モトクロス世界選手権 MXGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 4月4日 ブルガリア
RACE DATA
■大会名称:2010モトクロス世界選手権第1戦ブルガリアGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2010年4月4日(日)
■開催地:ブルガリア
■周回数:第1ヒート=20周、第2ヒート=20周
■天候:晴れ
■観客数:20,000人
REPORT
フィリッパーツ、開幕戦で総合4位を獲得!
全15戦で争われるFIM MX1-GP世界選手権の開幕戦ブルガリアGPで、ヤマハ・モンスターエナジーモトクロス・チームのD・フィリッパーツが2010年型YZ450FMを駆って第1ヒート2位、第2ヒート7位に入り、ポイントで3位タイの総合成績4位に入った。
土曜日早朝に降った雨によってコースのコンディションは深いわだちができ、滑りやすいハードなセクションに激しいバンプがミックスされたコースとなった。
第1ヒートで、2008年のチャンピオン、フィリッパーツは新しいYZ450FMを駆り見事なスタートを見せて2位につけると、そのままポジションを守ってゴールした。第2ヒートでも3位につけて安定したペースで周回を重ねるが、ダウンヒル・セクションでトラクションを失い、転倒してしまう。すぐに再走したフィリッパーツは、遅れを挽回すべく果敢な追い上げを開始。最終ラップには5位のC・ドゥサル(スズキ)の背後まで迫ったが、ドゥサルに抑えられ、さらにJ・バラガン(カワサキ)に先行されてしまい7位でフィニッシュした。総合成績では4位となり表彰台を逃すことになったが、ポイントランキングトップのM・ナグル(KTM)と11ポイント差の36ポイントを獲得した。
ヤマハ・モンスターエナジー・リッチ・モトクロスチームのK・デディッカーは、初のイタリア・チームから世界選手権に参戦。ミスをおかし、リズムをつかめなかったデディッカーだったが、両ヒートをそれぞれ4位と8位でゴールして総合6位に入った。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | M・ナグル | GER | KTM | 40'45.442 |
2 | D・フィリッパーツ | ITA | Yamaha | 0'08.599 |
3 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'14.666 |
4 | K・デディッカー | BEL | Yamaha | 0'18.117 |
5 | A・カイローリ | ITA | KTM | 0'22.864 |
6 | J・バラガン | ESP | Kawasaki | 0'38.625 |
7 | S・ラモン | BEL | Suzuki | 0'45.541 |
8 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'52.209 |
9 | J・コピンズ | NZL | Aprilia | 0'58.900 |
10 | D・グアルネリ | ITA | Honda | 1'05.657 |
11 | G・スワンプール | RSA | Honda | 1'09.725 |
12 | T・レオク | EST | Honda | 1'18.168 |
13 | M・モンニ | ITA | Yamaha | 1'27.741 |
14 | M・ド・ルーバー | NED | Suzuki | 1'39.375 |
15 | K・ストライボス | BEL | Suzuki | 1'42.729 |
16 | J・アルバートソン | USA | Honda | 1'44.954 |
17 | T・チャーチ | GBR | CCM | 1'54.630 |
18 | T・ソデルストローム | SWE | Yamaha | -1 Laps |
19 | C・スーベイラ | FRA | KTM | -1 Laps |
20 | F・ヌージェバウアー | CZE | Kawasaki | -1 Laps |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | KTM | 41'06.743 |
2 | M・ナグル | GER | KTM | 0'03.685 |
3 | S・ラモン | BEL | Suzuki | 0'07.060 |
4 | S・プーセル | FRA | Kawasaki | 0'12.869 |
5 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'15.479 |
6 | J・バラガン | ESP | Kawasaki | 0'16.441 |
7 | D・フィリッパーツ | ITA | Yamaha | 0'16.619 |
8 | K・デディッカー | BEL | Yamaha | 0'48.535 |
9 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'51.452 |
10 | J・コピンズ | NZL | Aprilia | 0'58.843 |
11 | A・ボワシエール | FRA | TM | 1'09.907 |
12 | D・グアルネリ | ITA | Honda | 1'17.109 |
13 | G・スワンプール | RSA | Honda | 1'22.731 |
14 | M・モンニ | ITA | Yamaha | 1'32.458 |
15 | E・ボブリシェブ | RUS | Honda | 1'36.296 |
16 | G・アランダ | FRA | Kawasaki | 1'42.597 |
17 | T・レオク | EST | Honda | 1'52.822 |
18 | C・スーベイラ | FRA | KTM | 1'54.258 |
19 | J・ビル | CHE | Aprilia | 1'55.059 |
20 | J・アルバートソン | USA | Honda | 1'55.700 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | M・ナグル | KTM | 47 |
2 | A・カイローリ | KTM | 41 |
3 | C・ドゥサル | Suzuki | 36 |
4 | D・フィリッパーツ | Yamaha | 36 |
5 | S・ラモン | Suzuki | 34 |
6 | K・デディッカー | Yamaha | 31 |
13 | M・モンニ | Yamaha | 15 |
23 | T・ソデルストーム | Yamaha | 3 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 50 |
2 | Suzuki | 40 |
3 | Yamaha | 36 |
4 | Kawasaki | 33 |
5 | Aprilia | 23 |
6 | Honda | 20 |
7 | TM | 10 |
8 | CCM | 4 |
COMMENT
D・フィリッパーツ選手談(2位/7位:総合4位)
「悪くなかったけれど、ハードなウイークエンドだった。コースは高速コースでバンプが多かったが、僕は好きなコースだね。第1ヒートのライディングは良かったけど、第2ヒートではばかげた転倒をしてしまったし、最終ラップで判断ミスをしたんだ。バラガンがあんなに迫っているとは思わずかわされてしまった。でもまだ開幕戦で、あと14戦残っている。このミスがなければ表彰台に立てていたことは間違いない。バイクは素晴らしく、オーリンスのサスペンションはすごく良く機能した。とても気に入っているよ。ポイントも多く獲得することができ、上位とのポイント差はわずか。次のグランプリまで数日、次はもっとがんばるよ」
K・デディッカー選手談(4位/8位:総合6位)
「厳しい一日だった。コースは以前とはまったく違い良いコースだけど、タフなコースだ。第1ヒートはOKで、まずまずのスタートを決めたけど、バックマーカーにひっかかってミスをしてしまった。第2ヒートはスタートが悪く、良いラインが見つけられなくて、たくさんミスをしてしまった。弁解の余地はないよ。ハードなトレーニングをしているけど、第2ヒートには良い状態で臨めなかった」