは、残念ながらMoto1の2周目にクラッシュを喫してリタイアした。

450SMX
トマックとウエブがともにトップ5入り

ポストシーズンの第2戦は高い気温とトリッキーはコースコンディションのもとで行われることとなった。トマックは予選で3番手に入ると、Moto1では好スタートを決め、5番手につけた。そして5周目にはMoto1の最速ラップタイムを叩き出し4番手に上がる。その後も速いラップタイムを連発するトマックは、数周後にチームメイトのウエブを抜き去り、さらに上位との差を詰めていった。そして3名のライダーによるスリリングな争いは最後まで続き、レース終了まで5周となったところでトマックは2番手に浮上。さらに首位のライダーの背後に迫ったトマックだったが届かず、2位でフィニッシュラインを通過した。

Moto2では1周目を8番手とすると、着実にポジションを上げたトマックは11周までに5番手とし、そのままフィニッシュし総合4位となった。

次回、シリーズファイナルで獲得できるポイントは3倍となるが、トマックは現在、ランキングでトップと21ポイント差の4位につけている。

先週末に厳しい開幕戦を経験したウエブが、ここテキサスで巻き返しを見せた。予選を6番手の好成績で終えたウエブは、Moto1で素晴らしいスタートを見せて3番手につけた。レース序盤の6周に渡ってポジションを守っったが、最終的には一つ順位を落とし5位でフィニッシュした。

続くMoto2でも再び素晴しいスタートを決めたウエブは4番手につけると、3周目までに2番手に上がる。レースの折り返点付近で4番手に後退したものの、力強いペースで走行を続け、表彰台まであと一歩の4位でフィニッシュ。総合5位でこの日を終え、年間ランキングは7位に浮上した。

クーパーは好調な走り出しから予選で5番手に入った。Moto1では好スタートを見せて6番手につけるが、6周目に後続にパスされる。そしてレース終了まで残り7周となったところで不運にもクラッシュ。クーパーは鎖骨を負傷して以後の走行を断念した。クーパーは今週末のシーズンファイナルへの出場を目指し回復を図っている。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、ネバダ州ラスベガスに向かい、9月21日にラスベガス・モータースピードウェイのストリップで開催されるスーパーモトクロス世界選手権ファイナルに臨む。

250SMX
ディーガンが2024年250SMXタイトル争いで無敗を維持

ディーガンは最初のセッションからトップを奪い、両方の予選セッションで最速ラップタイムを記録した。Moto1でホールショットを奪ったディーガンはリードを築き、3レース連続優勝を達成。ディーガンの好調ぶりはMoto2でも続き、この日2度目のホールショットを奪うと、厳しい暑さとすべりやすいコースコンディションにもかかわらず、ライバルたちを引き離してそのままレースを制した。ポストシーズンで完璧なスコアを記録したディーガンは、2位に19ポイントのリードを保って最終ラウンドに臨む。

スミスは予選を4番手で通過すると、Moto1で好スタートを見せてトップ10圏内につける。オープニングラップを終えて7番手で戻って来たスミスは、6周目に4番手に上がると、チェッカーフラッグまでそのポジションを守った。Moto2ではスタート直後に第1ターンで発生した混乱に巻き込まれて転倒し、最後尾から追い上げて12番手まで順位を上げた。そして、レース終了まで残り5周となったところで最後のプッシュを見せて9位でフィニッシュラインを通過。総合6位となった。

ロマノはSMXポストシーズンの第2戦でも前進を続けた。予選を11番手で終えたルーキーのロマノは、Moto1スタート直後の第1ターンで転倒を喫したものの、過酷なコンディションのもとで果敢な追い上げを見せて13番手まで順位を上げてフィニッシュした。続くMoto2では、1周目を13番手で終えると、再び追い上げて、8番手まで上がったところでチェッカーを受け、総合9位でこの日を終えた。

金曜日に行われたプラクティス中にクラッシュを喫したアンスティにとって、週末の走り出しは厳しいものとなった。予選を12位で終えたアンスティは、Moto1のオープニングラップも同じ順位で終える。プッシュを続けるアンスティは3周目にトップ10圏内に入るが、最終的に11位でフィニッシュラインを通過した。続くMoto2では1周目を19番手で終えたアンスティだったが、そこから追い上げてトップ10フィニッシュ。総合10位でこの日を終えた。

スラッシャーは予選で好走して8番手に入ると、Moto1では堅実なスタートを決めてトップ10圏内につける。しかし残念ながら、2周目にテーブルトップ・ジャンプの着地で激しくクラッシュ。身体を激しく打ち、痛みのために以後の走行を断念したが、スラッシャーは最終ラウンドへの出場を目指している。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはネバダ州ラスベガスに向かい、9月21日にラスベガス・モータースピードウェイのストリップで開催されるスーパーモトクロス世界選手権ファイナルに臨む。

COMMENT

450SMX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位/5位:総合4位)

「ジェットコースターのような週末でした。最初のMotoはいくつか素晴らしいオーバーテイクをしましたし、トップ争いにも加わりました。Moto2では上位に進むのにちょっと苦戦してしまいました、Moto1と同じペースではなかったのです。ここまで全体的に、プレーオフはかなり良い状態できているので、ラスベガスでのファイナルを楽しみにしています」

クーパー・ウエブ選手談(5位/4位:総合5位)

「今日は正しい方向への一歩を踏み出せました。これまでよりずっとよくなりました。予選は6番手でこれは素晴らしかかったです。Moto1ではすばらしいスタートを決めて前に出て、5位でレースを終えました。そして次のMoto2でも素晴らしいスタートをして、早々に2番手に上がりましたが、最終的に4位でレースを終えました。ハンターのすぐ後ろの堅実な結果です。今日は感触がはるかによくなり、少し自信もつきました。身体的にはライディングの度に良くなっているので、ベガスでの最終ラウンドが楽しみです」

ジャスティン・クーパー選手談(21位/23位:総合23位)

「こんなカタチで週末を終わらせたくなかったですね。コースはすごく滑りやすく、何かが起こる可能性がありました。そして残念ながら転倒してしまいました。でもすべてが終わった訳ではありません。この週末どうなるかですが、自分としては来週末のレースに参加できるように最善を尽くすつもりです」

250SMX
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

へイデン・ディーガン選手談(優勝/優勝:総合優勝)

「いい一日でした。予選では両方とものトップと最高でした。ここに来る際の目標は、ホールショットを獲得することだったのですが、2度獲得できました。今日はすごく楽に進めることができました。2回のホールショット、2回の優勝と、完璧でした。今日は暑かったですね。かなり過酷でしたけど、最後まで戦い抜き、楽しんで"ダブル"を達成しました」

ジョードン・スミス選手談(4位/9位:総合6位)

「いい一日になりました。Moto1はまずまずのスタートを切って4番手まで順位を上げてフィニッシュ。Moto2では第1ターンで転倒しましたが、なんとか9番手まで挽回しました。厳しいコースだったので、無事に、そしてまずまずの結果を獲得することができてよかったです」

ニック・ロマノ選手談(13位/8位:総合9位)

「13位/8位で総合9位。いろいろあった一日でした。コースコンディションは厳しく、さらに異常な暑さで苦しい戦いを強いられました。ただ自分の走りには本当に満足しています。Moto1ではゲートからうまく飛び出したのですが、何人かのライダーに追いつかれてしまいました。第1ターンで転倒し最後尾まで後退したのですが、プッシュして13位でフィニッシュ。Moto2では13番手からハードに攻めて8位でした。プロシリーズでは初めてのフルシーズン参戦ですが、浮き沈みがありながら、毎週少しずつ進歩しています。ベガスでのシーズンファイナルに臨むのが楽しみですし、さらに前進を目指します」

マックス・アンスティ選手談(11位/10位:総合10位)

「金曜日のクラッシュでレース当日は少し調子を落としましたが、無事にテキサスを終えました。来週末のベガスに全力を注ぎます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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