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レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 9月7日 ベネルクス

RACE DATA

■2008モトクロス世界選手権第14戦ベネルクスGP
■カテゴリ:MX1クラス
■開催日:2008年9月7日(日)
■会場:リーロップ
■周回数:ヒート1=20周、ヒート2=20周
■天候:雨 ■観客数:35,000人

REPORT

フィリッパエルツ、3位/5位でランキングリードを拡大

ヤマハ・モンスター・モトクロス・チームのD・フィリッパエルツは、サンドコースのリーロップでのベネルクスGPで総合4位を獲得、ランキング首位のリードを5ポイントから14ポイントに拡大した。シリーズ戦は最終戦を残すのみ。チームメイトのJ・コピンズは第2ヒートで惜しくも優勝を逃し総合では5位となった。

フィリッパエルツは両ヒートとも順調なスタートで発進。両ヒートともめまぐるしく順位が変動する展開の中、フィリッパエルツは上位集団を追い上げる。タイトル争いのライバルであるS・ラモン(スズキ)は苦戦して総合8位となったが、フィリッパエルツは第1ヒートで3位、第2ヒートは5位として総合4位を獲得した。

J・コピンズは土曜日の予選で、今季ベストタイの6位を得る。好調のコピンズは、両ヒートともスタートで出遅れたが、残り3分の1頃から果敢な追い上げを披露。第1ヒートで4位に入るが、第2ヒートでは捨てシールドが口に入ってしまい、ペースダウンを余儀なくされる。これを取り除いた後、ペースを上げるとコピンズは、残り3周となったところで2位まで浮上。しかし各選手の間隔が離れていたこともあり、自分が上位を走っていることに気づかないまま走行。残り2周のところでフェンスに接触して転倒、再走して6位でこのヒートを終え、結局総合5位となった。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国 籍 マシン タイム
1 M・ド・ルーバー NED Honda 40'03.592
2 J・バラガン ESP KTM +0'08.025
3 D・フィリッパエルツ ITA Yamaha +0'11.507
4 J・コピンズ NZL Yamaha +0'20.570
5 M・ナグル KTM GER +0'22.773
6 T・レオク EST Kawasaki +0'25.932
7 S・ラモン BEL Suzuki +0'50.755
8 K・デ・ディッカー BEL Suzuki +1'15.921
9 S・プーセル FRA Kawasaki +1'23.049
10 M・シファー GER KTM +1'25.376
11 C・ドゥサル BEL Suzuki +1'33.239
12 M・プリエム BEL Kawasaki +1'35.665
13 A・レオク EST Yamaha +1'45.231
14 P・ルーズ NED KTM +2'00.638
15 S・コロンブ NZL Suzuki +2'36.250
16 W・サリス NED Yamaha +1 Laps
17 C・メロット BEL Aprilia +1 Laps
18 L・コレイラ POR Yamaha +1 Laps
19 T・チャーチ GBR Kawasaki +1 Laps
20 L・レオンス FRA Yamaha +1 Laps

RESULT Race.2

順位 ライダー 国 籍 マシン タイム
1 K・デ・ディッカー BEL Suzuki 40'14.189
2 M・ナグル GER KTM +0'04.653
3 M・ド・ルーバー NED Honda +0'13.630
4 C・ドゥサル BEL Suzuki +0'14.733
5 D・フィリッパエルツ ITA Yamaha + 0'16.478
6 J・コピンズ NZL Yamaha + 0'21.415
7 M・シファー GER KTM +0'28.700
8 S・ラモン BEL Suzuki +0'36.755
9 M・プリエム BEL Kawasaki +0'42.159
10 A・レオク EST Yamaha + 1'24.811
11 W・サリス NED Yamaha +1'32.143
12 S・プーセル FRA Kawasaki + 1'39.869
13 J・バラガン ESP KTM +1'46.678
14 C・メロット BEL Aprilia +1'57.496
15 C・カンパーノ ESP Yamaha +1'59.821
16 T・チャーチ GBR Kawasaki +2'06.014
17 L・レオンス FRA Yamaha +1 Laps
18 L・コレイラ POR Yamaha +1 Laps
19 S・コロンブ NZL Suzuki +1 Laps
20 G・アランダ FRA Kawasaki +1 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 D・フィリッパエルツ Yamaha 477
2 S・ラモン Suzuki 463
3 K・デ・ディッカー Suzuki 452
4 J・バラガン KTM 419
5 J・コピンズ Yamaha 415
6 M・ナグル KTM 394
13 A・レオク Yamaha 164
21 C・カンパーノ Yamaha 58

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Suzuki 543
2 Yamaha 543
3 KTM 525
4 Kawasaki 494
5 Honda 443
6 TM 33

COMMENT

D・フィリッパエルツ選手談(3位/5位:総合4位)

「今日の結果は大きい。僕はここでタイトルを勝ち取ることを目指したかった。第1ヒートを3位で終えたが、これはリーロップでのイタリア人選手の成績としては悪くないと思うよ! 第2ヒートでは優勝を狙ったが、ちょっとハードにプッシュし過ぎて、フィニッシュ時には疲れてしまった。チームはすごくハードな仕事をしてくれて、マシンは素晴らしかった。今回のGPにはとても満足。次はファエンツアでの最終戦だけれど、タイトル獲得のためには両ヒートで5位以内に入れば充分。これから自宅に戻り、トレーニングをしてルーティンワークをこなすつもり。それで来週末に臨む」

J・コピンズ選手談(4位/6位:総合5位)

「僕にとってはまさに、同じ昔話の再現だった。2度の転倒、それから捨てシールドが口に入るという、困った出来事だからね。第1ヒートのスタートでは、リラックスできていた。実は、体力を第2ヒートに備えようとしていたからね。第2ヒートでド・ルーバーとからんで転倒した後は、今年のフラストレーションを全て出し切って走ることが出来て上位に食い込むことが出来た。でも、正直終盤で2位につけていたとは知らなかったよ。ピットボードでは確認できなかったし、順位が急に変わったのだと思う」

レーシングマネージャー、M・ラスパンティ談

「コピンズの最後の2周を除けば、我々にとってすごく良い週末だった。ヒート優勝は可能だったし、彼にとって上昇気流のレースだった。序盤を過ぎた後は、走りのリズムがよかったし、表彰台に立てて良かった。フィリッパエルツにとっては、すごくいいレースとなった。彼はその速さと積極的な走りで多くのファンを驚かせた。第2ヒート最後の10分ほどは、少々疲れが出ていたようで、マージンをとって走っていた。また、チームとしては、短い期間にマシンがこれほど進歩したことに驚いたし、チームの皆に感謝している。最終戦では、フィリッパエルツのために沢山のファンとサポーターが来て、いつもとは違うGPになるだろう。でも我々にとっては、ひとつのレース。ベストを尽くす。そして、望み通りの結果が得られることを期待している!」

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