モトクロス世界選手権 MXGP

RACE DATA

■大会名称：モトクロス世界選手権第9戦スウェーデンGP
■カテゴリ：MX1クラス
■開催日：2007年7月1日（日）
■開催地：スウェーデン／ウッデバラ
■周回数：第1ヒート＝21周、第2ヒート＝21周
■天候：晴れ　■気温：20度
■観客数：28,900人

REPORT

コピンズが総合5位！

ヤマハ・モトクロス・チームのＪ・コピンズは、第1ヒート4位、第2ヒート6位で総合5位。今季初めて表彰台を逃すこととなった。会場はウッデバラ市郊外。今世紀はじめから世界選手権の会場となっている。レイアウトは2006年以降見直され、今年のGPに向けて、スタート位置、第1コーナー、ピットレーンを一新。一方従来の連続コーナー、タイトコーナーは残ったままである。路面は土に大量に混ぜられた砂とこの間降り続いた雨の影響で柔らかいコースとなっていた。

第1ヒート、コピンズは安定した走りでトップ5以内を着実にラップ、最終的にS・ラモン（スズキ）を抜いて4位となった。レースウイーク中、風邪を引いていたコピンズは、第2ヒートでも上位陣と同様のラップタイムをマークするのは難しく、一時は8番手まで後退。それでも6番手まで挽回しフィニッシュした。総合優勝はK・デディッカー（ホンダ）、2位にラモンが入った。

コピンズのチームメイト、M・ドルーバーは土曜日の練習走行で転倒し、左腕を負傷。さらに頭部を強打。メディカルセンターに運ばれたドルーバーだったが、土曜午後の予選には出走。しかし予選では1ラップしたのみで走行を断念。決勝出場も見合わせた。

COMMENT

J・コピンズ選手談（4位/6位：総合5位）

「良い一日ではなかった、というより悪い一日だった。フィーリングがつかめず、可能な限りベストを尽くす以外になかった。速さがないことは土曜日からわかっていた。今日は言い訳なしに、上位陣についていくことができなかった。やるべきことがあるのはわかっている。タフなことだとわかっていたが、一年を通して表彰台に立ち続けたいと思っていたのに残念。次のファエンツァには強くなって戻ってくる」

M・ドルーバー選手談（決勝出場せず）

「練習走行で転倒して腕を打ってしまった。かなりひどく打っていて、予選を走りたいと思っていたが1周しかできなかった。思い通りにマシンを操ることができない状況。運が好転することを願っているよ」

C・リナルディ、ヤマハ・モトクロス・チーム監督談

「残念な週末となってしまった。ドルーバーは練習走行を開始して早々にひどい転倒をしてしまった。幸いなことに大事には至らなかったが、ライディングは実際不可能だった。彼は予選を走ろうとしたが、痛みが大きすぎた。月曜日に検査を受けさせるが、大丈夫だと思う。コピンズにとっても悪い一日だった。数日前から風邪をひいていたので体調が完璧ではなかった。これ以上は無理だった。でもこれをバネにして、好結果につなげていきたいと思う」