AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークロスに関する情報をお届けします。
Rd.01 1月9日 アナハイム
RACE DATA
大会名称:AMAスーパークロス第1戦アナハイム大会
開催日:2010年1月9日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム
観客:43,841人
REPORT
ニューYZ450Fとスチュワート、開幕戦を制す
ロサンジェルスのアナハイムにあるエンジェル・スタジアムで開催された2010年AMAスーパークロス/FIM SX世界選手権開幕戦で、ヤマハYZ450Fを駆るディフェンディング・チャンピオン、J・スチュワートが優勝を果たした。新型ヤマハYZ450Fにとってメジャーシリーズでの初勝利となった。
2010年のAMA SXは、5月初めまでのほぼ毎週、米国内(一部カナダを含む)を移動しながら全17戦で争われる。アナハイムでスーパークロスが開催されるのはこれが51回目。今季は同スタジアムで3回の開催が予定されている。スチュワートはプラクティスから圧倒的な速さを見せ、43,000人の大観衆を集めた土曜日のメインイベントではポールポジションからスタートした。
20周で争われるメインイベント。スチュワートはスタートで2番手につけ、トップに立つルーキー、R・ダンジェイ(スズキ)を追う。17周を終えるまで2位を走行していたスチュワートだったが、次の周にトップに躍り出るとそのままポジションをキープ。2位ダンジェイに約4秒、3位のK・ウインダム(ホンダ)には30秒以上の差をつけてチェッカーフラッグを受け、ロサンジェルスで7回目の勝利を飾った。スチュワート最大のライバル、C・リード(カワサキ)は2周目にアクシデントに見舞われホイールスポークを破損しリタイアした。
昨シーズン、ここアナハイムで3戦3勝を飾っているヤマハ。スチュワートの勝利は、その圧勝の再現の第1歩となった。なお、スチュワートの2勝とともに昨年1勝したJ・グラントは、大会前の火曜日、練習中に転倒。メインイベントには体調不良からスタートしなかった。
他のYZ450F勢ではスチュワートの新しいチームメイト、J・ヒルが6位、I・タデスコが7位でこれに続いた。また、パリ・ベルシーSXのウイナー、J・ブライトンは8位に入った。
第2戦は来週土曜日、フェニックスのチェイス・フィールドで開催される。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | J・スチュワート | Yamaha | 18’59.724 |
2 | R・ダンジェイ | Suzuki | 0’03.423 |
3 | K・ウインダム | Honda | 0’37.074 |
4 | A・ショート | Honda | 0’41.282 |
5 | R・ビロポート | Kawasaki | 0’44.902 |
6 | J・ヒル | Yamaha | 0’49.151 |
7 | I・タデスコ | Yamaha | 0’50.266 |
8 | J・ブライトン | Yamaha | 0’57.308 |
9 | D・ミルサップス | Honda | 1’00.003 |
10 | G・ラングストン | Yamaha | -1 Laps |
11 | T・ハーン | Suzuki | -1 Laps |
12 | N・ウエイ | Kawasaki | -1 Laps |
13 | G・アランダ | Kawasaki | -1 Laps |
14 | F・イゾワール | Kawasaki | -1 Laps |
15 | J・キニリー | Kawasaki | -2 Laps |
16 | M・バイルン | Kawasaki | -2 Laps |
17 | J・ローレンス | Yamaha | -16 Laps |
18 | A・ストルーペ | Suzuki | -17 Laps |
19 | C・リード | Kawasaki | -19 Laps |
20 | J・グラント | Yamaha | DNS |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | J・スチュワート | Yamaha | 25 |
2 | R・ダンジェイ | Suzuki | 22 |
3 | K・ウインダム | Honda | 20 |
4 | A・ショート | Honda | 18 |
5 | R・ビロポート | Kawasaki | 16 |
6 | J・ヒル | Yamaha | 15 |
7 | I・タデスコ | Yamaha | 14 |
8 | J・ブライトン | Yamaha | 13 |
10 | G・ラングストン | Yamaha | 11 |
17 | J・ローレンス | Yamaha | 4 |
20 | J・グラント | Yamaha | 1 |
COMMENT
J・スチュワート選手談(優勝)
「最初の数ラップは落ち着いて、すべてを見極めるようにした。バイクは順調だったけど、リズムセクションでミスをしてしまい、ダンジェイに差を広げられた。13周目あたりだったので、そこからは激しくプッシュしなければならなかった。ダンジェイに追いつきパスしたが、彼は僕を抜き返そうとしたけど、ラストラップまで抑えて勝つことができた。毎週ハードワークをしているおかげで体力も充実しており、序盤よりも17周目のほうが良いくらいだった。残念ながらライバルのチャドがリタイアるすなど、おかしなことがたくさん起こったけど、勝ててポイントでリードできたことを喜びたい」