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レジェンドから届いた、中須賀選手へのメッセージ
- 2014年11月03日(月) 20:00
- 決勝
昨日、国内最高峰クラス3連覇、そして、5回目のチャンピオン獲得という歴史にその名を刻む大記録を打ち立てた中須賀克行選手に、先輩である2人のレジェンド、平忠彦さんと藤原儀彦さんから、お祝いのメッセージが届きました。2人ともに大きな歓びと祝福、そしてさらなる記録の更新(成長)を期待する言葉を送っています。
平忠彦氏談(1983年、1984年、1985年:GP500チャンピオン)
「文句なしの3連覇です。おめでとう! また、ヤマハライダーとして3連覇を達成してくれたことを誇りに思います。今年は、開幕前のテストでの転倒により、万全の体調でなかったことからシーズン序盤は苦しい戦いだったはずです。それでも、中盤からこの最終戦にかけては、安心して見ていられるレースが続きました。本当に強さの際立つシーズンでした。中須賀選手は、全日本の中で戦略、技術ともに突出したライダーです。これは開発ライダーとして日々最高峰マシンYZR-M1に触れ、実際にモトGPを経験することにより、飛躍的に成長を遂げたからだと思います。同時にマシンの開発やセットアップなど、チームスタッフの献身的なサポートも忘れてはなりません。まさにチーム一丸となっての勝利でもあると思います。今後は、ぜひV4にチャレンジしてもらうとともに、多くの若いライダーのお手本として、これからもさらなる成長を期待します」
藤原儀彦氏談(1987年、1988年、1989年:GP500チャンピオン)
「2010年、中須賀選手がはじめて3連覇へ挑戦した時は、攻めの走りで転倒しそのチャンスを逃してしまいました。しかし、いつか必ずこの記録を達成してくれると思っていました。ようやくこの時が来たという感じです。私も身をもって体験しましたが、3連覇は本当に大変です。速さだけでなく、勝利へのモチベーションを保ち続け、プレッシャーを乗り越える精神的な強さも必要だからです。中須賀選手はその速さと強さを共に備えているからこそ、達成できたのだと思います。本当におめでとうございます。ただ、中須賀選手にはさらなる高みを目指してほしいと思います。モトGPマシン、YZR-M1の開発に携わっていることも含め、もっと速く強くなれるライダーだからです。3連覇に満足することなく、4連覇、5連覇と、さらなる記録を打ち立ててくれることを期待しています」