モトクロス世界選手権 MX2

RACE DATA

■大会名称：モトクロス世界選手権第1戦フランダースGP
■カテゴリ：MX2クラス
■開催日：2005年4月3日（日）
■開催地：ベルギー／ゾルダー
■周回数：第1ヒート＝22周、第2ヒート＝22周
■天候：晴れ　■気温：23度
■観客数：14,000人

REPORT

メロッテが総合2位獲得！

ヤマハ・L&M・モトクロス・チームのC・メロッテが総合2位。総合1位は両ヒート優勝を果たしたT・ラットレイ。

第1ヒートはヤマハ・チーム・リッチのA・マクファーレンがホールショットを奪い、メロッテ、ラットレイ、A・キオディ、M・マスキオが続く展開。速さに勝るラットレイがまもなくトップに立ちレースをリードすると、メロッテ、マクファーレンが2位、3位を順調にキープした。第2グループとなったプーセル、カイローリ、キオディ、ソードは度々順位を入れ替える大接戦。チーム・ヤマハ・デカルリのカイローリが5位、マクラーレンのチームメイト、キオディが7位を獲得した。

第2ヒートは昨年のMX2ルーキー・オブ・ザ・イヤー、カイローリが真っ先に1コーナーに進入。ところが第1ヒート勝者のラットレイがすぐにトップを奪い、そのまま順調に周回を重ねていく。その一方で、最も注目されたのが18番手から見事な追い上げを見せたメロッテ。5周目にはエゲンス、ヌン、ブラウン、カイローリの集団に追いつき、さらにはラットレイ、プーセルのトップグループに迫る。目の前のライダーを次々にパスしていったメロッテは、最終ラップでプーセルをも捕らえ、2位を獲得した。カイローリは4位、マクファーレンが6位でそれぞれチェッカーを受けた。

COMMENT

C・メロッテ選手談（2位/2位：総合2位）

「第1ヒートは3位から1位まで上がったが、腕上がりがひどくなりラットレイを前にいかせることになってしまった。第2ヒートではスタートを完全にミス。かなり出遅れてしまったので埃で前が見えないし、リズムがつかめず苦しかった。10分くらいしてからようやくペースをつかんで挽回を開始した。去年はここで優勝しているので少し悔しい気持ちもあるが、今回は肩を負傷して完璧な状態じゃなかったので、この総合2位でミッションは完遂できたと思っている。ラットレイが手強い相手であることは初めからわかっていた。僕の目標はシーズンを通して安定して走ることだ」

A・マクファーレン選手談（3位/6位：総合4位）

「スタートは良かったが、ラットレイ、メロッテに抜かれてしまった。その後メロッテと同等のスピードをつかむまでに少し時間がかかり追いつくことができなかった。第2ヒートもスタートはうまくいったが、他車に押し出され、ラットレイに追突しそうになった。その時点で8番手くらいまで後退し、ペースがつかめないままレースが終わってしまった」