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レース情報

全日本モトクロス選手権 IA2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどIA2に関する情報をお届けします。

Rd.10 10月23日 SUGO

RACE DATA

■大会名称:2005全日本モトクロス選手権第10戦MFJ GP
■カテゴリ:IA2クラス
■開催日:2005年10月23日(日)
■開催地:宮城県/スポーツランドSUGO
■レース時間:(20分+1周)×2ヒート

REPORT

尾崎、ヒート2で6位獲得

全日本モトクロス選手権第10戦・第43回MFJグランプリモトクロス大会が、10月22・23日、スポーツランドSUGO(宮城県)にて開催された。決勝は雨によりヒート1ヒート2ともにマディコンディションとなり、転倒者が続出するサバイバルレースとなった。

ヒート1、ホールッショットを奪ったのは福留善秀(ホンダ)、続いて平田優(カワサキ)、新井宏彰(カワサキ)小島庸平(スズキ)が上位で1コーナーを通過する。YZ250FMを駆る尾崎友哉はスタートはまずまずだったものの、この大会から採用されたSUGO名物の大坂(傾斜角30度、全長約70m、最大高低差約35m)を下り終えたところで、コースアウトし大きく順位を落としてしまう。1周目を終わった順位は、福留、新井、平田となり、この3人がトップグループを形成しレースを展開。その後、一時は福留が後方を大きく引き離していくが、中盤以降新井、平田が徐々に追い上げる。しかし、福留がマディコンディションのなか終止安定した走りを見せてそのままトップでフィニッシュとなった。2位は平田、3位は新井が獲得した。

尾崎は1周目の転倒後、一時は17番手まで追い上げたものの、その後も転倒があり、最後は22位でフィニッシュ。ヤマハ最上位は坂下堅記の11位となった。また、Jubilo Racing Teamの釘村忠は、怪我により欠場した。

ヒート2、ホールショットを奪ったのは、ヒート1同様福留。尾崎は出遅れてしまうが1周目を12番手とする。その2周目は福留、小島、溝口哲也(カワサキ)というランキング上位3人というオーダーとなる。そしてコンディションの影響もあり、3周目に福留が順位を落とし小島、平田、溝口、福留と大きく順位が変動する。しかしその周に小島が脱落、福留が再びトップを奪い返すと、今度は溝口が平田をかわして2番手を奪い福留の追撃を開始しする。しかし追い付くことができず福留が逃げきり、パーフェクトウィンを達成。溝口、小島との争いを制して2005年のチャンピオンシップを獲得した。2位は1周目終了時の17位から確実に順位を上げてきた中堀敏宏(ホンダ)、3位は溝口となった。尾崎は、序盤は12・13番手をキープしていたが、中盤から後半にかけて順位を上げ、最後は6位でフィニッシュとなった。

RESULT Race.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 福留 善秀 Team HRC Honda 24'20.296
2 平田 優 TEAM GREEN Kawasaki 24'32.673
3 新井 宏彰 グリーンクラブパーク神戸elf Kawasaki 24'43.606
4 溝口 哲也 K.R.T Kawasaki 24'52.876
5 芹沢 直樹 Honda Dream RT Honda 25'15.171
6 井上 愼一 KRT Kawasaki 25'16.986
7 加藤 吏一 TEAM GREEN Kawasaki 25'21.360
8 小島 庸平 TEAM SRM Suzuki 25'48.388
9 島崎 大祐 SRF TEAMブルーイーグルス Suzuki 25'53.976
10 深谷 広一 SEKI Racing MotoRoman Honda 25'56.402
11 坂下 賢記 クラブヤマハTEAMKOH-Z Yamaha 26'11.934
12 星野 裕 SRF TEAMブルーイーグルス Suzuki 26'39.760
13 細野 彰 TEAM CR Honda 26'52.679
14 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman Honda 24'31.360
15 武田 慎平 SRFスポーツ東北 Suzuki 24'50.834
16 池谷 優太 クラブヤマハ大河原レーシング&REDZONE Yamaha 24'58.583
17 鈴木 友也 バイクショップ鈴木witdBAS Honda 25'05.267
18 佐々木 一司 チームR.Sオオイズミ Yamaha 25'07.782
19 杉山 和起 T.E.SPORT Honda 25'12.424
20 中堀 敏宏 TEAM HAMMER Honda 25'27.902

RESULT Race.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 福留 善秀 Team HRC Honda 25'49.843
2 中堀 敏宏 TEAM HAMMER Honda 27'54.191
3 溝口 哲也 K.R.T Kawasaki 28'27.927
4 須田 純 グリーンクラブジュニアライダース Kawasaki 28'29.574
5 井上 愼一 KRT Kawasaki 29'05.174
6 尾崎 友哉 Jubilo RT Yamaha 26'18.063
7 新井 宏彰 グリーンクラブパーク神戸elf Kawasaki 27'01.606
8 加藤 吏一 TEAM GREEN Kawasaki 28'15.125
9 鈴木 友也 バイクショップ鈴木withBAS Honda 28'24.175
10 杉尾 寿城 Team H.S.F Honda 28'45.550
11 平田 優 TEAM GREEN Kawasaki 29'13.205
12 中村 泰介 club MotoRoman with SUNOCO Honda 25'53.799
13 島崎 大祐 SRF TEAMブルーイーグルス Suzuki 26'04.369
14 武田 慎平 SRFスポーツ東北 Suzuki 20'55.108

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 福留 善秀 Honda 367
2 溝口 哲也 Kawasaki 359
3 小島 庸平 Suzuki 322
4 北居 良樹 Suzuki 271
5 平田 優 Kawasaki 266
6 深谷 広一 Honda 255
10 釘村 忠 Yamaha 218
20 草野 忠道 Yamaha 82
21 尾崎 友哉 Yamaha 80
22 深田 卓哉 Yamaha 77
23 坂下 賢記 Yamaha 51
24 星野 恭平 Yamaha 35
25 中島 敬則 Yamaha 25

COMMENT

尾崎友哉選手談(22位/6位)

「ヒート1はスタートでまずまずの位置だったので、路面コンディションを気にすることなくガンガン行ってやろうと思っていたら、大坂を下ったところでコースアウトしてしまい、最後尾くらいまで順位を落としてしまった。その後も集中力を切らして何度かコースアウトし、まったく挽回できないままレースを終えてしまった。ヒート2はスタートは悪かったが、ヒート1と同じようなレースはしたくなかったので、とにかく最後まで諦めずに、攻めるところ、押さえるところを考えながら走った。その結果6位まであがることができた。最終レースは表彰台に立てなかったのは悔しいけれど、最後まで集中して走れたことはプラスになった。今年は10戦を走れず、ランキング争いにからめなかったことでモチベーションを作りにくかったが、来年は1ヒート1ヒートを大切にして、表彰台はもちろんランキングにからめるシーズンを送りたい」

光安鉄美、ジュビロ・レーシング・チーム監督談

「釘村選手、そして尾崎選手と非常に実力のあるライダー二人がエントリーし、我々チームとしても、レベルの高いレースをファンのみなさまにお見せできると思っていたが、予期せぬケガがあり、彼らの実力を十分に出し切れなかったことが非常に悔やまれるシーズンとなってしまった。来年は、選手二人がファクトリーライダーとしての自覚を持って、オフシーズンを有効に使い、開幕までしっかりトレーニングを積んで、ファンのみなさまの期待に応えられるようなレースとシーズンを送ってほしいと思う」

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