スーパーバイク世界選手権 WSB

RACE DATA

■大会名称：スーパーバイク世界選手権第10戦イギリス大会
■開催日：2008年8月3日（日）
■開催地：ブランズハッチ（1周4.197km）
■観客数：90,000人
■天候：曇り
■気温：20度
■周回数：第1レース25周（104.925km）、第2レース25周（104.925km)
■PP：T・ベイリス（Ducati/1分25秒656)
■FL：清成龍一（Honda/1分26秒560)

REPORT

芳賀とコルサー、第2レース2位・3位！

ヤマハ・モーター・イタリアWSBチームの芳賀紀行とT・コルサーが、第2レースで2位と3位を獲得。ともに第1レース終了後にタイヤを変更しての健闘だった。

第1レースはスタート直前に雨が降り出し難しいコンディション。そのなかで芳賀が7周目に転倒、コルサーも序盤はトップグループに加わっていたが、その後、後退して8位でゴールした。

第2レースでは芳賀が終盤まで優勝争いを展開、最終的には清成龍一にわずかに届かず2位となった。一方のコルサーはトップから8秒ほど離されたものの安定した走りで単独3位をキープ。芳賀と並んで表彰台を獲得した。コルサーはシリーズポイントを242まで伸ばしてランキング3位。2位のネオキルシュナーに10ポイント差と迫っている。芳賀は230ポイントでランキング5位。

ヤマハGMT94のD・チェカは17位/20位に終わってノーポイント。チームメイトのS・ジンバートは第1レースでマシントラブルのためリタイヤ、第2レースは19位で完走した。チームYZFヤマハの中冨伸一は予選中の転倒で手首を負傷し欠場した。

COMMENT

芳賀紀行選手談（19位/2位）

「第1レースはリアタイヤの選択が良くなくて思い通りの走りができなかったので、第2レースはタイヤを替えて臨んだらフィーリングがとても良くなった。2位にはとても満足している。清成選手といいバトルができたが、彼のほうがいくつかの場所で速く、僕はそれを追いかけていくという状態だった。清成選手の優勝を祝福する。同時に、僕をここまで導いてくれたチームのスタッフにも祝福を贈りたい」

T・コルサー選手談（8位/3位）

「第2レースは第1レースよりも少し良かったんだ。タイヤ・チョイスを見直したら走ってくれるようになった。上位陣はとても速くてどんどん逃げていってしまい、僕はそのペースについていくことができなかった。ベイリスとしばらくバトルしたが、彼を抜くまでには少し時間がかかってしまった。いつも優勝を目指しているが、今やらなければならないことは表彰台を確実に獲得していくことだと思う」

M・メレガリ、ヤマハ・モーター・イタリアWSBチーム監督談

「第1レースは我々が考えていたような展開にはならなかった。しかし第2レースではふたりのライダーが揃って表彰台に上ることができたので、チームとしてはとても良い結果になった。第1レースはふたりともタイヤ・チョイスのミスが問題になったため、第2レースはこれを変更してひとりが柔らかめ、ひとりが硬めを選択。そして、どちらのチョイスも成功という結果になったのだ。第1レースは天候変化によってスタートが遅れたこともあり難しい展開になってしまったが、第2レースで埋め合わせることができたと思う。チームのみんなが良い仕事をしてくれた」