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レース情報

全日本モトクロス選手権 IA2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。

Rd.02 4月8日 近畿

RACE DATA

■大会名称:2007全日本モトクロス選手権第2戦近畿大会
■カテゴリ:IA2クラス
■開催日:2007年4月8日(日)
■開催地:奈良県/名阪スポーツランド
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ
■観客数:14,574人

REPORT

小島が今季初の3位表彰台を獲得!

ヒート1、ホールショットを奪ったのは井上眞一(カワサキ)、これに釘村忠、新井宏彰(カワサキ)、平田優(ホンダ)、小島太久摩が続く。1周目を終えトップは釘村、このすぐ後方には新井が続く。釘村は、新井のプレッシャーを受けながらもトップをキープするが4周目に転倒して2番手に後退すると、さらにその後も転倒し、後方の井上、平田、小島にかわされ5番手に後退してしまう。

トップに立った新井はその後、後方との差を広げ、開幕戦から3ヒート連続の優勝となった。2位には、4周目に井上をかわし2番手に上がった平田がそのままチェッカーを受けた。一方の3位争いは、井上と小島がバトルを展開。まず、小島が5周目に井上を捉え3番手を奪う。しかし8周目に井上の先行を許すと、その後はペースが上がらず井上が3位でゴール。

4位はその小島と釘村の争いとなり、最終ラップで釘村が小島をかわし、4位釘村、5位小島でフィニッシュとなった。また尾崎友哉はスタートで出遅れた後、他車と接触するアクシデントに見舞われ1周目を26番手とする。その後は周回ごとに順位を挽回し8位。渡辺は1周目で他車の転倒に巻き込まれ、1ラップ以上遅れて再スタートとなったが最後は17位でゴールとなった。

ヒート2、1周目を制したのは、IAルーキーの三原拓也(カワサキ)、2番手以下には小島、新井、星野裕(スズキ)、尾崎が続き、釘村は7番手、渡辺は10番手からのスタートとなる。トップ争いは2周目に小島がトップを奪うが、3周目には新井がトップに浮上。その後は新井、小島、釘村、平田の順でレースが展開されるが、新井が後方を引き離し、序盤でアドバンテージを作る。

2番手以下は順位が変動し、7周目に釘村が転倒で順位を落とすと、8周目には平田が小島をかわして2番手にポジションを上げる。しかし小島は平田に食らいつき9周目に逆転、11周目まで2番手をキープするが、12周目に再び平田にかわされ3番手に順位を落とす。その後新井、平田、小島の順位は変わらずにチェッカー。小島が今シーズン初の3位表彰台を獲得した。また尾崎は釘村の転倒を機に4番手を奪うが、11周目にその釘村が尾崎をかわすと、そのまま4位釘村、5位尾崎の順でフィニッシュ。渡辺は3周目に転倒し18番手までポジションを下げてしまうが、その後挽回して7位でレースを終えた。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 新井 宏彰 TEAM GREEN Kawasaki 32'43.543
2 平田 優 TEAM HRC Honda 32'51.975
3 井上 眞一 K.R.T. Kawasaki 33'15.154
4 釘村 忠 TEAM YZ Yamaha 33'17.060
5 小島 太久摩 TEAM YZ Yamaha 33'17.110
6 星野 裕 TeamSRM Suzuki 33'52.713
7 須田 純 グリーンクラブジュニアライダーズ Kawasaki 34'06.682
8 尾崎 友哉 Jubilo RT Yamaha 34'17.618
9 伊藤 正憲 クラブヤマハモトスペース Yamaha 34'41.296
10 草野 忠道 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 38'16.337
11 三原 拓也 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 32'43.207(-1L)
12 中堀 敏宏 TEAM HAMMERホンダ学園 Honda 34'44.113(-1L)
13 深谷 広一 SEKI Racing MotoRoman&ホンダ学園 Honda 32'46.585(-1L)
14 増田 篤 Team SSC XP Suzuki 33'06.320(-1L)
15 辻 健二郎 SEKI Racing MotoRoman Honda 33'12.279(-1L)
16 内山 慎太郎 クラブヤマハYSP浜北大橋 Yamaha 33'13.537(-1L)
17 渡辺 学 TEAM YZ Yamaha 33'22.119(-1L)
18 中島 敬則 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 33'27.292(-1L)
19 矢野 和都 グリーンクラブ TEAM TAKASE Kawasaki 33'30.953(-1L)
20 谷本 功志 Honda 33'44.061(-1L)
21 斉木 達也 クラブヤマハ大磯ムスタング Yamaha 33'45.834(-1L)
24 井上 洋昭 クラブヤマハTEAMKHO-Z Yamaha 32'58.974(-2L)

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 新井 宏彰 TEAM GREEN Kawasaki 33'29.726
2 平田 優 TEAM HRC Honda 33'34.363
3 小島 太久摩 TEAM YZ Yamaha 34'05.482
4 釘村 忠 TEAM YZ Yamaha 34'06.353
5 尾崎 友哉 Jubilo RT Yamaha 34'26.477
6 星野 裕 TeamSRM Suzuki 34'27.288
7 渡辺 学 TEAM YZ Yamaha 34'40.389
8 井上 眞一 K.R.T. Kawasaki 34'44.405
9 須田 純 グリーンクラブジュニアライダーズ Kawasaki 34'45.391
10 深谷 広一 SEKI Racing MotoRoman&ホンダ学園 Honda 34'46.124
11 草野 忠道 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 35'08.885
12 三原 拓也 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 35'15.796
13 中堀 敏宏 TEAM HAMMERホンダ学園 Honda 35'17.369
14 矢野 和都 グリーンクラブ TEAM TAKASE Kawasaki 33'39.752(-1L)
15 伊藤 正憲 クラブヤマハモトスペース Yamaha 33'55.952(-1L)
16 斉木 達也 クラブヤマハ大磯ムスタング Yamaha 33'58.312(-1L)
17 辻 健二郎 SEKI Racing MotoRoman Honda 34'11.560(-1L)
18 増田 篤 Team SSC XP Suzuki 34'13.730(-1L)
19 種子 善之 SRFTeamブルーイーグルス Suzuki 34'16.151(-1L)
20 中島 敬則 クラブヤマハレーシングチーム鷹 Yamaha 34'34.623(-1L)
22 井上 洋昭 クラブヤマハTEAMKHO-Z Yamaha 34'56.891(-1L)
24 内山 慎太郎 クラブヤマハYSP浜北大橋 Yamaha 35'04.069(-1L)

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 新井 宏彰 Kawasaki 100
2 平田 優 Honda 84
3 釘村 忠 Yamaha 76
4 小島 太久摩 Yamaha 62
4 須田 純 Kawasaki 62
6 井上 愼一 Kawasaki 61
7 尾崎 友哉 Yamaha 59
11 渡辺 学 Yamaha 37
11 草野 忠道 Yamaha 37
15 深田 卓哉 Yamaha 19
18 伊藤 正憲 Yamaha 18
19 内山 慎太郎 Yamaha 17
22 中島 敬則 Yamaha 6
24 斉木 達也 Yamaha 5
25 谷 数也 Yamaha 4

COMMENT

尾崎友哉選手談(8位/5位:総合7位)

「走り込みも、マシンのセッティングも十分に行って今大会に臨んだが、ヒート1は1周目で転倒して追い上げのレースとなり8位。ヒート2は中盤でペースが上がらず上位に絡むことができないまま5位と、前回と同じようなレースをしてしまった。後退しているわけではないが、毎戦前進していかねばならないなかで、このようなレースを続けていくわけにはいかない。このような結果になるのは技術、体力、練習量とまだまだ足りない部分が多くあるからだと思う。次のレースまでにすべてを埋めることはできないだろうが、自信を持ってがんばっていきたい」

小島太久摩選手談(5位/3位:総合3位)

「今回のレースを振り返ると、前回のレースと比べだいぶ調子が上がっている感触を掴むことができた。特にヒート2ではスタートで他車と接触しても引くことなく前にでることができたし、トップを走ることもできた。しかしまだまだ完全といえる状態ではなく、その証拠に両ヒートともに良いポジションを走りながら、新井選手や平田選手についていくことができていない。これはレースの中でリズムがしっかりと作れていないことが大きい。ただ怪我をする前はできていたこと。できるだけ早い段階でラインをつないで軽やかに走れる昔のスタイルを取り戻したいし、次はさらに一歩前進し両ヒートで表彰台を狙いたいと思う」

釘村忠選手談(4位/4位:総合4位)

「ヒート1では、スタートが決まって1周目にトップに立てたので、このままいけると思った。新井選手に後ろにつかれた時も、予選で抑えていたので大丈夫だと思っていたが、転倒してしまいかわされてしまった。やはり少なからずプレッシャーがあり、それを身体が感じ取っていたのだと思う。ヒート2でも3番手走行中に転倒し、表彰台のチャンスを逃してしまった。結局両ヒートともに、自分のミスでチャンスを逃し、まだまだ精神的に強いライダーにはなれていないことを感じた。ただ、まだ2戦が終わったばかり。挽回の余地は十分に残っているので、焦らず気持を盛り上げていきたい」

渡辺学選手談(17位/7位:総合12位)

「ヒート1では、スタートで出遅れてしまった自分も悪いが、混戦の中で転倒し、その後にエンジンがかからず1ラップ遅れでレースに戻ることとなってしまった。その後は釘村選手や小島選手の後方につき、同じペースで走ることができた。周回遅れということで、プレッシャーがないのだが、スタートを上手くこなして、冷静にレースを運べば上位に入れることを確認することができた。しかしヒート2では、スタートは上手くいったものの、混戦の中で順位を落としてしまい、焦って転倒しレースを壊してしまった。SUGOの時もそうだったが、序盤でレースを壊してしまうことが多い。これはすべて自分の責任なので、解決策を見つけ乗り切っていきたい」

光安鉄美、ジュビロ・レーシング・チーム監督談

「尾崎選手本人も分かっているようだが、序盤でミスしたり、スタートが良くても中盤から後半にペースを作れないパターンのレースが多い。表彰台を狙える実力があるだけに、1戦でも早く改善して欲しいところだ。今シーズンはJubilo Racing TeamにはIA2のライダーは尾崎選手の一人だけで、同クラスにTeam YZの3人がいてプレッシャーがあるのかもしれないが、ヤマハのトップチームのライダーとして自信を持って戦ってほしい」

川崎智之Team YZ監督談

「第1戦で見えたのは、みんな上位で戦える力があるが、課題としてはミスが多いこと。しかしそういった反省がありながら、今回も転倒があり、ミスがありと課題に対しての改善がなされていない。確かに新チームということで、マシンのセットアップなどチームの責任もあるとは思うが、やはりそれぞれがトップクラスを経験し、またプロのライダーなので、自分で課題と向き合って解決していってほしい。一方チームとしては、各ライダーをしっかりとバックアップをしていく体制を整え、早く全員揃って良いレースを見せたいと思う」

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