平田優選手談（予選6位）
「スタートで他のライダーが自分に近づいてきたことで外に膨らんでしまい、さらに1コーナーで前のライダーが転倒して、大きく遅れてしまいました。でも、これは言い訳、自分のスタートが悪かったというのが一番の原因だと思っています。遅れてからはとにかく前へという気持ちになり、少し焦りも出てしまって、全体ではまとめることができませんでした。実際2回転倒しています。でも、公式練習からマシンも、自分のフィーリングも良く、予選もベストタイムは悪くなかったので、あまり心配はしていません。しっかり、今日の反省をして修正すれば、十分に戦えると思っています。事前に楽しみだと話しましたが、やっぱりすごく楽しかったですね。決勝は必ず大変なレースになると思いますが、きっと今日よりももっと楽しめると思います。もちろん、ファンの皆さんも楽しんでほしい。そして最後は一緒に笑いましょう」

田中教世選手談（予選11位）
「公式練習、そして予選と自分が思っていた以上に乗れていませんでした。コースデザインが変更されてからのSUGOが久々だったことも少しは影響しているのかもしれません。前回の広島と比べて怪我も体調もよい状態で迎えていたのですが、ラインも悪く攻めきれていないし、セッティングもはまっていませんでした。もちろん自分自身も調子が悪かったです。公式から予選と、調子を上げていきたかっただけに、やはり残念です。でも、マシンのセッティングを変えるなど修正も進んでいるし、今日の夜、もう一度イメージトレーニングをして、明日の朝、仕切り直します。前回の広島も同じ状況だった訳ですが、それでも決勝は修正できたので、今回ができない訳ではないと思っています。最後は気持ち。強い気持ちを持って、明日は決勝に臨みます」

桂健久談　MS開発部 YZグループ
「平田選手は、スタートでの遅れを取り戻そうと前のめりになっていたことが、2度の転倒に繋がってしまったようです。平田選手らしくないと言えばそうですが、実は調子も良く、ベストはクーパー選手に続く2番手です。さらに明日は間違いなく修正してくれるはずなので、正直心配はしていません。きっと決勝は良いレースをしてくれることでしょう。
田中選手は、怪我の状態は前回から良くなっているのは確かですが、まだ完全ではありません。もちろん乗り込みもしてきていますが、体力だって完璧でないのです。結果は、本人が納得するものではなかったと思いますが、チームとしては、あまり無理することなく走ろうと伝えているし、本番は決勝ですから大きな心配はしていません。本人もそれは分かっているし、すでに修正に入っているので、明日は良いレースを見せてくれるはず。決勝はチームの集大成として好成績を狙いますので、応援をよろしくお願いします」