ヤマハ発動機株式会社

全日本モトクロス選手権 IA1

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA1に関する情報をお届けします。

Rd.08 09/04 近畿

総合優勝を獲得した#11 小島太久摩(YZ250M)


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RACE DATA

■大会名称:2005全日本モトクロス選手権第8戦近畿大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2005年9月4日(日)
■開催地:奈良県/名阪スポーツランド
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:晴れ

REPORT

小池田はランキングトップをキープ
小島が3/3位で総合優勝を獲得
アルミフレーム採用のYZ450FMを駆る出原が初優勝!

全日本モトクロス選手権第8戦・近畿大会が、9月3、4日、名阪スポーツランド(奈良県)にて開催。ランキング1位の小池田猛から、2位増田一将(ホンダ)、3位高濱龍一郎(ホンダ)、4位辻健二郎(ホンダ)の4人中心に、激しい戦いが繰り広げられた。

第1ヒート、ホールショットを奪った出原忍を始め、小池田猛、渡辺学、釘村太一、大河原功次と上位をヤマハライダーが独占。1周目を終えてもその状況は変わらず、出原、釘村、小池田、大河原、高濱、辻、小島太久摩という順位でレースが展開される。

しかし6周目、トップの出原が転倒で順位を落とすと、続く7周目には出原に変わってトップに立った釘村がコースアウトで順位を下げる。そして小池田がトップに立ち、大河原、高濱、辻、小島、戸田蔵人(スズキ)を従える形で周回を重ねる。

レースが動いたのは15周目、大河原を攻め続けていた高濱が2番手に上がると、トップ争いは、高濱と小池田のマッチレースとなる。そして18周目、高濱が小池田に追いつくと、サイド・バイ・サイドでのバトルを展開し、高濱が小池田をかわして優勝。小池田は2位となった。

3位は大河原、小島、辻の争いとなったが、小島が16周目に大河原をかわし、その後もポジションをキープして3位に入り表彰台を獲得。大河原は4位、釘村は8位。出原は転倒後17番手から追い上げて9位でフィニッシュ。また、開幕戦のけがからレース復帰した渡辺は15位となった。

第2ヒート、ホールショットを奪ったのは大河原、ついで戸田、高濱が続く。2周目に入ると、高濱がトップに立ち、大河原、戸田、小島、田島久(ホンダ)、そして出原という順位でレースが展開される。このなかでペースが速かったのがトップ高濱と出原。出原は序盤からからスルスルと順位を上げ、4周目に3番手に浮上。さらに6周目に大河原をかわして2番手に躍り出る。

しかし、この時点で高濱とは大きな差をつけられていたが、12周目に高濱が転倒し、出原がトップに立つ。ラスト2周で2番手まで追い上げてきた戸田が接近してくるが、出原は安定した走りでそのままトップを守りきり、自身初のトップクラスでの優勝を飾った。同時にアルミフレームを搭載したYZ450Fによる世界初の優勝となった。2位には戸田が入っている。

一方の3番手争いは、一度転倒し順位を下げていた小島が後半に激しい追い上げを見せ、18周目に大河原をかわし、第1ヒートに続く3位表彰台を獲得して初の総合優勝を成し遂げた。

ランキングトップをいく小池田はスタートで出遅れ、その後も順位をあげることなく8位でフィニッシュとなった。しかしランキング上位のライダーたちも両ヒートで成績をそろえることができなかったため、2位の増田一将との差を16から25ポイントヘと拡大し、タイトル獲得に向けて着実に前進を果した。また、釘村はスタートで出遅れながらも着実に順位を上げ10位。渡辺は11位となっている。

RESULT Race.1

順位ライダーチームマシンタイム
1高濱 龍一郎Honda DEAM RTHonda32'20.393
2小池田 猛Jubilo RTYamaha32'24.671
3小島 太久摩Jubilo RTYamaha32'25.176
4大河原 功次大河原レーシングYamaha32'27.759
5戸田 蔵人Team SRMSuzuki32'29.110
6辻 健二郎TEAM HRCHonda32'32.524
7増田 一将TEAM HRCHonda32'50.776
8釘村 太一Jubilo RTYamaha33'03.206
9出原 忍Jubilo RTYamaha33'05.271
10中山 裕セキソーレーシングSuzuki33'05.746
11小川 裕紀グリーンクラブパーク神戸RTKawasaki33'21.712
12田島 久YOU SPORT&メテオールHonda33'24.690
13納屋 望Team SRF三重Suzuki33'25.162
14高須 庸市Team SSC クロスポイントSuzuki33'26.037
15渡辺 学Jubilo RTYamaha33'35.636
16加賀 真一Team SUZUKISuzuki33'50.128
17小方 誠SEKI Racing MotoRomanHonda34'27.324
18大藪 逸人グリーンクラブ&パーク神戸Kawasaki32'35.359
19吉田 勝グリーンクラブ&パーク神戸Kawasaki32'48.998
20小田切 一剛TeaHonda32'58.564

RESULT Race.2

順位ライダーチームマシンタイム
1出原 忍Jubilo RTYamaha32'59.806
2戸田 蔵人Team SRMSuzuki33'00.696
3小島 太久摩Jubilo RTYamaha33'07.916
4大河原 功次大河原レーシングYamaha33'09.002
5辻 健二郎TEAM HRCHonda32'20.705
6高濱 龍一郎Honda DEAM RTHonda33'25.391
7加賀 真一Team SUZUKISuzuki33'28.230
8小池田 猛Jubilo RTYamaha33'38.993
9増田 一将TEAM HRCHonda33'42.684
10釘村 太一Jubilo RTYamaha33'55.864
11渡辺 学Jubilo RTYamaha33'57.672
12高須 庸市Team SSC クロスポイントSuzuki33'59.394
13納屋 望Team SRF三重Suzuki34'00.786
14中山 裕セキソーレーシングSuzuki34'01.351
15田島 久YOU SPORT&メテオールHonda34'14.697
16小川 裕紀グリーンクラブパーク神戸RTKawasaki34'21.527
17大藪 逸人グリーンクラブ&パーク神戸Kawasaki34'35.367
18吉田 勝グリーンクラブ&パーク神戸Kawasaki33'22.550
19小田切 一剛TeaHonda33'23.583
20中島 敬則クラブレーシングチーム鷹Yamaha33'41.377

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1小池田 猛Yamaha310
2増田 一将Honda285
3高濱 龍一郎Honda275
4辻 健二郎Honda266
5小島 太久摩Yamaha241
6釘村 太一Yamaha223
8大河原 功次Yamaha212
9出原 忍Yamaha210
22中島 敬則Yamaha21

COMMENT

小島太久摩選手談(3位/3位)

「両ヒート3位で総合優勝という結果はうれしいが、今回は優勝するチャンスがあったし、インターバルの間に優勝を目指して練習とトレーニングを重ねてきたこと考えると、まだまだ満足できる結果ではない。特に第2ヒートは序盤で高濱選手に逃げられたくなかったので、早い段階で仕掛けてポジションを上げていたのに、転倒して順位を落としてしまったことが悔やまれる。しかしこのレースでは、後半で再度順位を上げることができ、シーズンの前半と比較すると自分でも成長できていることが分かり、今までやってきたことが無駄でなかったことを証明できた。広島までには時間がたくさんあるので有効に使って心身ともに再度鍛え直し、今度こそは表彰台の真ん中に立ちたいと思う」

小池田猛選手談(2位/8位)

「第1ヒートはラスト5分でペースが上がらず、第1ヘアピンで高濱選手に抜かれてしまった。この時は高濱選手が後方からインに入ってくるのが見えたので、無理にいかずにおさえて走った。もしあそこで高濱選手を確認できていなかったら転倒していたと思う。そう考えると優勝を逃したのは残念だが、2位でフィニッシュしたことは良かった。第2ヒートはスタートで遅れ、リズムを掴めないままズルズルと後退。まったく自分の走りができないままレースを終えてしまった。しかし、ランキング上位のライダーも同様にポイントを落としたので、今回はラッキーだった。また現在のポイント差は安心できるものではないし、タイトル争いは最終戦までもつれると思う。ただ、自分は現在トップなのでプレッシャーはあるが、ライバルたちは自分以上に追込まれているはずなので、このアドバンテージを支えにして乗り切りたい」

出原忍選手談(9位/1位)

「シーズンが進むに連れてマシンも良くなり、自分も長く乗り込むことによってマシンに慣れているので、優勝できるとは思わなかったが、今回は良い走りができると思っていたし、スタートが良ければ表彰台、悪くても5位以内という手応えを感じていた。レースではとにかくスタートに集中し、第1ヒートではトップに立つことができた。自分のミスで転倒し順位落としてしまったが、後悔よりも次のヒートはいけるという手応えを掴めた。第2ヒートもまずまずのスタートから序盤で2番手まで上がった、その後は徐々にトップとの差が開き始め精神的にきつかったが、自分の走りに集中することだけを考えた。高濱選手の転倒後も自分の走りができたが、2番手との差が6秒あったので、ラスト2周は勝ちを意識してペースを落とした。今まで125ccクラスでは優勝経験があるが、トップクラスではなかったのでとてもうれしい。もちろんこれで満足はしていない」

釘村太一選手談(8位/10位)

「第1ヒートはスタートが決まり、序盤から安定した走りができていた。トップの出原選手が転倒して、トップに立った後も精神的には大きな変化があったわけではないが、自らの単純なミスでチャンスを潰してしまったことが悔やまれる。第2ヒートはスタートで、隣の選手にあたり負けして後方からの追い上げとなったが、まったくリズムを掴むことができないままレースが終わってしまった。成績としてはもちろん悔しいが、今回は地元の名阪ということで、多くのファンの方が応援に来てくれたのに、その応援に応えられなかったことが、なによりも悔しい。広島では同じ過ちを繰り返さないよう全力で戦いたい」

渡辺学選手談(15位/11位)

「開幕戦でけがをして以来のレースとなる今回は、順位も大事だとは思ったが、レースの感覚が戻っていない状態で無理をして再びけがをしても意味がないので、とにかくまわりのライダーのことを意識せず、自分の走りを再確認するつもりで走った。ただ、第2ヒートでは、前半はラインを確認しながら走ったが、中盤以降は少しながらレース感覚が戻ってきたので、ある程度勝負することも意識しながら走ることができた。次の広島は得意なコースでもあるし、約1カ月時間が空くので、しっかり走り込んで一桁台でのゴールを目指したいと思っている」

大河原功次選手談(4位/4位)

「毎戦表彰台を目指してレースをしているので、今回の結果で満足していないがはない。しかし前半の戦いぶりを振り返ると、着実に上位で戦えるようになっていることに関しては、十分に評価できる。スタートに関しても、両ヒートともまずまずだったが、ホールショットでレースをスタートさせることも自分にとっては重要なことなので納得はしていない。またレース中は中盤まではねばってポジションをキープすることができているが、最後のところで体力的に余裕がなくなり、小さなミスが重なって順位を落としているので、再度トレーニングで体を鍛え直し、広島では最後まで戦えるようになって、表彰台を獲得したいと思う」

光安鉄美、ジュビロ・レーシング・チーム監督談

「出原選手は予選から調子が良く、ベストな状態で決勝を迎えることができていた。決勝では、ある程度のタイムも出ていたが、それ以上にレース全体を通して慌てることなく、非常に安定した走りをしていたことが、第2ヒートでの優勝につながったのだと思う。シーズン中盤戦に入って調子を落としていたのでこのままズルズルいかなければと心配していたが、今日の走りで再度浮上することができると思うので、この感覚を忘れることなく残り2戦もベストを尽くしてほしい。

小池田選手は本来の走りではなかったが、ランキング上位陣の成績も良くなかったので、流れはまだ小池田選手にある状況が続いている。今後は今回よりもさらに緊迫したレースとなるが、自分の力を信じて頑張ってもらいたい。

小島選手は初の総合優勝を飾りまた一つ成長を遂げたと思う。ここまで成長すれば今シーズンでヒート優勝も見えてくるので、期待してみてほしい」

 


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