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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

AMAモトクロス

モトクロス世界選手権などと同様、自然の地形を生かしたクローズドコースに、テーブルトップなど様々なセクションを設けて行われる伝統的なモトクロス競技。

レースには、アメリカを中心とするトップライダーを揃えた各メーカーチームが参戦し、世界選手権に並ぶハイレベルな戦いが繰り広げられる。450MX(2ストローク=150-250cc/4ストローク=251-450cc)は、スター選手がズラリと揃う最高峰クラスで、250MX(2ストローク=125cc以下/4ストローク=150-250cc)は、将来有望な若手タレントが450MXに勝るとも劣らないハイスピードバトルを繰り広げる。

大会では、各クラスともにA・Bのグループに別れ、それぞれ2回ずつタイムアタックを行い、ランキングトップ10をシードに、これを除く両グループ合わせて上位タイムの26人、合計36人がまず決勝へ。さらにこの36人から漏れた全員によるレース(Consolation Race)を行い、その上位4人を加えた合計40人が決勝に進む。両クラスとも決勝は、1大会で30分+2周の2レースが設定されている。

シーズンは、AMAスーパークロスを終えた後に開幕し、2025年は5月後半から8月後半に11大会・22レースが行われる予定だ。

AMAモトクロスの最大排気量クラスでヤマハ発動機は、1973年の500ccクラスでピエール・カールスマーカーを皮切りに5回。1994年に最大排気量クラスが250cc(2ストローク)となってからは、1998年、ダグ・ヘンリーが1回。450cc(4ストローク)マシンが主体となった2006年以降は、2007年のグラント・ラングストン選手、2021年のディラン・フェランディス選手、2022年のイーライ・トマック選手が勝利し、最大排気量クラスで通算9回のチャンピオンを獲得している。

なお、AMAスーパークロス(17戦)と、このAMAモトクロス(11戦)の成績を加味して出場権が与えられるスーパーモトクロス世界選手権が3戦で行われ、31戦トータルでのタイトル争いも繰り広げられる。

ライダー紹介

#3イーライ・トマック

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

#2クーパー・ウエブ

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

#32ジャスティン・クーパー

Monster Energy Yamaha Star Racing 450 Team

チーム

2025年は、Yamaha Motor Corporation, USA(YMUS)とStar Racingが協力して運営するヤマハトップチーム「Monster Energy Yamaha Star Racing」が参戦する。Star Racingは2020年までは250ccクラスを主戦場に、多くのタイトルを獲得してきた名門チーム。2021年からYMUSとのパートナーシップを強化し、ヤマハトップチームとして450ccクラスへの参戦も開始した。AMAモトクロスでは、2021年にデュラン・フェランディスと、2022年にイーライ・トマックとチャンピオンを獲得している。

昨シーズンはトマック、ウエブが怪我でフルシーズンを戦えなかったが、プレミアムクラス初のフル参戦となったクーパーが「YZ450F」とともに大きな成長を遂げ、6度の3位表彰台などでランキング4位を獲得。今シーズンはスーパークロス終了後の5月24日に開幕するが、トマック、ウエブ、クーパーというトップライダー3名が参戦する予定だ。

トマックは450MXで2017〜2019年と2022年、4度のチャンピオンを獲得。ウエブは450MXでは2021年の4位が最高だが、2016年には250MXでチャンピオンに輝いている。そしてクーパーは2年目のフル参戦となり、それぞれがヤマハにとって2022年以来となる最高峰でのチャンピオン奪還に向けてフルスロットルで挑む。

マシン

YZ450F:Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

2023年、「Synchronizing the YZ with Every Rider」をコンセプトに開発し、軽量、コンパクトながら力強いパワー感を実現したエンジン、新設計クラッチと新トランスミッション、軽快性と安定性を高次元で両立したバイラテラルビーム・フレーム、軽量コンパクトを具現化した外観デザインを織り込んだYZ450F。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」が使用するのは、この市販YZ450Fをベースに、アメリカ各地にある大小の上り下り、ビッグジャンプ、ダイナミックなコーナー、リズムセクションが混じり合ったコースを走破すべく、徹底的に戦闘力アップを図った専用マシン。2022年以来となるチャンピオン奪還を目指す。

YZ250F Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Teamっっっっっs

"Synchronization YZ with every MX racer"をコンセプトに、低中速域での優れた特性に加えて中高速域での性能を向上したエンジン、車体の一体感を追求したバイラテラルビーム・フレーム。そしてエアフローマネージメントとアクション自由度に配慮した軽量コンパクトなボディなどを採用したYZ250F。
「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」では、この車両をベースに、レギュレーションに準じてパフォーマンスの向上を図った。その性能は450ccマシンにこそ劣るものの、排気量が少ないこともありより扱いやすくアウトドアのダイナミックなコースを450ccマシンに近いタイムで走破する抜群の性能を発揮する。2025年は8名のライダーと、2024年に続き連覇に挑む!

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