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ヤマハ発動機株式会社

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ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 07/05 アメリカ

YZR-M1を駆る#46 V・ロッシと#99 J・ロレンソ


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RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦USGP
■開催日:2009年7月5日(日)決勝結果
■開催地:カリフォルニア州/ラグナセカスピードウエイ(3.610km)
■観客:46,679人
■周回数:32周(115.52km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:42度
■PP:J・ロレンソ(ヤマハ/1分21秒678)
■FL:D・ペドロサ(ホンダ/1分21秒928)

REPORT

ロッシ、ロレンソが2位・3位表彰台!

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシがトップに0.3秒差の2位、チームメイトのJ・ロレンソは3位表彰台を獲得した。モンスター・ヤマハ・テック3のC・エドワーズは7位、J・トーズランドは11周目で失格となった。優勝はD・ペドロサ (ホンダ)だった。

ペドロサの好スタートで決勝はスタート。後方にC・ストーナー(ドゥカティ)、ロッシ、T・エリアス(ホンダ)、ロレンソらが続く展開。ロッシは1周目のコークスクリューでストーナーをパスして2番手になるが、次周再びストーナーが先行。序盤はペドロサ、ストーナー、ロッシ、ロレンソの順で周回が重ねられ、ロッシが再びストーナーをパスし2位に浮上したのは12周目。このとき既にペドロサは2秒先を走っていた。ペドロサとロッシの差は、中盤は3.3秒まで広がっていくが、終盤にかけて徐々にロッシが詰める展開。その差1.5秒差で迎えたラストラップ。1分23秒台とややペースを落としたペドロサに対し、ロッシは1分22秒台で猛追。最終コーナーではペドロサ&ロッシのテール・ツー・ノーズの場面も見られたが、ペドロサが僅差で逃げ切り今季初優勝した。

予選の転倒で肩を痛めたロレンソは、痛みをこらえての力走。中盤までストーナーの後方につけて様子を見ていたが、21周目の11コーナーへの進入でストーナーをパスすると前を行くロッシを追う。終盤は、ロッシをパスしよう試みたが、逆にラインが膨らんで失敗。それでも、その後は懸命に追い上げて3位表彰台を獲得した。

モンスター・ヤマハ・テック3のC・エドワーズは7位でチェッカーを受け、61年間のグランプリ史上、14人目となるポイント獲得100回目を達成。オープニングラップで9位まで後退したエドワーズだが、7周目までに7位に浮上すると、その後はT・エリアス、N・ヘイデンと5位争いを展開。12周目にはエリアスとの差を2秒以内に縮めていたが、レース後半は懸案のフロントの問題が再び発生して順位を上げることができず、そのまま7位でゴールした。

一方、チームメイトのJ・トーズランドはフライングのペナルティーを課せられたが、規定時間以内にピットに戻ることができず、11ラップ目、黒旗が提示されて失格となった。

RESULT

順 位ライダーチームマシンタイム
1D・ペドロサRepsol Honda TeamHonda44'01.580
2V・ロッシFiat Yamaha TeamYamaha0.344
3J・ロレンソFiat Yamaha TeamYamaha1.926
4C・スト―ナーDucati Marlboro TeamDucati12.432
5N・ヘイデンDucati Marlboro TeamDucati21.663
6T・エリアスSan Carlo Honda GresiniHonda22.041
7C・エドワーズMonster Yamaha Tech 3Yamaha30.201
8C・バーミューレンRizla Suzuki MotoGPSuzuki32.857
9R・ド・ピュニエLCR Honda MotoGPHonda40.325
10M・メランドリHayate Racing TeamKawasaki48.028
11A・デ・アンジェリスSan Carlo Honda GresiniHonda48.810
12N・カネパPramac RacingDucati1'18.531

LAP CHART

RIDERS RANKING

順 位ライダーマシンポイント
1V・ロッシYamaha151
2J・ロレンソYamaha142
3C・スト―ナーDucati135
4D・ペドロサHonda92
5C・エドワーズYamaha76
6A・ドビツィオーゾHonda69
11J・トーズランドYamaha39

CONSTRUCTORS RANKING

順 位コンストラクターポイント
1Yamaha185
2Ducati135
3Honda123
4Suzuki79
5Kawasaki61

COMMENT

V・ロッシ選手談(2位)

「今日の走りは完璧というわけにはいかなかったんだ。だから前半はとてもきつかった。ペドロサがあんなに速いとは予想していなくて、あまりの強さに僕は手も足もでないという状態だったよ!最後の10ラップくらいはロレンソがものすごい勢いで攻めて来たから、僕ももっと頑張らざるを得なかった。その一方でダニのペースが落ちてきたから、気がつくと彼のテールまで追いついていたんだ。これなら最終コーナーで逆転のチャンスがあると思ったんだけれど、やっぱりちょっと届かなかった。

パーフェクトな状態ではなかった中で2位を獲得できたことは良かったと思う。セッティングがどこかちょっと足りなかったし、そうでなくてもこのコースはとても難しいからね。だから今日は、優勝は逃したけれどもこの20ポイントにとても満足しているんだ。これでまたチャンピオンシップのリードを広げることができた。同時に、完璧な状態でなくてもここまでやれるのだということを証明できた。立て続けの2レースはとってもきつかったので、ここで少し休めるのは大歓迎。そして次はまた2週連続のレースになるが、みんなが接近しているだけに非常に重要なものになる」

D・ブリビオ、チーム監督談

「最終的にはランキングトップをキープし、しかもリードを拡大することができたのだから、今大会を総合して満足していいだろうと思っている。我々の本来のポテンシャルを100%出し切れなかったなかで2位を獲得できたことはとても重要。自分たちの思い通りの戦いができない苦しい状況でも、最大限を尽くすことが大切なのだ。ペドロサの復活を祝福し、また怪我を抱えながら頑張ったホルヘを讃えたい。チャンピオン争いは依然として非常に接近しており、注目が集まっている。このあとの2、3戦は非常に重要だ」

J・ロレンソ選手談(3位)

「常にベストを尽くして戦ってきた。そして今日も、怪我を抱えながら、いつもと同じように頑張ったつもり。今日のレースは僕のなかでは最高のレースのひとつで、自分で誇りに思うよ。足のほうはほとんど問題ないが、右肩の痛みはひどかった。だから右手が十分に使えなくて、その分左手に頼らなければならなかったんだ。そんなわけでレース後は本当に疲れてしまったよ。クリニカ・モービルの医師たちのおかげで最後まで走りきることができたので、彼らには心から感謝している。スタート後しばらくは痛みを忘れて、とにかくベストを尽くしたいと思っていた。そうすればバレンティーノをパスすることができると思っていたんだ。

でもブレーキングを遅らせたところで路面の凹凸にタイヤをとられ、リアが激しく動いて転倒しそうになってしまった。このミスがなくて、そしてバレンティーノをパスすることができていれば、もしかしたら優勝も可能だったかもしれない。でも、今日の状況で3位を獲得できて、ポイントを獲得することができたのだから良かったと思っている。このあとは休養して怪我を治し、次のザクセンリンクではベストの状態で臨みたい」

R・フォルカダ、フィアット・ヤマハ・チームクルーチーフ談

「怪我をおして、よく頑張った。ホルヘはどんなに難しい状況でも決してあきらめないところを見せてくれた。彼のこうした気持ちの強さは、ライダーとして非常に重要な部分だ。終盤でバレンティーノを捉えたとき、あまりにも早く勝負に出てしまった感じがある。もしも、もう少し待っていれば状況は違っていたかもしれない。でも、今日のコンディションでの3位は十分に素晴らしい成績。貴重なポイントも獲得できた」

C・エドワーズ選手談(7位)

「母国のファンの前で、グランプリのポイント獲得100回目の記録を達成できたことはとても嬉しい。これもモンスター、ヤマハ、テック3のみなさんのサポートのおかげだ。でもレース自体のことを言えば、7位ではなくもっと上を狙っていた。マシンが思うように曲がってくれなかったから体力的にとても大変で、今はすごく疲れてしまっているよ。コーナーでマシンを寝かせると、そのたびに、まっすぐ縁石のほうへと向かっていってしまう。フロントフォークが僕の両脚の間でしっかりと座り込んでしまっているようで、マシンを曲げるためにはものすごい力が必要だった。ブレーキをかけると、まるでフロントが地面にめり込んでしまったようになって戻ってこない。そして僕はコースからはじき出されてしまいそうになるんだ。

僕はもともとフロントに多く荷重をかけるほうだけれど、今日はタンクに座ってフロントの上をはっているような感じだったよ。ペースは22.9秒から23.1秒と安定していたが、残念ながら速さが足りなかった。そういうわけで今日はいい走りができなかったけれど、次のドイツではまた上位を目指していきたい。

J・トーズランド選手談(失格)

「厳しいレースだった、という以外に話せることはないよ。フライングのペナルティーはちょっと厳し過ぎたと思っている。それに近かったことは認めるけれど、自分ではフライングはしていないと思っているし、レースの最初のほうは、普通ピットボードなどほとんど見ないものだよ。前のライダーを捉まえることに気持ちを集中していたから、ペナルティーを課せられたと知ったのは、ブラックフラッグを出されて僕のナンバーを見たときだったんだ。フライングをしたとわかっていたら、もちろんピットに戻ったよ。

でもあとで録画を見てもフライングはなかった。スタートでのポジションアップもまったくなかったのだから、この判定は厳しすぎるというのが僕の意見だ。でも仕方のないことだからこれはこれで受け止め、次のドイツに全力で臨みたい」

H・ポンシャラル、チーム監督談

「ウイークを通して厳しい戦いになったが、コーリンはよく頑張って、いいレースを見せてくれた。表彰台を狙うには足りなかったが、ペースは安定して良く、その結果としてランキング5位をキープし、またノンファクトリー・ライダーのトップに立っている。またグランプリでのポイント獲得100回目という記録をモンスター・ヤマハ・テック3チームで達成したことをうれしく思う。彼は我々チームのために本当に素晴らしい仕事をしてくれている。ヤマハにとっても、常に安定して貢献してくれる重要なライダーだ。

ジェームスのほうは、厳しいなかでも10位以内は狙えると思っていただけに残念なことになった。ぎりぎりのところだったと思うが、ルールはルール。条件は誰にとっても同じだ。ピットストップのサインを見逃したことが彼にとっては不運だったが、今日のことはいい勉強になったと思う」

中島 雅彦談(技術開発部 MotoGPグループリーダー)

「起伏に富んだ、難しいコースレイアウトの中、ブレーキングスタビリティと旋回性、加えてタイヤ性能をうまく引き出すバランスを見つけるのに苦慮しました。レースではトップ争いが出来るまでのセットアップを詰めきれず、序盤で引き離されましたが、バレンティーノが難しいレースをうまくマネージしてくれたおかげで2位を確保。予選中の転倒で満身創痍のホルヘも痛み止め打っての出場でしたが、トップに肉薄する走りで表彰台を確保した追い上げには感服しました。ゆっくり休養して完全なコンディションで次戦に臨める事を期待します。

次戦からまたヨーロッパラウンドに戻りますが、チャンピンシップポイントも肉薄しており、気を緩める事無く開発を続けて行きたいと思います」

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