4年ぶりの8耐参戦となるプライベートチーム。磐田市の「モトスポーツ アベ」代表の阿部さんが率いる。7月１日には磐田市役所を訪問し渡部修市長に決意表明し、3日からの練習走行に臨んだ。磐田市のイメージキャラクター「しっぺい」をあしらったマシンで決勝を走る。阿部さんは1982年、台風の豪雨で6時間に短縮された8耐で、ヤマハXJ750Eを駆って4位となった選手。その後も選手、メカ、監督として8耐に参戦、1990年代は「いわたトンボRTジュビロ」を率いつつ多くの有名ライダーを育ててきた“いぶし銀”だ。「4年ぶりですが、初心に戻って205周完走が目標です。マシンはキットを忠実に組み込んで、さらにバルブシートなどエンジン細部にも細心の注意を払っています。決勝での現場監督は原田耕次君に任せて、私は裏方に徹する予定」と阿部さん。各選手の調子については、「まだ2合目かな？でも決勝日には8合目までもっていってくれるはず」とのこと。

写真左から吉道竜也、福山京太、奥田貴哉の各選手

7月3～4日公開合同練習の様子

●福山選手「2000年にヤマハ車で8耐初参戦、その後色々なマシンに乗り続けてもう10回以上8耐に出ています。今回は初めてのクロスプレーンですが、“チカラもりもり”で上まで回るエンジンなので楽しみですね」

●奥田選手「バイクに乗り始めてもう20年以上。1998年は鈴鹿SP4耐で2位にもなっていますが、その数年後にレースをひと休み。2007年に復帰してから8耐に連続参戦して今年は6度目。クロスプレーン型エンジンでの出場は2009年以来2度目。最後まで走りきります！」

●吉道選手「阿部さんのもと、緊張感がとても楽しいですね。合同練習ではデータロガで自分の走りを確認しつつ、阿部さんの助言をもらって走りのリズムが良くなりました。8耐は昨年に続き2度目ですが、この大きなチャンスで色々なものを吸収したいです」

7月3～4日公開合同練習の様子

7月3～4日公開合同練習の様子

【取材日：7月3～4日公開合同練習】