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中須賀選手、過去4度のチャンピオンを振り返る「2008年」
- 2014年10月28日(火) 12:00
- 事前情報
モトクロスのMFJGPからバトンを受けてからの、ロードレース関連トピックは、中須賀克行選手がチャンピオンを獲得した過去4度のシーズンを当時の写真とともに簡潔に振り返ります。まず初のチャンピオンとなった2008年です。
中須賀克行選手が初めてチャンピオンを獲得することとなったのは、JSB1000クラス4年目の2008年でした。また一度目の三連覇への挑戦をスタートさせたシーズンでもあります。
当時のライバルとその時のマシンは、秋吉耕佑選手(スズキ)、酒井大作選手(スズキ)、山口辰也選手(ホンダ)、伊藤真一選手(ホンダ)、柳川明選手(カワサキ)、大崎誠之選手(ヤマハ)。中須賀選手にとっては偉大なる先輩がひしめく状況。しかし、前年の2007年に初優勝を飾っていた中須賀選手にとっては、ある意味、トップへ上る勝負の年だったのかもしれません。
そしてトップに立つために多くの困難にも直面しました。序盤は2連勝、第3戦も2位と好調にシーズンを進めながら、第4戦、雨のSUGOで転倒リタイアとなりランキング3位へ... さらに、挽回してランキングトップで迎えた最終戦の岡山では、チャンピオンのかかった第2レースで転倒。しかし執念で再スタートし、ポイントリードも大きかったため、ことなきを得ましたが、チャンピオンになるというのは多くの困難が待ち受けているものだと感じさせられたシーズンでした。そして、結果的に様々なアクシデントを乗り越えた中須賀選手は、この年、本当の意味でトップライダーたちの仲間入りを果たしたのです。