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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 9月5日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦サンマリノGP
■開催日:2010年9月3日(金)1日目フリー走行、4日(土)予選、5日(日)決勝
■開催地:イタリア/ミサノサーキット

CIRCUIT DATA

■開設:1972年
■コース長:4.226km
■サーキットレコードラップ:1分34秒746(2009年:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分33秒378(2008年:C・ストーナー)
■2009年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チーム、休むことなくヨーロッパへ

先週はインディアナポリスの酷暑と格闘したフィアット・ヤマハ・チームが、今週末、ヨーロッパへ戻ってイタリア東部にあるミサノ・サーキットで第12戦を迎える。ミサノはチームの本拠地から2~3Kmに位置しており、もうひとつのホームレースとなる場所。J・ロレンソとV・ロッシはここイタリアで好成績獲得を目指す。

ロレンソは前回のインディアナポリスで3位。2位以下になったのは今シーズン初めてのことだ。それでも成績自体は十分に素晴らしいものと言えるのだが、本人は、昨年は優勝した同コースで本来の実力を発揮しきれなかったことに落胆した。しかしランキングではトップをキープしており、2位とのポイント差は68。ここまで7勝という大活躍もあり、その絶好調は疑う余地がない。ミサノでは2年連続で2位に留まっているため、今回はイタリアの地で初めてのモトGP優勝を狙っている。

一方、ロッシにとってミサノは、生まれ育ち、現在も居住しているタブリアの町からわずか13kmのところにある文字通りのホームコース。例年通り今年も、数千ものロッシファンが客席を埋めることになるだろう。前回のインディアナポリスは怪我の影響もあり苦しい展開となったが、ここミサノでは過去2年、優勝を果たしたことが自信につながっており、今回ももちろん優勝を目指していく。

ミサノでは16年ぶりにグランプリが開催されることになって今年で4年目を迎える。以前とは反対方向への周回が行われるようになっている。サーキットは海岸からわずか1kmのところに位置し、背後にはイタリアの‘イーストコースト・リビエラ'を形作る小さな町や村が連なっている。レースウイーク中にサーキットに詰めかける大勢のファンが、決勝後には、そのパーティー・ゾーンへと繰り出すことになる。コースは前回のインディアナポリスと同様の完全なフラット。しかしそれ以外はまったく異なっていて、ミサノはタイトでツイスティ、長いストレートもない。左右コーナーがバランスよく配されているため、マシンには敏捷性が要求される。

COMMENT

J・ロレンソ-"ミサノへまっしぐら"

「ミサノへ直行し、今の好調をそのまま生かして、また表彰台を狙っていきたい。去年もおととしも2位だったから今回こそという気持ちもあるし、いいレースをしたいと思うよ。インディーは暑すぎたから、あれよりは気温が下がってくれるといいね。3位は今季最低ということだけれど、依然として3位なのだし、チャンピオン獲得という目標の前には、あれもとても大きな意味があったと思うんだ」

V・ロッシ-"ファンのために素晴らしいショーを"

「インディアナポリスでは、決勝用のセッティングを改善することができたけれど、あの暑さが僕の本当の体調を気づかせてくれたんだ。まだ完璧ではないということをね。だからインターバルなしにそのままミサノへ入るのは厳しいんだけれど、インディーよりは涼しいかもしれないから、それに期待するしかない。ご存知のように、ミサノは僕の家から近くて、本当のホームコース。いつも大勢のファンが集まってくれる、特別なレースなんだ。去年とおととしは優勝したんだけれど、今年はちょっと状況が違う。それでももちろん全力を尽くして戦うし、ファンのみんなに素晴らしいショーをお見せすることができるはずだよ!」

W・ズィーレンベルグ-"彼の愛するサーキット"

「レースが続くので、ミサノに入るまでによく休んでもらうことが大切。ホルヘはこのコースが大好きだし、インディーに比べたら路面の凹凸が少ないので楽に走ることができるだろう。過去2年は2位に入っていて、マシンもよく走ってくれていたので、今回もまた表彰台を目指して戦う」

D・ブリビオ-"正しい方向へ"

「インディーは満足できる結果になった。というのは、いろいろな問題があったにもかかわらず最後にはしっかりと手ごたえを得ることができ、バレンティーノも決勝は自分の思い通りに走ることができたからだ。ただ、暑さと体力の問題でそれが最後まで続かなかっただけ。シーズン終盤に向けて強さを維持していこうとする我々の目標にとっては、正しい方向性が見えてきたということなのだ。今回は我々の工場から近く、バレンティーノの家からはもっと近い‘ホームコース'。過去2年はとても良かったので、今回もベストを尽くし、バレンティーノのファンに楽しいショーを見てもらいたい」

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