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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.01 2月26日 カタール

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第1戦カタール大会
■開催日:2005年2月26日(土)
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■周回数:18周(98.840km)×2
■コースコンディション:ウエット&ドライ
■気温:22/22度 ■路面温度:23/29度
■FL:第1レース 加賀山就臣(スズキ/2分02秒135)
■FL:第2レース S・ジンバート(ヤマハ/2分01秒852)

REPORT

A・ピットが第1レースで4位を獲得

ヤマハ・チームが今シーズンからスーパーバイク世界選手権に復帰。カタールはロサイル・サーキットで行われたその緒戦で、ヤマハ・モーター・イタリアのA・ピットが第1レース4位、第2レース9位を獲得した。

今大会、ヤマハYZF-R1は参加全29台中10台と最多を数えたばかりでなく、ヤマハ・モーター・フランスから出場のS・ジンバートがファステストラップを記録、またピットが第2レース序盤をリードするなど速さでも際立ったところを見せた。今回はウイークを通じて雨が多く、エンジン/シャシーのセッティングが詰められなかったこともあり、レース終盤でいずれも徐々に後退した。

ピットは第1レースを4位で終えたあと第2レース序盤でトップを快走。レース終盤でフロントエンドのグリップ不足が生じて9位まで後退した。チームメイトの芳賀紀行はやはりフロントのグリップ感に悩みながらも第1レースで5位と健闘した。第2レースでは11位となった。

10周後に雨で中断し、残り8周で再スタートとなった第1レース。優勝はT・コルサー(スズキ)、2位に加賀山就臣(スズキ)、3位にR・ラコーニ(ドゥカティ)が続いた。ヤマハ・モーター・フランスでは、阿部典史が第1レース、再スタート時のウォームアップでギアチェンジに問題を抱えながらも10位と健闘。ジンバートは他の2台のマシンと接触して転倒し、リタイヤに終わった。

第2レースはドライでのレース。4位争いを展開した阿部が7位、ピット、ジンバート、芳賀が9位、10位、11位でゴールした。第1戦終了時点でシリーズポイントでは加賀山が45ポイントでトップ。ヤマハ勢ではピットが5位、芳賀と阿部がそれぞれ7位と8位となった。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 T・コルサー AUS Suzuki 37' 10.394
2 加賀山 就臣 JPN Suzuki 3.065
3 R・ラコーニ FRA Ducati 3.496
4 A・ピット AUS Yamaha 14.714
5 芳賀 紀行 JPN Yamaha 20.300
6 J・トーズランド GBR Ducati 20.562
7 I・シルバ ESP Yamaha 22.031
8 C・バーミューレン AUS Honda 22.188
9 K・ムゲリッチ AUS Honda 26.929
10 阿部 典史 JPN Yamaha 27.231
11 G・ブッセイ ITA Kawasaki 38.995
12 M・ボルチアーニ ITA Yamaha 42.208
13 F・ニエト ESP Ducati 43.494
14 C・ウォーカー GBR Kawasaki 44.894
15 S・マーティン AUS Petronas 49.673

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 加賀山 就臣 JPN Suzuki 37'0.062
2 R・ラコーニ FRA Ducati 2.454
3 T・コルサー AUS Suzuki 5.959
4 C・バーミューレン AUS Honda 7.245
5 P・キリ ITA Honda 8.600
6 J・トーズランド GBR Ducati 8.601
7 阿部 典史 JPN Yamaha 9.731
8 M・ネオキルシュナー GER Honda 11.501
9 A・ピット AUS Yamaha 11.790
10 S・ジンバート FRA Yamaha 11.808
11 芳賀 紀行 JPN Yamaha 21.364
12 L・ランジー ITA Ducati 25.875
13 F・ニエト ESP Ducati 34.084
14 G・ブッセイ ITA Kawasaki 34.119
15 M・サンチーニ ITA Kawasaki 47.446

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 加賀山 就臣 Suzuki 45
2 T・コルサー Suzuki 41
3 R・ラコーニ Ducati 36
4 C・バーミューレン Honda 21
5 A・ピット Yamaha 20
6 J・トーズランド Ducati 20

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Suzuki 50
2 Ducati 36
3 Yamaha 22
4 Honda 21
5 Kawasaki 7
6 Petronas 1

COMMENT

A・ピット選手談(4位/9位)

「成績自体は悪くなかったが、第2レースではフロントタイヤの消耗が早すぎたようだ。なんとか抜かれないようにと全力を尽くしたが、何度かフロントエンドをプッシュし危ない場面があったので無理ができなかった。そのような状況で、この順位は良かったと思う。緒戦で最も大切なのは確実にポイントを取るということ。その点でも今日は成功だったと言えるだろう」

芳賀紀行選手談(5位/11位)

「とても良い感じだったけど、セッティングでまだ問題が残っている。第1レースの雨は僕らにとっては運が良かったようだ。ドライになった第2レースではフロントタイヤが合わなかったんだ。両レースともスタートはうまくいったが、ポジションをそのままキープすることができなかった。テストでセッティングを改善し、次回は上位を狙えるようにしたい」

阿部典史選手談(10位/7位)

「今日は運がなかったような気がする、とくに第1レースはね。4位まで上がったところで雨が降り出したんだ。そのあとクイックシフターの電子制御システムが壊れてピットスタートになってしまった。第2レースはスタートは良かったが、通常のスピードが出なかった。それでも何台かパスしたが、エンジンの状態がいつも通りならもっと前へ行けたと思う」

S・ジンバート選手談(リタイヤ/10位)

「第1レースは他の選手にぶつけられてリタイヤになったので非常に残念。第2レースではスタートでクラッチを焼いてしまいエンジンのパワーを使い切れなかった。走行に問題はなかったが、前のライダーをパスすることができない。スリップについても前に出られない状態だったんだ」

M・メレガリ、ヤマハ・モーター・イタリア・チーム監督談

「マシン・セットアップの面で、テストが遅れている、としか言えない。紀行よりはアンドリューのほうがこのバイクのことをわかっているが、それでもセッティングはまだ完璧ではない。このコースでは様々な問題も予想していたなか、ふたりとも完走しポイントを獲得できたのは良かった」

M・ガルシア、ヤマハ・モーター・フランス・チーム監督談

「セバスチャンがファステストラップを記録し、本人もタイヤとシャシー・セッティングが非常に素晴らしかったと言っている。最高の形でシーズンをスタートさせたかったが、いくつか不運もあった。そのなかでもポイントを獲得し、我々の速さを見せることもできた」

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