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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 5月23日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦フランスGP?
■開催日:2010年5月21日(金)1日目フリー走行、22日(土)予選、23日(日)決勝?
■開催地:フランス/ルマン

CIRCUIT DATA

■開設:1965年?
■コース長:4.180km?
■サーキットレコードラップ:1分34秒215(2008年:V・ロッシ)?
■サーキットベストラップ:1分32秒647(2008年:D・ペドロサ)?
■2009年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チーム、開幕以来の好調を維持してフランスへ

開幕以来、それぞれ優勝1回と表彰台1回を獲得し順調なスタートを切ったJ・ロレンソとV・ロッシ。今週末は、2008年にロッシ、ロレンソ、C・エドワーズの3人が表彰台を独占し、昨年はロレンソが優勝しているフランス、ルマン・サーキットでの第3戦に臨む。フィアット・ヤマハ・チームのふたりは第2戦を終えた時点でランキングトップと2位。ロレンソは前回のホームGPでの優勝によって、ロッシに4ポイント差をつけている。

ヘレスで行われた第2戦スペインGPで初めてのホームグランプリ優勝を成し遂げたロレンソ。その翌日にはマシンテストに参加し、2日後にはバルセロナの自宅で23歳の誕生日を祝っている。昨年はここルマンで、激しい天候の変化に苦しみながらも後続に17秒差をつけて優勝しており、今回も好成績が期待される。また250ccクラスで2度目のタイトルを獲得した2007年にも優勝を果たしている。

その一方で、チームメイトのロッシにとっては、昨年の同大会はあまり思い出したくないものになっている。不運なアクシデントによりピットインを余儀なくされ、再スタートしたものの16位に留まったからだ。しかしそれ以前の成績は素晴らしいもので、2005年と2008年にはヤマハで優勝、その他にも優勝1回と表彰台6回を記録している。ヘレスから2週間経過したことで肩の怪我も完治しており、今回はベスト・コンディションでトップを目指していく。

ルマンは24時間耐久レースの舞台として最も有名だが、モトGPでも毎年、非常に多くの観客を集めるサーキット。典型的なテクニカル・コースではないものの、最初のパートが最も難しく、高速アップヒルの第1コーナーのあといくつかのタイト・シケインが続いている。後半になると短いストレートをヘアピン・コーナーでつなぐ形となるため、繰り返し行われるハードブレーキングと、コーナー立ち上がりでのフル加速のためにマシンのバランスとコントロール性が要求される。

COMMENT

J・ロレンソ—“信じられないような、クレイジーなレース!”

「前回のヘレスで優勝して、今はランキングトップに立っているけれど、自分では僕がチャンピオン候補だとは思っていないんだ。だってシーズンはまだ始まったばかりで、この先がとても長いからね。とは言ってもヘレスのことは、ホームグランプリでのモトGP初優勝だったから、とても誇りに思っているよ。ところで昨年のルマンは信じられないようなクレイジーなレースだった。ウエットレースだと思っていたら雨が止んで乾いてきてしまって、もうめちゃくちゃ。でも経験豊富なチームのみんなが懸命に僕を助けてくれたんだ。僕自身もできることはすべてやったし、1周目から最終ラップまで本当に必死だったよ。今年もあのようなレースをファンのみんなは待ち望んでいるのかもしれないね。ルマンはいつも天気が問題になるところなんだけれど、僕としては今年こそ晴れを期待しているよ。ここで表彰台のてっぺんに上ったのは、去年と、250ccで2度目のタイトルを獲得した年との2回。だから今回は3回目を狙っていく。ヘレスから約3週間も経ったので、ヨーロッパラウンド第2戦が楽しみで仕方がないよ」

W・ズィーレンベルグ—“この好調をキープする”

「ヘレスで優勝を果たしたあと、また長い休みがあったので、今は仕事に戻ることが待ち遠しくて仕方がない。そしてシーズン開幕以来の好調を、このままキープするべくチーム一丸となっている。シーズンは長いので、あまりエキサイトし過ぎるわけにはいかないが、とにかくひとつひとつ、同じ気持ちで取り組んでいきたいと思う。ルマンはヤマハにとっては相性の良いコースで、昨年はホルヘが、非常に厳しいコンディションのなかで優勝を果たしている。できれば今回はもう少し簡単な戦いになってくれるといいのだけれど…とにかく雨は降らないでほしいね」

V・ロッシ—“ベスト・コンディションに戻ってきた”

「肩はずいぶん回復してきたので、今度のルマンではいつもの力が戻ってきてくれると思うよ。去年は最悪のレースになってしまったけれど、それを除けば基本的に、ヤマハや僕との相性はいいほうなんだ。一番の気がかりが天候なんだけれど、去年があんなことだったから、今年はきっと太陽に恵まれると信じているよ。今シーズンはここまで、カタールでの優勝とヘレスでの表彰台と絶好調。でもマシンに関しては、まだいくつか課題もあるので、パフォーマンス向上を目指して今回もしっかりと取り組んでいきたいと思っている。ヘレスのあとのテストは順調だったから、そのときのデータを活用して初日から攻めていきたい」

D・ブリビオ―“去年のことは忘れてしまいたい”

「ルマンでの去年のことは、あまり思い出したくない。雨に見舞われ、たくさんの難しい問題があって、最終的にポイントをとることもできなかった。でも前回が特別なのであって、それまでヤマハは、ここで何度も好成績を残してきた。だから今、望むことは、好天だけなんだ。今シーズンはここまで非常に好調にきていて、これからもこの流れを維持し少しでも多くのポイントを獲得していきたいと考えている。6月以降はレースが多くなって忙しくなるので、その前にもう少ししっかりと地盤を固めておきたいという気持ちもある」

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