ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 07/05 アメリカ

#46 V・ロッシ & YZR-M1


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RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦USGP
■開催日:2009年7月3日(金)フリー走行1
■開催地:カリフォルニア州/ラグナセカスピードウエイ(3.610km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:48度

REPORT

ロッシ、ロレンソ、1、2番手

今季2回の開催が予定されているアメリカ大会のうちの1回目が、ラグナセカで始まった。フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは、フリープラクティス初日に、それぞれ1位と2位を獲得して好調をアピール。カリフォルニアにあるこのコースは終日、明るい太陽に恵まれ、ライダーたちは順調にマシンのセットアップを進めることができた。

ロッシは昨年ここで優勝を果たしており、今回もコースに出るや、素早く調子をつかんで終始、上位をキープ。一方のロレンソは、ラグナセカ・デビューとなった昨年はリタイアに終わっているため、このコースでの経験不足が心配されたが、予想を覆して好タイムを連発。セッションのほとんどで2位につけ、残り11分では一時トップに浮上した。しかし最終ラップではロッシがこれを上回り、ロッシが1位、ロレンソがコンマ1秒差の2位でセッションを終了した。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとJ・トーズランドは、それぞれ9位と13位。わずか6日前のアッセンでは今季自己ベストタイの4位を獲得したエドワーズは、好調をそのままにホームGPに臨んでいる。今日は前後サスペンションにいくらか問題もあったが、順調にペースを上げて1分23秒285のベストタイムを記録。4位のD・ペドロサからわずかコンマ6秒差の9位でセッションを終えた。一方のトーズランドも前回のアッセンでは今季最高の6位。今日は1分23秒690で13位に留まったが、6位との差は1秒以下。さらにセッティングに磨きをかけるため、チームは今晩も作業を続ける。

RESULT

順 位ライダーチームマシンタイム
1V・ロッシFiat Yamaha TeamYamaha1'21.981
2J・ロレンソFiat Yamaha TeamYamaha1'22.093
3C・ストーナーDucati Marlboro TeamDucati1'22.170
4D・ペドロサRepsol Honda TeamHonda1'22.637
5T・エリアスSan Carlo Honda GresiniHonda1'22.682
6A・ドビツィオーゾRepsol Honda TeamHonda1'22.880
7M・メランドリHayate Racing TeamKawasaki1'23.140
8C・バーミューレンRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'23.217
9C・エドワーズMonster Yamaha Tech 3Yamaha1'23.285
10A・デ・アンジェリスSan Carlo Honda GresiniHonda1'23.406
11R・ド・ピュニエLCR Honda MotoGPHonda1'23.439
12L・カピロッシRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'23.637
13J・トーズランドMonster Yamaha Tech 3Yamaha1'23.690
14N・ヘイデンDucati Marlboro TeamDucati1'23.747
15S・ジベルナウGrupo Francisco HernandoDucati1'24.533
16G・タルマクシScot Racing Team MotoGPHonda1'24.926
17N・カネパPramac RacingDucati1'25.511

COMMENT

V・ロッシ選手談(フリー走行1番手/1分21秒981/32周)

「今日の走りには満足できたよ。ずっと順調だったし、終盤では硬めのコンパウンドでベストタイムを記録することができた。このコースに関してはたくさんのデータがあるので、明日以降もこれを十分に活用して、さらにセッティングの精度を上げていきたい。とくにフロントのフィーリングについては、いくつかのコーナーでもう少し楽に走れるようにできるはずなんだ。それから、ここは路面の凹凸が多いので、ウイリーしないようにするために電子制御システムのほうも見直したいと思っている。今回も僕とロレンソとストーナーがかなり接近しているので、決勝も大変なバトルになるだろう。でも僕らのM1がきっと良い走りを見せてくれる。確信しているんだ」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談

「今回もまた順調にスタートすることができた。バレンティーノのラップタイムは今日の段階ですでに非常に速く、昨年のここでの初日とは比較にならないほどだ。初日のプラクティス後はいつもそうだが、ひとつやふたつ、ちょっと気になるところがあるもので、明日はその部分を中心にしながらマシン全体のセッティングの精度を上げていきたいと思っている。ベースはすでにでき上がっているので、明日以降も自信を持って進めていく」

J・ロレンソ選手談(フリー走行3番手/1分38秒061/26周)

「このカリフォルニアの太陽の下で非常に気分よく走れたし、タイム的にも十分な速さをアピールできたと思う。このコースはとても複雑で、自分のものにするまでには相当の周回数が必要になるだろう。僕の場合は昨年初めて走って、経験はまだ多くないけれど、今回はこうして気持ちよく走れるところまで来ることができたんだ。今日は数周しただけで一度ピットに戻り、タイヤを硬めにものに変更したらフィーリングとても良くなった。乗っていてとても楽しかったし、レース距離を安定して走りきることができたので満足している。でも明日は、もっと上を目指してセッティングを煮詰めていきたい」

R・フォルカダ、フィアット・ヤマハ・チームクルーチーフ

「チーム監督のD・ロマニョーリは、今回は残念ながらともに戦うことができない。父親の身体の具合が良くないためイタリアへ戻らなければならなくなったのだ。フリープラクティスの進行具合は好調で、マシンのベースセッティングがしっかりと機能しているため、とくに変更の必要もなかった。タイヤに関しては前後ともに両タイプを試し、決勝でどれを使うかについてもすでにはっきりした考えがあるので、明日はそれを決定するだけでいい。電子制御系に関してはもう少し作業を行いたいと思っているが、総合的には十分にいい状態にある」

C・エドワーズ選手談(フリー走行9番手/1分23秒285/29周)

「楽しみにしていたホームレースだと言うのに、あまりいいスタートができなかった。マシンのフィーリングがとても硬いんだ。一番の問題はハードブレーキングの箇所で、マシンがちゃんとついてきてくれない感じがする。サスペンションがしっかり動いていないからだ。ハンドルが上下に動いたり、シートが上下に動いたりするとすれば、それは明らかに、サスペンションが路面の凹凸を吸収していないせい。ラグナセカは大きなギャップがいくつかあるから、そこに乗ってしまうとまるでモトクロスみたいだったよ。

サスペンションがもっと素早く反応してくれるように、また急激で激しい挙動でなく、よりスムースに動いてくれるように、明日はサスペンションを少し柔らかめにしてみるつもり。この問題が解決できれば、テック3のスタッフの能力はすごいから、僕はもう無理にプッシュしなくても自然にタイムが上がってくるはず。マシンさえちゃんと機能するようになれば、それはすぐに可能なことなんだ。課題をクリアし、アメリカのファンとモンスターのためにもいい走りを見せたい」

J・トーズランド選手談(フリー走行13番手/1分23秒690/31周)

「ポジション自体はそれほど良くないけれど、自分では十分にいい走りができたと思っているよ。課題はまだ残っているけれど、パニックになるほどではなくて、セッティングの面で少しだけ足りないところがあるということなんだ。リアにハード・コンパウンドのタイヤを履いたときに、グリップの最後のところが十分に踏ん張りきれない感じがある。気温のことを考えても、どうやらこのタイヤを履くことになりそうなので、そこがとても重要なんだ。グリップ性ではアッセンほど良くないので、リアのグリップをより向上させなければならないが、セッション終盤は時間が足りなくなってしまった。

それに加えて、僕の場合はアッセンから採用している新しいセッティングにまだ完全には慣れていない。マシンのバランスがかなり変わってしまったからだ。しかもアッセンとは異なるタイトなコーナーや路面のうねりにも慣れていかなければならない。もうちょっと気持ちよく乗れるようになればタイムも上げられるはず。そうすれば僕らのスポンサーのモンスターのために、好成績を目指していくこともできるだろう」


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