全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.07 10月16日 岡山国際
RACE DATA
■大会名称:2005全日本ロードレース選手権第7戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2005年10月16日(日)
■会場:岡山国際サーキット(3,703km)■観客:28,608人
■天候:晴れ ■コース:ドライ
■周回数:25周 ■参加台数:45台 ■出走台数:40台
■PP:秋吉耕佑(スズキ/1分42秒700)
■FL: 秋吉耕佑(1分30秒853)
REPORT
YZF-R1の中冨伸一が5位でチェッカー
15日(土)に行われた予選は1・2回目ともに激しい雨によって大荒れのものとなった。こうした中、ヤマハYZF-R1を駆る中冨伸一(YSP&PRESTOレーシング)もタイムが伸び悩み、1分45秒648で4列目14番グリッドからのスタートとなった。
16日(日)の決勝は、好天に恵まれてスタート。「スタートをとくに練習してきた」という中冨は、1周目に早くも7位に順位を上げる。その後4周目に伊藤真一(ホンダ)にパスされるが、10周目には小西良輝(ホンダ)をパスして、再び7位へと浮上。さらに11~12周目で、中冨はレース中の自己ベストを塗り替えながら周回を重ねると、前を行く辻村猛との差を縮め18周目に逆転して6位に上がる。その後、序盤から7周目までトップを走りつつもペースダウンとなった秋吉耕佑(スズキ)を中冨は23周目にパスして5位に浮上。終盤は前を行く伊藤との差を縮めるが、5位のままチェッカーとなった。
なおレースは、8周目のヘアピンでトップに立った柳川明(カワサキ)が優勝し、山口辰也(ホンダ)、渡辺篤(スズキ)、伊藤がそれぞれ2~4位となった。この結果、2005年のJSB1000は、伊藤がチャンピオンを獲得した。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 38'17.926 |
2 | 山口 辰也 | ホンダドリームカストロールRT | Honda | 38'18.861 |
3 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキジョモスリクソン | Suzuki | 38'23.738 |
4 | 伊藤 真一 | ホンダドリームRT | Honda | 38'25.415 |
5 | 中冨 伸一 | YSP&PRESTOレーシング | Yamaha | 38'25.828 |
6 | 秋吉 耕佑 | ヨシムラスズキジョモスリクソン | Suzuki | 38'28.305 |
7 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 38'32.750 |
8 | 小西 良輝 | プレクサス&HARC-PRO. | Honda | 38'41.051 |
9 | 亀谷 長純 | チーム 桜井ホンダ | Honda | 38'41.697 |
10 | 松戸 直樹 | モリワキMOTULタイガーレーシング | Honda | 38'41.787 |
11 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 38'45.586 |
12 | 森脇 尚護 | Team高武RSC | Honda | 38'55.436 |
13 | 中須賀克行 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 39'02.134 |
14 | 須貝 義行 | TeamPanteraPLOT | Honda | 39'07.577 |
15 | 八木 孝弘 | 伊藤RACING・GMDスズカ | Yamaha | 39'27.690 |
16 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 39'31.374 |
17 | 名倉 嘉一 | ホンダ浜松エスカルゴ | Honda | 39'41.483 |
18 | 梨本 圭 | ケンツGZOXスズキ | Suzuki | 39'45.000 |
19 | 東村伊佐三 | BEETMOTULRACING | Kawasaki | 39'51.871 |
20 | 川上 智彦 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 38'27.997 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 伊藤 真一 | Honda | 123 |
2 | 柳川 明 | Kawasaki | 96 |
2 | 山口 辰也 | Honda | 96 |
4 | 辻村 猛 | Honda | 91 |
5 | 中冨 伸一 | Yamaha | 81 |
6 | 松戸 直樹 | Honda | 62 |
COMMENT
中冨伸一選手談(5位)
「土曜日の予選が激しい雨となったことで、マシンを仕上げることができずにペースを乱してしまいました。決勝では、スタートから10周目くらいまでマシンのフィーリングが少しずつ変わり、ここでペースが上げられなかったのが残念。ただ、これまであまり相性が良くなかった岡山のドライで、思った以上に走ることができたので、次の最終戦に向けて期待が持てるようになりました」
高橋和裕テクニカルディレクター談
「金・土曜日の雨で、マシンをセットし切れなかったのが悔やまれます。レースでは、タイム的にはトップグループと比較して遜色なかったので、できればもう一つ順位を上げたかったですね」
花尾健二監督談(YSP神戸中央代表者)
「実は以前、ロードレースをやっていたこともあり、サーキットに来て、マシンの排気音をそばで聞くとワクワクしてきますね。今回、中冨選手は予選14番手からの追い上げで5位に入り、とても頑張ったと思います。立派です。今回の22人の応援団も満足しています。残りは1戦ですが、全開で頑張って欲しいですね」