全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.01 4月2日 もてぎ
RACE DATA
■大会名称:2006全日本ロードレース選手権第1戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2006年4月2日(日)
■会場:ツインリンクもてぎ(4.801km) ■観客:8,300人
■天候:曇りのち雨 ■コース:ドライ/ウエット
■周回数:20周(12+8) ■参加台数:39台 ■出走台数:36台
■PP:渡辺篤 (スズキ/1分50秒852)
■FL:秋吉耕佑 (スズキ/1分50秒889)
REPORT
YZF-R1の中須賀克行、開幕戦を5位でフィニッシュ
シーズンオフに、精力的にテストスケジュールをこなしたYSP&PRESTOレーシングの中須賀克行は、予選で1分51秒775を記録し5番手(グリッド2列目)を獲得。
決勝では好スタートをきると第5コーナーでは柳川明(カワサキ)をパスして3番手に浮上。その後トップの秋吉耕佑と渡辺篤(いずれもスズキ)の2人がトップグループを形成。中須賀は、柳川と徳留和樹(ホンダ)と3位争いを展開して中盤に突入。12周を終了した時点で突然に大粒の雨が降り始める。ここでレースは赤旗中断。
第1レースの順位で各車がグリッドにつき、第2レースが行われた。(この第2レースでの結果が正式順位となる)全ライダーは、ウェットタイヤに換えてのスタート。ここでも中須賀は好スタートをきり、オープニングラップを3位で終了。中須賀は3周目、小西良輝(ホンダ)をパスして2番手に浮上した直後の第5コーナーでコースアウトするも、転倒せずにすぐにコースに復帰し、その後に好タイムを連発し5位にまで順位を回復してチェッカーを受けた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 17'16.025 |
2 | 出口 修 | DyDo MIU Racing | Honda | 17'19.276 |
3 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 17'25.484 |
4 | 徳留 和樹 | ホンダドリーム無限RT | Honda | 17'26.999 |
5 | 中須賀 克行 | YSP&PRESTOレーシング | Yamaha | 17'27.448 |
6 | 須貝 義行 | PANTHERA PLOT | Ducati | 17'27.925 |
7 | 亀谷 長純 | Team 桜井ホンダ | Honda | 17'33.059 |
8 | 川瀬 裕昌 | WINS FACTORY | Suzuki | 17'34.325 |
9 | 小西 良輝 | team HARC-PRO. | Honda | 17'37.339 |
10 | 伊藤 真一 | KEIHIN KoharaR.T. | Honda | 17'40.197 |
11 | 山中 正之 | Tele’ウルフマン&ヨシハル | Honda | 17'41.020 |
12 | 畠山 泰昌 | Team IHY B.B | Honda | 17'53.452 |
13 | 手島 雄介 | F.C.C.TSR | Honda | 17'54.315 |
14 | 苅田 庄平 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 17'54.494 |
15 | 高田 速人 | HONDA DREAM船橋RT | Honda | 17'55.259 |
16 | 秋吉 耕佑 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 18'29.150 |
17 | 野寄 真二 | ホンダ浜友会浜松エスカルゴ | Honda | 18'32.825 |
18 | 中村 知雅 | sms東野家中村エンジン研究所 | Honda | 18'50.084 |
19 | 原田 洋孝 | R.S.ガレージハラダ姫路 | Kawasaki | 19'13.011 |
20 | 高橋 孝臣 | MOTOBUM HONDA | Honda | 19'14.498 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 柳川 明 | Kawasaki | 20 |
2 | 出口 修 | Honda | 17 |
3 | 渡辺 篤 | Suzuki | 15 |
4 | 徳留 和樹 | Honda | 13 |
5 | 中須賀 克行 | Yamaha | 11 |
6 | 須貝 義行 | Ducati | 10 |
COMMENT
中須賀克行選手談(5位)
「予選では、結構ミスをしたにもかかわらず好タイムを記録することができ、自信に繋がりました。ドライ路面の第1レースでは、後続の徳留選手を抑えながら、前を行く柳川選手を抜く自信がありましたが、途中から降り始めた雨は残念でした。ウェット路面の第2レースでは、小西さんを抜いてペースを上げようとした直後の出来事(コースアウト)で残念。結果は5位でしたが、今回は予選でも最悪2列目を目標としていたので、全体的にまずまずの出来だったと思っています」
水谷清孝テクニカルディレクター談
「走り出しの木曜日と金曜日は気温が低く、土曜日は気温が上がり、決勝はドライとウェットの両路面になり、色々な事を体験して濃縮のレースウイークでした。もちろん全て今後に活かせると思います。レース経験の長い中須賀選手ですが、吸収力がとても高いので、今後ますます期待して欲しいと思っています」
南次郎監督談(YSP所沢)
「サーキットで見る中須賀選手に迫力を感じますね。今回は17名の応援団を結成してやってきました。みんなグランドスタンド席を降りてコースサイドに陣取って応援していました。中須賀選手はドライでもウェットでも素晴らしい走りを見せてくれました。この調子で今後とも頑張って欲しいと思います」