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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.06 9月11日 北海道

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第6戦北海道大会
■カテゴリ:国際A級スーパークラス
■開催日:2005年9月11日(日)
■開催地:北海道/わっさむサーキット
■競技:10セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間15分
■最多クリーン数:黒山健一(ベータ)23
■観客:1,300人 ■天候:曇り時々晴れ ■気温:22度

REPORT

渋谷勲が3位表彰台獲得!
成田匠も5位と活躍

前大会を4位で終えた渋谷勲は今大会で3位表彰台をゲット。成田匠も前大会6位だったが、今回は5位と活躍した。

大会前に腰痛に見舞われた渋谷は、1ラップ目、容態が悪化しないうちに競技を進めようと、早めのセクショントライを重ねた。ところがライバルたちがクリーン通過している二つのセクションで失敗し減点10を加算してしまう。それでも4番手につけていた渋谷は、2ラップ目に入って調子を上げ、田中太一(ガスガス)を逆転。3ラップ目も、田中との3位争いに競り勝った渋谷が、2戦ぶりとなる今季2度目の表彰台を獲得した。

一方、成田は競技序盤から腕がつってしまい、いつものように早いペースで回ることができず、時間をかけてのトライとなった。しかしスピーディかつダイナミックなライディングスタイルは健在で3ラップを通じて5番手をキープ。最終的には前回敗れた若手の小川毅士(ホンダ)に1点差をつけて成田が5位を手にした。成田のマシンは、今大会からリアサスペンションにエアクッションを採用。「調整がしやすく、気に入っている」と、リアサス変更も好結果に結びついた模様だった。

ランキングでは、黒山健一(ベータ)が5連勝してトップを独走。田中、小川友幸(ホンダ)、渋谷の3人によるランキング2位争いが接戦となっている。なお9月25日は、イタリアで「トライアル・デ・ナシオン」(国別対抗戦)が行われるが、渋谷はその日本代表チームの一人に選ばれており活躍が期待される。

RESULT

順位 ライダー マシン
1 黒山健一 Beta
2 小川友幸 Honda
3 渋谷勲 Yamaha
4 田中太一 Gasgas
5 成田匠 Yamaha
6 小川毅士 Honda
7 井内将太郎 Honda
8 尾西和博 Beta
9 田中善弘 Gasgas

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 黒山健一 Beta 100
2 田中太一 Gasgas 72
3 小川友幸 Honda 72
4 渋谷勲 Yamaha 71
5 成田匠 Yamaha 56
6 小川毅士 Honda 48
7 井内将太郎 Honda 45
8 尾西和博 Beta 39
9 田中善弘 Gasgas 29
10 野崎史高 Yamaha 17

COMMENT

渋谷勲選手談(3位)

「今日は6位くらいかなと思っていた。とくに第2セクションが1回もうまくいかなかったのが不思議。その第2セクションでの減点15(減点5×3)が大きかった。黒山選手と同じ位の点数で回るのが普通だと思うのでこの点数にはガッカリ。

今日は朝から腰が痛みがあったのでひどくなる前に回ろうとしたが、やはり痛みが強くなってしまった。しかしそれだけが原因ではなくて、今回はちょっと歯車が噛み合わなかった。1ラップ目に各選手がクリーンしているところで減点5となり、これが致命傷となった。2週間後にはデ・ナシオンがあるので、応援してくださっている皆さんの期待に応えられるように、体調を戻して頑張りたい」

成田匠選手談(5位)

「この場所はいつも8月開催で暑さに悩まされてきたが、今回は9月開催で秋を感じさせる清々しい気候のなかで走れた。また川を走るセクションが新しく作られていたり、セクションのバリエーションもいろいろあって良かった。僕自身は、途中でちょっと腕がつって回復するのを待つために、早くセクションを回れなかったのが残念。ライバルたちは手強いけれど、今後も3位以内をめざしてがんばります」

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