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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月6日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦サンマリノGP
■開催日:2009年9月4日(金)1日目フリー走行、5日(土)予選、6日(日)決勝
■開催地:イタリア/ミサノサーキット

CIRCUIT DATA

■開設:1972年
■コース長:4.226km
■サーキットレコードラップ:1分34秒904(2008年:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分33秒378(2008年:C・ストーナー)
■2008年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チームの地元レースに向けて

MotoGPは今週末、今季2度目となるイタリアでの大会を迎える。舞台となるミサノ・サーキットは、ミラノ郊外のチームの本拠地から300kmほどのところにあり、チームメンバーにも多くのイタリア人が含まれるため特別な一戦となる。フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは現在、ランキングトップと2位につけており、ここまでの12戦中、合計8回の優勝を成し遂げて絶好調だ。

ロッシは前回のインディアナポリスで痛恨の転倒リタイヤ。これによってチャンピオンシップのリードが25ポイントに減少したが、ロッシはすでに気持ちを切り替え、母国ファンの熱い声援に応えて好成績を目指すことだけを考えている。ロッシの故郷、タブリアはミサノからわずか15kmのところにあり、昨年はここで圧倒的強さを見せて優勝した。今シーズンは1度目のイタリアGP、ムジェロで8年ぶりに優勝を逃したこともあり、今回こそは母国での勝利をと意気込んでいる。

一方のロレンソは、インディアナポリスで優勝して絶好調。母国スペインGPではロッシに優勝を奪われているため、今回はロッシの母国イタリアでその雪辱を果たそうと志気を高めている。2年前には250ccクラスで優勝、MotoGPデビューとなった昨年も2位と好成績を挙げており、今回はそれを上回る成績を狙おうということろだ。

ミサノは2007年、16年ぶりにGPサーキットとして復活。その際に、それまでとは逆回りに変更された。有名なリビエラ海岸から約1kmのところにあり、周辺には小さな町や村が点在する。レースウイークにはここにの数千のファンが集まり、一大パーティー会場を作ることになる。コースは前回のインディアナポリス同様、フラットだが、レイアウトはタイト&ツイスティーで、長いストレートがない。右コーナーと左コーナーがバランスよく配置されているため、マシンには俊敏性が求められる。

COMMENT

V・ロッシ-"全力で戦い続けるだけ"

「インディアナポリスでのミスを少しでも早く忘れたかったから、1週間後にまたレースができるのは大歓迎! 昨年はここで、多くのファンに見守られながら優勝を飾ることができた。今年はムジェロで失敗しているから、今度こそは、何としても最高の成績を目指したいんだ。例年通り、僕のファンクラブが盛大なパーティーを開催する予定なので、彼らのためにも素晴らしいショーを披露したい。ホームGPはいつだって最高の舞台だからね! 前回のことでわかるように、レースではどんなことでも起り得る。シーズンはまだ終わっていないのだから、とにかく全力で戦い続け、少しでも多くのポイントを獲ることだけを考えている」

D・ブリビオ-"好成績で復活を!"

「前回のことは確かに残念だったが、チャンピオン争いにおいては依然としてトップに立っているし、いい状態をキープできていると思っている。とは言えライバルたちはみな手強く、25ポイントというリードは決して十分なものではないので、今回はこのホームGPで何としても好成績を挙げなければならない。昨年はいいレースができて、多くのファンに支えられているバレンティーノを見るのがとてもうれしかった。だから今回もまた同じ展開になることを期待しているんだ。我々チームとしてはとにかく全力を注いで、少しでも早くベスト・セッティングを見つけてベストの状態に戻すことだ」

J・ロレンソ-"素晴らしいバトルを!"

「ミサノは得意なコースのひとつ。今シーズンは絶好調でこのレースを迎えられるので、とても楽しみにしているんだ! 2007年には250ccクラスで初めてミサノを走って優勝。昨年はバレンティーノから大きく離されることなく2位を獲得することができた。前回のインディアナポリスでは、幸運にもたった1度のレースで一気に25ポイントを縮めることができたんだけれど、タイトル争いは依然として非常に厳しい状況だということはよくわかっている。その意味でも、僕の一番の目標は楽しんでバイクに乗ること。そして自分のベストを尽くすことだ。できれば昨年同様、あるいはそれ以上を目指したい。バレンティーノのホームコースで優勝を狙うことが、どれだけ大変かということもわかっているけどね。みんなに素晴らしいバトルを楽しんでもらえるように頑張るよ!」

D・ロマニョーリ-"戦いはますます面白くなってきた"

「インディアナポリスでの優勝のあと、ホルヘもチームもモチベーションをキープしており、これからも毎回、表彰台を目指していこうと意気込んでいる。昨年はここで素晴らしいレースができたし、ホルヘもこのレイアウトをとても気に入っている。またチームにとっては今季2度目のホームGPでもあるので、思い入れは非常に強い。チャンピオン争いはもちろん、依然として厳しい状況だが、我々としてはとにかく挑戦し続け、毎回少しずつでもポイントを挽回していきたい。シーズン終盤に向けて戦いはこれからますます面白くなってくる。みんなに最後まで楽しんでもらえるように頑張っていきたい」

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