ヤマハ発動機株式会社

ロードレース世界選手権 MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 08/15 チェコ

#99 J・ロレンソ&YZR-M1


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RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦チェコGP
■開催日:2010年8月13日(金)初日結果
■開催地:チェコ共和国/ブルノ(5.403km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:34度

REPORT

ロレンソがトップタイム

フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソとV・ロッシは、シーズン後半戦の最初のフリープラクティスで、それぞれ1位と3位を獲得。セッションは途中、雨が降り出し、残り10分で走行を切り上げた。

夏季休暇で充電を終えたロレンソは、それ以前の絶好調を支えてきたマシンに再び乗る日を心待ちにしていた。そしてセッションが始まると、すぐさまリズムをつかんで順調に走行。雨が降り出す前に、ブリヂストン・タイヤのソフト、ハード両コンパウンドのテストを試すことができた。ロレンソのベストラップは、2位のD・ペドロサをコンマ5秒以上、上回っている。明日はタイヤのテストを完了させるべく、チーム一丸となって臨む。

一方のロッシも、夏季休暇を終えて体調が一段と回復。セッション終盤になると脚と肩にいくらか痛みが出始めたものの、マシンに乗った感触は、以前よりもかなり良さそうだ。そのことを証明するように、セッションを通じてコンスタントにリーダーボードの上位をキープ。最終的にはペドロサから0.065秒差で3位となった。走行のなかでは二通りのセッティングをテストしており、このうちのどちらにするかを明日までに決定し、公式予選に臨む。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとB・スピースは、それぞれ6位と9位。エドワーズは今回、新しいフロントエンド・ジオメトリーを試しており、これによってマシンの旋回性が向上したことで、走行開始後すぐにペースアップ。そして一時は4位まで順位を上げ、セッションを通じて6位以内をキープした。最終的には1分58秒497のベストラップを記録して6位、非ファクトリー・ライダーのトップにつけた。

一方のスピースは一時6位まで浮上し、その後3つ下げて9位。ベストタイムは1分58秒970だった。セッションは途中から雲が広がり始め、最後の15分は雨となったが、これがスピースにとっては最悪のタイミング。フロントの新しいセッティングを試しながら安定したペースで走行を続け、まさにこれからタイムを上げていこうというところだった。昨年は世界選手権スーパーバイクで優勝を果たしているスピース、明日は新しいセッティングでさらに周回を重ねて自信をつかみ、決勝では6位入賞を目指す。

RESULT

順 位ライダーチームマシンタイム
1J・ロレンソFiat Yamaha TeamYamaha1'57.215
2D・ペドロサRepsol Honda TeamHonda1'57.756
3V・ロッシFiat Yamaha TeamYamaha1'57.821
4A・ドビツィオーゾRepsol Honda TeamHonda1'57.873
5N・ヘイデンDucati Marlboro TeamDucati1'58.286
6C・エドワーズMonster Yamaha Tech 3Yamaha1'58.497
7C・スト―ナーDucati Marlboro TeamDucati1'58.532
8M・シモンチェリSan Carlo Honda GresiniHonda1'58.840
9B・スピースMonster Yamaha Tech 3Yamaha1'58.970
10A・バウティスタRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'59.204
11L・カピロッシRizla Suzuki MotoGPSuzuki1'59.216
12A・エスパルガロPramac Racing TeamDucati1'59.254
13M・カリオPramac Racing TeamDucati1'59.289
14M・メランドリSan Carlo Honda GresiniHonda1'59.510
15H・バルベラPaginas Amarillas AsparDucati1'59.910
16R・ド・ピュニエLCR Honda MotoGPHonda2'00.184
17A・デ・アンジェリスInterwetten Honda MotoGPHonda2'01.098

COMMENT

J・ロレンソ選手談(フリー走行1番手/1分57秒215/19周)

「またマシンに乗ることができるようになって、今はとてもハッピーな気分!とは言え、休暇のあと仕事に戻るのは誰でも難しいことだし、とくにここブルノは前回のラグナとまったく違って広くて長いから、僕も今回は少し時間がかかってしまったよ。それでもリズムをつかんでからはとても好調。セッティングもうまくいっていたので、乗っていて楽しかった。リアタイヤはソフトもハードも両方試すことができたけれど、どちらにするか決めるまでにはもう少し時間が必要。今日は運の悪いことに、最後で雨が降ってしまって早く切り上げたからね。明日は、今日、途中になってしまった作業を完了させるためにも晴れてほしいね」

W・ズィーレンベルグ、チーム監督談

「ドライの時間帯が45分間あって、ホルヘはマシンのフィーリングも良くとても順調だった。リアタイヤに関してはまだ決めかねていて、今日もセッティングを調整したりチェックしたりしていたのだが、その途中で雨が降ってきてしまったのでやり終えることができなかった。しかし全体的は非常に順調。ホルヘのフィーリングもとてもいい。あとはもう少し走行時間が必要なので、明日のセッションを有効に使ってソフトにするかハードにするかを決めることになる」

V・ロッシ選手談(フリー走行3番手/1分57秒821/21周)

「満足してるよ。プラクティスは順調だったし、僕自身も気分良く乗ることができた。何周かしたあとで脚と肩が少し痛み始めたんだけれど、全体的なコンディションは前回に比べて格段に良くなっているんだ。セッティングに関しても順調に作業が進んで、タイムでもほとんどの時間帯でトップをキープすることができた。最後の詰めの段階で雨が降ってきてしまったのは残念だったけれど、明日また頑張るよ。痛みがあるとは言っても、前よりはずっといい。とくに肩がね。そのおかげでブレーキングがかなり楽になっているんだ」

D・ブリビオ、チーム監督談

「二通りのセッティングを試し、バレンティーノもコンスタントに速さをキープできたのでとても良かったと思う。ただ最後の15分で雨に降られてしまい、テストを完了させられなかったのは残念だった。でも全体的にいい感じではあるから問題ないだろう。明日は引き続きセッティングに取り組み、できればラップタイムでもう一段階、上にあがりたい」

C・エドワーズ選手談(フリー走行6番手/1分58秒497/17周)

「はじめからとてもフィーリングが良かったので、この調子で決勝まで一気に行けそうだ、という予感があった。今シーズンはこれまで、初日で後れをとり、その後はひたすら前を追いかけていくという状況が続いていた。でも今回は、初日にしっかり基盤を築くことができたんだ。それはおもにフロントの新しいセッティングのおかげだから、このセッティングを提案してくれたチームのみんなに感謝しなければならない。荷重をよりフロントに掛けるようにしたことで、コーナリング中マシンが曲がりやすくなっていて、立ち上がりではらんでしまうようなことがない。ターンを助けるために、フロントタイヤに力を掛けていったというわけなんだ。明日晴れてくれれば、さらに一歩前進できるだろう。このコースはこれまであまりいいところがなくて、6位以上になったことがないので、今回こそそれを実現したい」

B・スピース談(フリー走行9番手/1分58秒970/20周)

「初めはラグナセカで使ったセッティングでスタートしたんだけれど、それでは思うようなペースが出なかったんだ。でも解決策があることはわかっていたよ。スペアマシンはフロントエンドのセッティングを変えていて、それでコースに出たら、まもなく雨が降り始めてしまったんだ。そのあとは、1ラップでもいいから速いタイムを出して前のセッティングと比較したいと思ったから、慌てて周回を重ねたよ。それでわかったことは、確かに正しい方向性が見えたということ。スペアマシンのほうが走りやすく、コーナーの途中が回りやすい。最初のセッティングだとブレーキをより多くかけていなければならなかったんだ。雨が降り出してしまって、テストが中途半端になってしまい、データも十分にとれなかったことは残念。タイムを更新できなかったことが悔しいわけじゃなくて、違いを感じたかったんだ。でも9割方、2台目のほうがいいことがわかった」


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