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全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.04 5月29日 オートポリス

RACE DATA

■大会名称:2005全日本ロードレース第4戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2005年5月29日(日)
■会場:オートポリスサーキット(4.674km) ■観客数:32,248人
■天候:晴れ ■温度:30度 ■コース:ドライ
■周回数:18周 ■出走台数:36台 ■完走台数:34台
■PP:渡辺篤(スズキ/1分51秒268)
■FL:伊藤真一(ホンダ/1分51秒445)

REPORT

中冨伸一&YZF-R1が巧みなレース展開で2連勝

第3戦・筑波で今季初優勝を遂げたヤマハYZF-R1を駆る中冨伸一(YSP&PRESTOレーシング)が、舞台を大分県に移したオートポリスでも好調を持続させ、2連勝を達成した。

金曜日の練習走行から、順調にマシンを仕上げていく中冨は、予選では渡辺篤(スズキ)に次ぐ2番グリッドを獲得。決勝日朝のウォームアップ走行で最終的にマシンを整え、盤石な状態で決勝レースを迎えた。

中冨は好スタートを切ってホールショットを獲得。2周目の第1コーナーで、柳川明(カワサキ)にパスされるが、中冨はそのまま柳川のスリップストリームを用いながら周回を重ね、序盤は、柳川と中冨のマッチレースとなる。中盤、山口辰也、森脇尚護、伊藤真一(いずれもホンダ)がトップ2に迫ってくるが、森脇が転倒を喫し、柳川、山口、伊藤、中冨の順で14周目を終了する。

4番手に順位を下げた中冨だが、トップとは僅差。17周目に伊藤を、そして最終ラップの第1コーナーで山口を、さらに第1ヘアピンで柳川をパスしてトップに返り咲くと、危なげないライディングで後続を抑え、筑波大会に続き優勝した。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中冨 伸一 YSP&PRESTOレーシング Yamaha 33'47.753
2 柳川 明 TEAM GREEN Kawasaki 33'48.582
3 山口 辰也 ホンダドリームカストロールRT Honda 33'48.592
4 伊藤 真一 ホンダドリームRT Honda 33'48.805
5 出口 修 DyDo MIU Racing Honda 34'00.553
6 松戸 直樹 モリワキMOTULタイガーレーシング Honda 34'10.749
7 辻村 猛 F.C.C.TSR Honda 34'12.846
8 川瀬 裕昌 WINS FACTORY Suzuki 34'31.985
9 須貝 義行 TeamPanteraPLOT Honda 34'32.516
10 亀谷 長純 チーム桜井ホンダ Honda 34'36.827
11 渡辺 篤 ヨシムラスズキジョモスリクソン Suzuki 34'43.084
12 小西 良輝 プレクサス&HARC-PRO. Honda 34'45.810
13 名倉 嘉一 ホンダ浜松エスカルゴ Honda 34'54.661
14 梨本 圭 ケンツG ZOXスズキ Suzuki 34'54.976
15 藤岡 祐三 ENDURANCE Honda 34'55.467

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 伊藤 真一 Honda 70
2 柳川 明 Kawasaki 56
3 中冨 伸一 Yamaha 55
4 辻村 猛 Honda 50
5 山口 辰也 Honda 47
6 松戸 直樹 Honda 37

COMMENT

中冨伸一選手談(優勝)

「めずらしくホールショットを獲れたので、どれだけトップを維持できるか試したが、2周目に柳川選手に抜かれてしまった。その後は、柳川選手のスリップストリームに入って周回を重ね、タイヤの温存に努めた。コーナーでのスリップストリームは、結構効果があり、これがレース終盤で勝負をかけることができた要因。応援ありがとうございました」

高橋和裕テクニカルディレクター談

「中冨選手をはじめ、スタッフ全員で、いい形でマシンを仕上げることができました。レースでは、中冨選手ががんばり、いいレレースができたと思います。応援ありがとうございました」

武本隆司監督談(YSP福大東代表)

「本当にいいレースでした。応援するライダーがいてレースを観るというのは、思い入れも強くなるし、普通に観戦するのとはまったく違いますね。ものすごく興奮しました。ここの所、中冨選手の調子がいいので、ヤマハ・ファンは大いに盛り上がっていると思います。今日の優勝には、私どものお客さん45人ほどで結成した応援団も喜んでいます。シリーズ後半戦も、この調子で頑張って欲しいですね」

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