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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.05 6月26日 SUGO

RACE DATA

■大会名称:2016年 MFJ 全日本ロードレース選手権 第5戦SUGOスーパーバイク120miles耐久レース
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2016年6月26日(日)
■会場:スポーツランドSUGO(3.737km)
■周回数:52周
■天候:くもり
■観客数:3,700人
■PP:中須賀克行(1分26秒801/Yamaha)
■FL:中須賀克行(1分27秒183)

REPORT

中須賀克行が昨年から10戦連続でポールtoウィン!!

2016年の開幕戦鈴鹿200km耐久に続き、今季2度目の耐久レースとなるSUGOでの120マイル耐久レース。ここでYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は、スタートでこそやや出遅れたものの、2周目にトップに立つとその後を独走。昨年から10戦連続でポールtoウィンを達成した。

6月25日(土)に行われた公式予選では、「昨年よりも全体的に路面グリップが落ちた感じがする」と語りながらも1分26秒801のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得。これで中須賀は、昨年から10戦連続でのポールポジション獲得となった。

6月26日(日)、ル・マン式スタートで始まった120マイル=52周レースで、中須賀はスタートでやや出遅れ、第1〜2コーナーを津田拓也(スズキ)、渡辺一樹(カワサキ)、加賀山就臣(スズキ)に次ぐ4番手でクリアする。しかし、このオープニングラップのSPコーナーまでに中須賀は2番手に上がり、2周目の馬の背コーナーでは津田をパスしてトップに浮上した。

この2周目にラップタイムを1分27秒台に上げた中須賀に対して、2番手の津田は1分28秒台で、その差は徐々に広がっていく。4周目のシケインでは渡辺が津田をパスして2番手に上がるが、トップ中須賀とのタイム差は広がる一方で、17周目にその差は4.3秒、19周目には5秒の大差となっていた。

レース中盤の24周目頃から上位陣のピットインが始まり、中須賀は31周目にピットイン。タイヤ交換、給油のピットワークを約14秒で終えると、トップを維持したままレース復帰に成功した。そして上位陣がピットインを終えた33周目、トップ中須賀は2番手の渡辺に18秒の大差を築いていた。

その後、中須賀は1分27秒台のラップタイムをキープしながら周回を続けると、最終的に2位の渡辺に24秒844の大差をつけての圧勝となり、8位の加賀山までをラップ遅れにした。なお、今大会の結果、中須賀は今季3度目のポールtoウィン。昨年からは10戦連続でのポールtoウィンとなった。

また、YAMALUBE RACING TEAMの野左根航汰は、金曜日と土曜日に転倒してしまい、決勝レースにはスペアマシンで出走。スタッフの懸命なマシンセットアップによりメインマシンと遜色のないものに仕上がり、5位でチェッカー。藤田拓哉は、マシントラブルにより緊急ピットインを余儀なくされ、17位でレースを終えた。

JSB1000 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝)

「今大会は走行距離が長いので、周回遅れが出ることは分かっていて、その際にどれだけラップタイムを落とさずにパスして走れるかをひとつの課題にしていました。そうしたなかで1分27秒台をキープできたことは、課題もクリアできたし、次の鈴鹿8耐に向けていいシミュレーションになりました。また、予選を終えて10戦連続でポールtoウィンを公言しましたが、それも達成できてうれしく思います」 

吉川和多留監督

「今大会にも、事前にしっかりと準備を進めて、盤石な状態で臨むことができました。レースでは、中須賀選手はしっかりとマージンを保ちながらの展開で、ピットワークもミスなくこなすことができました。シリーズ前半を締めくくるレースを、いい形で終えることができ、次の鈴鹿8耐に向けて弾みのつく一戦ともなりました。応援していただいた皆さまに感謝しています」

YAMALUBE RACING TEAM
野左根航汰選手(5位)

「金曜日と土曜日に転倒してしまい、決勝にはスペアマシンでの出走となりましたが、スタッフがメインマシンと同様に仕上げてくれて、感謝しています。ただ、レースでのアベレージタイムをもう少し上げたかった。それと、2スティント目に入ったとき、マシンがフルタンク状態で、ペースを掴むのに時間がかかってしまったところが反省点です。今後は、フィジカルはもちろん、メンタル面ももっと鍛えていきたい」

藤田拓哉(17位)

「3戦連続でマシントラブルが起きてしまい、本当に悔しいです。でも、自分の調子自体は悪くはなく、マシンもいい方向に行っているので、今後も絶対に諦めることなく、自分の力をすべて出し尽くす形で戦っていきます」

難波恭司監督

「ミスやトラブルがないように準備を進めてきましたが、やはり耐久レースでは何が起きるかわからないというのが本音です。野左根選手は、今年の目標をランキング3位に設定していますが、これを達成するには、フィジカル面をもっと高めて行く必要があると感じています。また、藤田選手は、マシントラブルに見舞われてしまい結果は17位でしたが、マシンが直り再スタートしてからはラップタイムを落とすことなく走り続けてくれました。応援、そしてサポートしていただいた方々に、心から感謝しています」

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