スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.01 2月24日 カタール
RACE DATA
■大会名称:2007スーパースポーツ世界選手権第1戦カタール大会
■開催日:2007年2月24日(土)
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■周回数:18周(96.84km)
■天候:晴れ ■気温:26度
■PP:K・カーテン(ヤマハ/2分02秒081)
■FL:S・シャルペンティエ(ホンダ/2分3秒921)
REPORT
YZF-R6のK・カーテンが2位表彰台
ヤマハ・ワールド・スーパースポーツ・チームのK・カーテンは、2007シーズン開幕戦で2位表彰台を獲得して貴重な20ポイントを手中にした。ポールポジションから好スタートを切ったカーテンは、そのままリードを拡大。しかしその後、S・シャルペンティエ(ホンダ)とK・ソフオグル(ホンダ)に追いつかれて3台でトップ争いを展開することとなった。カーテンはリアタイヤのミスチョイスのために徐々に遅れ、やがては単独走行の状況となりながらも3位をキープ。そしてラスト2周でシャルペンティエが転倒し、カーテンは2位に上がった。
チームメイトのB・パークスもカーテンと同様のトラブルがあり5ラップ目でリタイヤを余儀なくされた。予選中はチャタリングの問題を抱えていたパークスだが、決勝では予選の7番手から4番手まで浮上するなど好調で、問題は解決したかに見えていた。しかしペースをキープできず、安全を考慮してリタイヤを決めた。
ロレンツィーニ・バイ・レオニ・ヤマハのM・ロッコリは好調。グリッド3列目からロケットスタートを見せ、オープニングラップで4番手まで浮上。その後はいくらか順位を下げながらG・ナネッリ(ドゥカティ)と終始バトルを展開し、コンマ1秒差で抑えきって7位を獲得した。ソフオグル、カーテンに続く3位には藤原克昭(ホンダ)が入っている。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ソフオグル | TUR | Honda | 37'22.452 |
2 | K・カーテン | AUS | Yamaha | 0'3.413 |
3 | 藤原 克昭 | JPN | Honda | 0'6.228 |
4 | F・フォレ | FRA | Kawasaki | 0'13.759 |
5 | P・リーバ | ESP | Kawasaki | 0'13.857 |
6 | R・ハームス | DNK | Honda | 0'14.534 |
7 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 0'18.650 |
8 | G・ナネッリ | ITA | Ducati | 0'18.775 |
9 | B・ベネマン | NED | Suzuki | 0'19.291 |
10 | V・カリオ | FIN | Suzuki | 0'20.595 |
11 | J・フォレス | ESP | Honda | 0'20.817 |
12 | C・ジョーンズ | GBR | Honda | 0'22.398 |
13 | L・アルフォンシ | ITA | Honda | 0'26.903 |
14 | D・S・フエンテス | ESP | Yamaha | 0'28.568 |
15 | G・ヴィッジエッロ | ITA | Yamaha | 0'34.516 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 25 |
2 | Yamaha | 20 |
3 | Kawasaki | 13 |
4 | Ducati | 8 |
5 | Suzuki | 7 |
COMMENT
K・カーテン選手談(2位)
「長いチャンピオンシップを考えれば2位はとても良いスタートといえるが、やはり、トップから離されてしまったことは残念だ。タイヤのミスチョイスのためにマシンが至るところでスピンした。そうした状況のなかでは良い成績が獲れたと言っていいだろう。この冬の間にマシンは大きく進歩しており、来週の母国でのレースは非常に楽しみ。フィリップアイランドは僕の庭みたいなものでよく知り尽くしている。200%の力で臨み、今日よりももうひとつ上を狙っていく」
M・ロッコリ選手談(7位)
「シーズンのスタートとしては悪くない。好ダッシュができたし、ナネッリをはじめ何人かのライダーとバトルすることができた。昨日の時点では、トップ10を狙えれば上出来だと言っていたので、7位という成績は喜ぶべきものだと思う」
B・パークス選手談(リタイヤ)
「非常に悔しい。でもタイヤを消耗してしまったあとはラップタイムが3秒くらい落ちてしまったので続けることができなかった。ウイークを通じてセットアップに悩み、ラップタイムもテストのときより悪かった。それでもいくらかのポイントは獲れると信じていたんだけれど…。スタートはうまくいった。でもそのあとすぐにタイヤが消耗しリタイヤしたんだ」