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レーシング・シミュレーター、カートなど新トレーニングに挑戦!

September 18, 2016

レーシング・シミュレーター、カートなど新トレーニングに挑戦

「YAMAHA|VR46 Riders Academy」による「THE MASTER CAMP」4日目。今日もVR46 Riders Academyのライダーたちの指導のもと、さまざまなトレーニングに取り組みました。午前中にはフランチェスコ・バグナイアがレーシング・シミュレーターによるトレーニングの方法を伝授。午後からはニコロ・ブレガとともに、ミサニノKCEワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでMiniGPを開催。さらにその後、カート走行も行いました。

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いつも以上に早いモーニング・コールで起こされたライダーたち。目覚めるやエネルギー全開でトレーニング・ジムへ急ぎ、「THE MASTER CAMP」初となる特別レッスンに参加しました。簡単な準備運動で筋肉をほぐしたあと、ふたつのグループに分かれ、一方はトレーニングを続行し、もう一方はバグナイアの指導のもと、レース・シミュレーターでミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリのタイムアタックに挑戦。バグナイアからマシンの操作方法を学び、実際の手本を見たライダーたちは、その基準タイムに近づくべくアタック。もう一方のグループは筋肉の弾力性を向上させるためのピラティス・エクササイズを習い、のちにこれを交代して行いました。

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午前中のトレーニングが終わるといつものようにダヴァッリアへ。VR46ストアでショッピングを行い、イタリアの明るい太陽のもとで腹ごしらえ。

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午後からはブレガとともに、ミサニノKCEワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでのMiniGPに臨みました。簡単な説明を受けたあと素早くレザースーツに着替えたライダーたちは、ミニバイクでプラクティス・セッションに臨み、慣れてきたところでタイムアタック。優勝はカスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン。ガラン・ヘンドラ・プラタマとアピワット・ウォンタナノンが2・3位に続きました。

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MiniGPが終わると、今度はカート用スーツに身を包み、Birel ArtとTM Racingから提供されたカートに挑戦。ライダーたちにとっては初めての経験でしたが、臆することなく果敢に攻め、コーナーではタイヤを激しくうならせていた。一日の終わりには「YAMAHA|VR46 Riders Academy」ファミリーとともにバーベキューを囲んで親交を深めました。

Comments

アピワット・ウォンタナノン
「シミュレーターを使用した新しいトレーニング方法はとても気に入りました。僕にとっては初めての経験だったけれど、シミュレーターにはたくさんのデータが組み込まれていて、実際に使う前には、さらに様々な状況設定などをインプットすることができます。それからら2ストロークMiniGPバイクとカートも初めて経験しました。自分のライディングをマシンとコースに合わせようと努力し、MiniGPではベストを尽くしました。今日学んだすべての経験、技術を自分のものにし、残りのシーズンに役立てます」

ピラポン・ロイブーンペン
「2ヶ月前のキャンプでは、シミュレーターに乗るチャンスがなかったけれど、今回は実際にトライできてとてもうれしく思います。ミサニノ・カート・サーキットを走る前の良い練習になったし、ジムではピラティスの新しいエクササイズを習いながら、疲れた筋肉をストレッチしました。午前中のトレーニングの後は、ミニバイクに乗ることになりましたが、今回は第1回キャンプの時とは別のサーキット。今回のコースのほうが気に入ったし、ブレガの指導のもと、新しい経験を積むことができました。また初挑戦のカートは、楽しかったけれど、集中力が求められ非常に難しかったのですが、いろいろ学ぶことができました。このようなチャンスを与えてくれたヤマハに改めて感謝の気持ちを伝えたいですね。もっと成長するためにこれからもがんばります」

ガラン・ヘンドラ・プラタマ
「シミュレーターを初めて経験したけれど、トレーニングの一環としてとても重要なものだと感じました。そして、ワールドサーキットでレースに出場するライダーたちにとっては、コースレイアウトを記憶するとても理想的な方法だと思います。残念ながら、今はミサノ・ワールドサーキットでレースをする機会はないけれど、この経験はとても意味のあるものでした。また、ミサニノ・カート・サーキットはミサノと似ていて高速で、しかも十分に広くてバトルできるコースが大好き。MiniGPはとてもドラマティックな展開になって、僕は2位を獲得。またカートに乗ったのは初めてでしたが、これも貴重な経験となりました。難しかったのは、バイクよりも反応時間が長くかかるので集中力が求められること。でも、もちろんとても楽しめました」

南本 宗一郎
「シミュレーターは想像以上にリアルな感じで、とてもいいトレーニングになりました。ミサニノ・カート・サーキットは広くて速くてとても気に入ったけれど、僕のミニバイクのレベルはまだまだ。前回のミニバイク・コースはもっと小さかったので、もう少し楽にトップについて行くことができたけれど、今回はかなり厳しかったですね。それでも少しずつフィーリングが良くなってきて、終盤は楽しんで走ることができました」

カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン
「シミュレーターは初めて使ったけれど、とても扱いやすかったし、トレーニングの一環として、技術的な面というよりも、筋力や体力のためにはとても重要な役割を果たしてくれると思いました。ミサニノ・カート・サーキットは、前回走った場所よりもコース幅が広く速かったけれど、実は、よりテクニカルな前回のコースのほうが、ストップ&ゴーの僕のスタイルに合っていて好きでした。MiniGPマシンには8歳のときから乗り始めたので、楽に走れたし優勝することもできました。カートはあまり乗り慣れていないけれど、楽しく乗れたから良かったですね」

アレッシオ・サルーチョ
「7月のMASTER CAMPの時に比べ、みんなレベルが上がってきており、その成長の様子を見るととてもうれしく思います。また、今回から新しく加わったライダーがすぐにグループに溶け込んでいますが、これはVR46 Riders Academyが重視するスピリットであり、すばらしく感じました。マシンを速く走らせることも大切ですが、コミュニティーの一員になることに大きな価値があるからです。これは我々の教育の一環であると考えているので、今日の彼らの様子を見て非常に感心しました。MiniGPでは、1日目に走ったミサノとは異なる小さいコースを使用しましたが、彼らの順応性の高さ、そして変化には驚かされました。今日もとてもすばらしい一日となったと思います」